運材列車がゆく
信州に漸く秋が訪れ、屋根裏工作環境が改善しましたが一向にその気が起きません。 こんな時は無理せずに流されるのが一番です。
昨年の厳冬期に自室で作った物があります。
◆運材貨物列車を仕立てる
余剰になったトラ55000を使って運材列車を仕立てたのですが、完成後一度も走らせないまま1年半経過してしまいました。 ネタ不足の折なので、物語仕立てにしました。
◆中山平晩秋のある日
晩秋の早朝、午前6時過ぎだと言うのに中山平製材所事務所には灯が灯ってます。 この日は出荷日で発送手続をしてるからです。
8時過ぎ始業、中山平から発送する丸太材をフォークリフトでトラックに積み込み、中山平との間を数往復します。
中山平では野積上屋前に停められた無蓋貨車2両に着き込みます。 貨物ホームがありますが、積載貨物により積み込み場所は様々なのです。
生野から運材貨物列車発車、水田を見下ろす築堤の上を進みます、無蓋貨車10両に緩急車を加えた11両編成です。
小川鉄橋を超えて石垣と擁壁間の雛壇状堤の上を通過中です。 牽引機は長野式集煙装置付D51です。
晩秋の水田の中を進み、中山平が近付き間もなく減速が始まります。
速度を落として中山平構内進入、駅員が立ってる貨物ホーム先に停車します。 当駅で貨物扱いします。
蒸機後部連結器を外し入換作業、駅員の誘導でD51は本線引上げです。 本線引上げは閉塞区間に進入占用するので、閉塞作業を行ったと思われますが、詳しくは解りません。
D51本線引上げ後、貨物側線ポイントを切り替えて後退、荷積みの終わった無蓋貨車2両を連結します。 再び本線引上げし、ポイントを切り替えて後退し元位置に戻ります。
これで中山平到着時11両編成だった列車は13両編成になり、本線有効長ほぼ一杯になりました。 出発信号機が進行表示に切り替われば、汽笛を鳴らして発車です。
ではまた。








