只見線・飯山線乗り鉄旅 Vol.2
前回週間天気予報で2月13日-15日に冬型が緩み、福島県南部・新潟県・長野県北部が春先の様な気候になると解り、急遽13/14日両日に乗り鉄旅決行を決断した経緯を紹介しました。 13日出発し、新宿到着、食糧・飲料調達で一旦切りました、その続編です。

【タイトル画像】
新宿から乗車する特急『きぬがわ3号』は6番線発車ですが、南口コンコースホーム階段は3/4番線の次は7/8番線で、5/6番線ホーム降り口が見当たりません。 駅員に尋ねると、南口より更に南、新宿バスタ側にホーム降り口があると教えてくれました。
★東武直通特急乗車

【特急『きぬがわ』入線】・・・ホームの場所はバスタの下
新宿駅1-4番線は15連フル編成停車の長いホームで、5/6番線ホームは3/4番線と7/8番線間に割り込む形で、南(渋谷方)にオフセット配置されており、成田エクスプレス・伊豆急乗入特急・東武乗入特急発着ホームに使われてます。

特急『きぬがわ』は6両編成で入線、始めて見る車両で、新型車に興味が全くなく、元籍がJR東か東武かさえ解りません。(東武車両と推定)

【川口付近北上中】
定時に新宿発車、池袋停車後高崎ライン・宇都宮ラインと同じく、旧山手貨物線で田端手前で左カーブし、上野方面からの京浜東北線と合流し、3複線で北上します。 浦和-大宮手前間は、武蔵野線から合流する首都圏迂回貨物専用線が加わり、4複線区間でした。

【東武日光線利根川橋梁】
浦和・大宮停車、ン十年振りに車内から眺める蓮田・白岡・久喜は完全にベッドタウンと化してました。 栗橋駅で乗務員交替運転停車、客扱いはしません。 渡り線で東北本線から東武日光線に乗入、栗橋発車後車掌に野岩鉄道運行情報尋ねましたが、『解りません』との事、万一雪で運休してたら下今市まで引き返し、宇都宮・郡山経由会津若松です。

【日光連山遠望】
栃木・新鹿沼に停車し、新鹿沼先から進行方向左手に冠雪した日光連山が眺められました。 列車は関東平野の縁、冬越支度した水田の中を坦々と北上します。 次の停車駅下今市から先は単線区間、同型車と列車交換、多分上り『きぬがわ2号or4号』でしょう。

【両側から迫る山並】
下今市から先は、平野だった右手にも山が現れ、鬼怒川が削った谷沿いを縫う様に右へ左へカーブを切りながら登って行きます。

【鬼怒川温泉駅ホーム】
12:36鬼怒川温泉駅定時着、この4番線から全方向の列車が発着する様です。 早速駅事務所で野岩鉄道運行情報確認すると、平常運転でホッとしました。 栗橋から東武鉄道運賃精算と野岩鉄道乗車券購入すると、栗橋-西若松間¥4,000でした。
茅野-東京間JR乗車券¥3,410に比較するとかなり割高です、建設費早期回収の為、野岩鉄道キロ当たり運賃単価は相当高いのでしょう。 乗車する東武特急『リバティ会津119号』は鬼怒川温泉以北は乗車券で利用可能、特急券不要で助かりました。

駅舎から駅前広場へ出てビックリ、立派な転車台が鎮座ましましてました。

しかもこの転車台は動態保存で実際に蒸機方向転換に使用されてる様なのです。 『東武のネルソン』として有名だった4-4-0テンダー機で貨物輸送してたのは60年前、動態保存されてるハズもなく、東武鉄道もSLイベント列車運行してる様です。

【SL大樹】・・・東武鉄道HPより
駅構内にも看板ありましたが、土日祝日『SL大樹』『DL大樹』運行と解りました。 でも牽引機C11なら転車台必須ではありませんし、DLには不要です。

【鬼怒川温泉駅転車台解説】
解説板によると、鉄道省三次機関区転車台として昭和8年に誕生し、国鉄時代は芸備線・福塩線・三江線蒸機基地で働き、JR西日本寄贈を受け、鉄道遺産保存と東北震災復興策の一環として2017年3月に移設されたそうです。
『1999年7月に役目を終えた』とありますが、蒸気全廃後24年間もJR西日本は三次転車台をどの様に使ってたのでしょうか? 2023年中国・四国地方ドライブ旅行で備後落合駅訪問の際、転車台が残ってました。 芸備線でSLイベント列車運行してたのでしょうか。

駅前から北方を眺めると、これから野岩鉄道で行く奥日光の山々が眺められました。 更新された只見線運行情報確認すると、2月13日は終日会津川口・大白川で折り返し運転、明日14日は気象条件により遅延・運休可能性有りです、只見町孤立は5日目に入りました。
★野岩鉄道
野岩鉄道は1986年開業、40年前ですが今回初乗車です。

転車台見学して駅舎に戻ると、乗車する東武・野岩直通列車は2番線発車です。 右下にSL大樹看板が写り込んでますが、形式名さえ解りません。 石炭焚いて煙吐いて走る機関車なら形式に興味はなく、『遠い昔のレトロな列車』で十分なのでしょう。

会津田島行『リバティ会津119号』は、斬新なデザインの3両編成でした。 東武車両でしょうか、あるいは野岩鉄道看板列車?、銘板確認すれば解りますが興味なしです。 背骨下部お尻に勾配センサーがあり、16.7‰(1/60)以上の上下は体感できます。 鬼怒川温泉駅から勾配がキツクなり、31.3‰勾配標が見えました、中途半端ですが1/32勾配です。

【新藤原駅】
鬼怒川温泉次駅が新藤原、東武鉄道終点でここから野岩鉄道です。 終端線折り返しホームに新宿-鬼怒川温泉間乗車してきた特急車両が留置してありました。

【鬼怒川上流域を往く】
野岩鉄道区間に入ると線形が一変します、建設年代により最適敷設法が変化したからです。 線路はほとんど直線、駅でない場所はトンネル・橋梁・コンクリート高架が続き、野岩鉄道はメトロ奥日光線の趣で、三陸鉄道リアス線宮古以北と同じです。

【トラス橋からの眺め】
奥日光を進むに連れて雪が増えて来ました。 昔はバスで行くしかなかった川治温泉や秘湯として有名になった湯西川温泉も鉄道で行ける様になりました。 5-6連トラス鉄橋通過中の不思議な光景です。 地形から下に川が流れてますが一面の雪原で水面が見えません。 川の結氷は考え難く、水利ダム湖に積雪した結果かもしれません。

【野岩鉄道山間の小駅から】
湯西川温泉駅の先は、聞いた事もない温泉名の駅だけ停車します。 無鉄道地域の鉄道なので、地域住民の足となる通過する山深い里の小駅もあります。

【鬼怒川源流域の流れ】
鬼怒川を遡る形で進んできた野岩鉄道車窓風景も、チョロチョロ流れる小川になり、分水嶺が近くなってきました。 ココから流れ下って利根川に合流し太平洋に注ぎます。 分水嶺の反対側は阿賀野川水系で日本海に注ぎます。 この後長いトンネル内でお尻のセンサーが下り勾配に転じた事を察知し、サミット越えが解りました。

【会津高原尾瀬口駅】
サミット先が会津高原尾瀬口駅、解り易い駅名です。 尾瀬ヶ原裏口登山道のベースになる地点に設置されてるからです。 60年前は上野・仙台から会津田島行夜行準急『尾瀬』号が金曜・土曜夜に運転されてました。

列車は会津盆地に向けて軽快に下って行きます。 日光側より明らかに積雪が多い車窓風景が続きます。 と言っても目視で積雪量20-30㎝程度です。

【会津田島駅】
野岩鉄道終点会津田島14:09着、ここから先は旧国鉄会津田島線、現在は会津鉄道です。 写真左上の全列車停止標識が目に付きます、この先線路はあっても架線はなく電車は立往生 するからです。 つまり会津田島が電化・非電化境界の駅になってます。
15分の乗継時間に只見線運行情報を再度確認しましたが変化なし、今日で5日間只見は陸の孤島です。 只見の町には公立高校・総合病院がありますから、通学通院は何とかなっても、商品配送が途絶えれば大きな支障が出ます。 県境国道が閉鎖中でも、会津川口-只見間には冬季除雪する県道が通じてるのかもしれませ。〔続編22日更新予定〕
ではまた。