Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

御柱里曳き祭終了

[お知らせ]拙ブログ5月5日更新記事を7月2日改訂再発行しました。(背景別途)


5月3日に開幕した諏訪大社上社御柱里曳き祭は3日間好天に恵まれ5月5日の建て御柱で終了しました。 当地区デビューの高校生2人も2日目メドデコに乗れ良かったと思います。

【茅野市広報より転載】
初日5月3日は曳行距離約3倍の本宮一~本宮四の4本が曳行されるだけで前宮4本の柱は2日目5月4日からの出番です。 この日に本宮/前宮8本の柱がそれぞれの神域4隅の建てられる位置まで曳き上げられます。

【茅野市広報より転載】
マスク着用、ツアー客なしでも人人人の波、祭り終了後の感染拡大か心配されましたが結局何も起こりませんでした。

【茅野市広報より転載】
御柱祭は諏訪大社の柱建て替え行事で神道宗教色ゼロとは言えませんが、近年極力宗教色を消し去り、『継承すべき地域の伝統文化』と氏子達も観光資源にしたい行政も考えてます。 地元紙では僧侶がメドデコに乗る姿を神仏習合の証として紹介してますが、確かにそれはあるにしても、記者の表面的捉え方で違和感を覚えます。


本番でメドに乗るには当地区若者の様なデビュー組を除けば、前回御柱祭終了後6年前から毎月開催される地区メド会に出席して仲間として認められ、昨年からの準備作業に皆勤して初めて認められる物であり、御柱祭参加の僧侶は宗派にもよるのでしょうが少数派です。

【茅野市広報より転載】
本宮、前宮共に山際に建ってるので最後は登り坂や階段、ここも人力で牽き上げます、メド梃子を鳥居を避けて通過させるのも業の内です。

【茅野市広報より転載】
神域4隅、一の柱と二の柱は社前面、三の柱と四の柱は裏手山の中です。 本宮東側鳥居横から狭く曲がりくねった急坂を登り裏手に回り込みます。 この難路をメドデコ外さず通過させるのがメド衆/梃子衆の腕の見せ所であり、曳き上げるのが氏子達の心意気なのです。

【茅野市広報より転載】
最終日5月5日が建て御柱、半月ほど前の『御柱休め』で6年前建てた御柱を引き抜き、新しい柱用穴整備がしてあります。 先端を切り落として三角形に整形する冠落しの後、御柱四方から綱で支えながらウィンチでワイヤーを引き垂直になるまでゆっくり建てます。

【茅野市広報より転載】
建て御柱中の柱には大勢の氏子が乗り事故リスクの高いイベントです。 前回2016年は本宮一の柱の後片付け、支持綱を外す作業中にお一方、前々回2010年には下社建て御柱でお二方が落下して亡くなってます

【茅野市広報より転載】
前回御柱紹介記事に対し『好きでやってるんだから死んでも・・・』のコメントがありきました。 当地区デビュー若者の様に最初は格好良いからと『好き』100%でも、2回3回と参加するに従い責任や後進指導が増え、『次世代へ継承するこの地域に住む者の義務』の比重が次第に増えます。 筆者は御柱が好きではありませんが義務感で前回総代を務めました。


筆者は今回御柱で引退させて欲しいと思ってます。 次回は78歳、生きてて体動かせて認知症になってなければ長老・相談役の様な扱いになると思います、有難くはないですがね。 


ではまた。

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