東基台のマイナス標高部
8月25日に連続真夏日が途切れ増ましたが工作再開不能です。 写真撮影しては風景紹介で食い繋ぎます。 前回当社の小川のある風景で、南向きに9時から1時半まで135度、全体の1/3強の基台を50mm低くし、基準面より低い場所を活かした風景製作を紹介しました。
紹介エリアの段々水田から中学校は11時から1時半方向でした。 今回は9時から11時方向の基準面より低い場所活用法です。
小川鉄橋の先はお寺の山で、この山に遮られて小川の流れが向きを変える形になってます。 鉄橋手前は盛土築堤ですが、こちら側は山が迫ってるので、左端に見える水田から石垣が続いてます。 基台コーナー部に三角形の張出しの敷地を作り、小川の河原へ下ってゆく傾斜地にしてます。 石垣は小川へ向かい次第に高さを増します。
山の中にはトンエルが走り、出口には落石止め、ここから1m強は複線状区間です。 鉄橋反対側は線路より低い場所の風景でしたが、こちら側は線路上下方向の風景です。
複線状区間はお寺の山の裾野から始まり平野部に続いており、線路の奥は一段高く手前は一段低く左右に水田風景が広がります。 従来線の全ての水田、減反休耕田1枚を含めた17枚は、中学校脇踏切から中山平駅の間にあり、約4m区間水田風景の中を走ります。
前写真の中山平方、線路奥に鎮守様へ向かう道左右に各1枚、手前も農道挟んで各1枚水田があり、この場所の水田7枚は1水系用水路で灌漑されてるので高さが全て異なります。
稲刈り後水田は表情豊かなので差別化を図ってます、水田がそれほど必要かと思われるかもしれませんが、最低この程度作らないと昭和のローカル線風景になりません。 線路が多く見えるのは駅構内だけ、駅間で他の線路が見える事はまずありませんでした。
小川鉄橋から東基台線路手前マイナス標高に並ぶ4枚の水田を眺めるとこんな具合です。 小川前後の風景が一貫性を持ち繋がる工夫をしました。 では東基台マイナス標高部を活用したのは線路手前だけなのでしょうか。 実は残念ながら、ほぼその通りなのです。
東基台南端お寺の山の中は、400mm高基台に50mm高台を置いて、R315/180度を天井裏スレスレに敷設してあり、基台を50mm低くした意味ゼロです。 手前はR391/30度S字カーブで、緩和勾配とスイッチバック33‰勾配が始まってます。 右上がお寺ユニットです。
つまり東基台の線路奥、農家、水田、鎮守様など全ては、400mm高基台を50mm以上嵩上げして使ってる事になります。
それではあまりに残念なので、設計図になかった物を一つ追加しました、基台が400mm高から450mm高に変わる境界部付近に、小さな沢を作り線路下を暗渠で潜らせました。
その先は中山平から鎮守様へ向かう道の下から流れ出て基台端に達します。 線路敷設面を基準に高低両方向の風景製作は、レイアウトを実感的に生き生きさせると思います。
【水田の中をゆく重連貨物列車】
スタイロフォーム基台でもできる事です。 30mmx2枚または40mm+20mmnの様に2段重ね基台とし、線路より低い場所を作って表情豊かな風景を作れます。 線路より高い場所だけの1 way風景製作や、基準面が歴然としてる埋立地的風景製作を見直してみませんか。
ではまた。







