只見線・飯山線乗り鉄旅 Vol.4
旅行記最終回は、新津から迂回ルートで飯山線乗車、帰宅までです。

【タイトル画像】
春の様な暖かさの新津駅構内で信越本線列車を待ってる際、3月14日実施のJR運賃改定案内が構内アナウンスで流れてました。 諸物価高騰の折、運賃値上げは小幅ではなく、10%を超えるかもしれません、只見線再チャレンジするなら、それ以前です。
★信越本線・上越線迂回
新津から電化路線電車で飯山線始発駅越後川口駅に向かいます。

【新津駅構内】
昔は地上駅舎3面6線駅、現在は橋上駅です。 12月2日訪問時は『ばんえつ物語号』のC57遭遇の幸運がありましたが、この日も土曜ですが、運転再開は4月からです。 長岡までは新潟都市圏で新潟-長岡間を4-6連電車が運転されてます。 駅構内に雪の気配は全くなく、『ホントにココ豪雪の新潟県?』と疑いたくなりました。

【押切駅】
10:24新津発、長岡まで50km、1時間の行程です。 複線電化路線の旅は単調で面白くありません。 途中小駅でポイント渡り2番線副本線に入ったと思ったら、6分停車で新潟発上越妙高行特急『しらゆき4号』の通過待ちでした。
長岡が近くなるに従い雪が多くなり、長岡まで10kmの押切駅ではこの有様、新潟にも一里一尺(4km進むと雪が30㎝深くなる)があるのかもしれません。

【長岡駅前】
長岡駅前は掻き寄せた雪がうず高く積みあがってました。 『随分減ったね、でもまだこんなモンか』と地元の方の声が聞こえました、基準は9/10日の豪雪で、この1.5倍ほどの高さがあったのでしょう。 同じ越後平野でも50km違いで降雪量に大差があった様です。

【信越本線接続列車】
新潟からの普通列車は全て長岡止まりです、接続する直江津行は2連ワンマン運転、利用客により最適化してるのでしょう。 昨年末東北旅でも、仙台エリアは一ノ関までで、以北は一ノ関-盛岡間(一部沼宮内行)4連電車が運転されてました。

【長岡駅時刻表】
長岡時刻表によると、直江津方面はほぼ1時間1本、新潟方面はその1.5倍運転されてます。 一方上越線は直江津方面より少なく、1本もない時間帯が3ヶ所あります、乗車列車越後湯沢行は2連ワンマン運転です。 長岡でも1時間乗継で、少々退屈しました。

【越後川口駅】
長岡-越後川口は23km、22分で到着です。 越後川口駅は奥の上越線島式ホームに、飯山線発着ホームが付随しただけの小駅で、越後平野から魚沼地方に入った場所にあり、正に一里一尺で長岡と段違いです。 上越線との間が側線なのか空きスペースなのか解りません。
★飯山線
いよいよ本日のメイン飯山線です、昨日除雪完了し平常運転です。

【越後川口始発列車入線】
3番線ホームで列車入線を待つのは10人少々、十日町方から入線しました、単行キハです。 2連にする必要がないほど乗客が少ないのでしょう。

【発車5分前】
一番前寄りの席を確保しました。 ホーム端に中継信号機があり停止表示してます。 中継してる出発信号機は中継信号機左下70mほど先にに見えてます。 更に雪が積もったり吹雪で出発信号機確認ができない事を想定した設置であり、豪雪路線と解ります。

【上越線下り到着】
発車3分前に上越線下り列車が到着しました。 只見線乗車の場合、小出で昼食摂って乗車予定列車です。 多分只見線に接続する1本前の上越線で1時間前到着したでしょう。 豪雪の小駅で食堂探すの無理だったでしょう。 この列車から3人乗車し発車しました。

【雪壁の中を往く】
雪が深くなるのは十日町から先だと思ってたのですが、越後川口発車直後から雪の壁の中を往く風景が続きます。 レール間が少し溶けてるのは今日の気温のせいでしょうか。

【十日町付近】
その十日町を過ぎて見覚えのある跨線橋を潜りました。

【2023年6月撮影】
東北ドライブ旅行最終日に飯山線沿線を取材してこの写真撮影した場所です。

【信濃川】
飯山線は山の中を走る路線ですが、峠越えは1ヶ所もありません。 信濃川が侵食した谷を信濃川に沿って走る路線だからです。

【越後田中駅】
積雪量は更に増え、1mを越えました。 鉄道駅積雪量日本一の長野県森宮野原駅は後2駅、新潟・長野の県境が近くなってきました。

【森宮野原駅】
前日11:30-13:30、列車2本運休して戸狩野沢温泉駅から当駅まで除雪作業実施した森宮野原に到着です。 長野県に足を踏み入れただけでホッとします。

【積雪記録標識】
筆者小学生頃の記憶は580㎝だったのですが、間違いと解りました。 1945年2月に785㎝を記録した様です、戦争末期の記録です。

【森宮野原駅飯山方】
森宮野原駅出口にトンネルがありますが、その手前は雪崩覆いになってます、切通し場所に雪が吹溜まるのを防ぐ為でしょう。 ここも本線ポイント反位制限速度は25km/hです。 ローカル線ポイント分岐角がキツイのではなく、レール強度が低いからです。

【前日除雪区間】
前日除雪作業したので高い壁を期待したのですが、森宮野原駅前後で大きな差はありませんでした。 筆者居住の中部と北部、同じ長野県でこれだけ違うのは驚きです。

【信濃白鳥駅】
雪・雪・雪、こんな土地に住んでなくて良かったとつくづく思います。 掻いても掻いても降り続く雪、とても体が持ちそうにありません。

【戸狩野沢温泉駅】
乗車列車の終点、戸狩野沢温泉駅着、ホーム反対側に32分接続長野行2連が停車してます。 2023年訪問時は雪に埋もれた左側線に除雪用ディーゼルが留置されてました。

【飯山保存C56の冬姿】
長野行に乗換え発車、気になってた事があります。 2023年訪問時に飯山線脇の児童公園に静態保存されてたC56です、良好とは言えない保存状態でした。 車中からの撮影ですが、ブルーシートで覆い、豪雪の中放置ではありませんでした。

【善光寺平のリンゴ畑】
飯山-長野は50km、新津-長岡と同じ距離で、やはり降雪量が全く違います。 飯山から先で雪はどんどん減り、豊野を過ぎるとほとんど残ってません、間もなく長野です。
★帰宅
県内長野から茅野への帰宅には、東京からと同じ時間が掛かります。 直通優等列車がなく接続が悪いからです。 まず長野で切符手配が必要です。

【2月14日乗車券】
長野着16:49、乗車予定特急『しなの』発車まで11分です。 まず改札で豊野-長野間しなの鉄道運賃¥260精算、自動券売機で長野-茅野間乗車券¥1,980購入、更に長野-塩尻間自由席特急券¥1,200購入と大忙し、ギリギリ間に合いました。

【姨捨スイッチバックから善光寺平を眺める】
特急『しなの』乗車率は7割程度、進行方向左窓側座席を確保できました。 17:15分頃日本三大車窓と言われる姨捨スイッチバック駅を通過するからです。 新型特急車両は25‰上り勾配でも高速運転で、良い画を撮れませんでした。
塩尻25分接続小淵沢行で茅野18:59着ですが、塩尻駅で中央東線上諏訪駅が『しなの』到着を待ってたので飛び乗り、上諏訪で待つ事にしました。 上諏訪18:25着、1番線上り本線でなく3番線着で、その後留置線移動しました。 小淵沢行は上諏訪18:53発で28分待ちです。 岡谷-普門寺信号所(上諏訪-茅野間)は単線で線路容量一杯輸送区間です。

【上諏訪駅1番線 18:35】
18:34、1番線にEF200牽引貨物列車が到着しました、交換待ちです。 18:43、2番線に下り松本行普通列車と3番線に飯田線直通上諏訪行普通列車が同時到着し、18:44,下り松本行と上り貨物列車が同時発車し、3番線飯田線終着列車は留置線に移動しました。
発車した松本行普通列車が隣下諏訪駅で交換し、18:53発小淵沢行きが来ます。 更に岡谷駅で、上諏訪19:03発特急『あずさ』と交換します。 その特急『あずさ』を上諏訪19:04発松本行普通列車が先着して待ってます、という具合です。 予定通り19時帰着でした。

出発前日購入したのは、茅野-栗橋、会津若松-豊野乗車券と、『あずさ』『きぬがわ』特急券で¥9,560でした。 栗橋-会津若松間が¥4,190、豊野-茅野間特急券込みで¥3,440、〆て交通費¥17,190、只見線運休迂回は+¥300で、フリーパスより安上がりでした。
只見線完乗を逃したのは何とも残念ですが、初乗車野岩鉄道・会津鉄道は良かったし、迂回経路を強いられたとは言え、十年に一度の豪雪磐越西線・上越線・飯山線も見応え十分で、満足できる冬の旅でした。〔シリーズ完〕
ではまた。