Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

ビデオゲームに想う事


今回は箸やすめの雑感、フィーダー設置基準の面倒な計測と結果まとめの時間稼ぎです。

【峡谷鉄橋前後はS字カーブ】
今や映像を使ったゲームはRPG全盛、超高精細や3Dも当り前でブログ村マイページに次々と新作RPG事前登録受付中広告が表示されます。 当社想定時代昭和40年代に、温泉旅館卓球台の脇に登場したブラウン管上の球を打ち合うテニスゲームが最初だと思います。

【スペースインベーダーゲーム機】・・・ウィキペディアより
この分野で忘れてならないのがアーケードビデオゲームの草分け『スペースインベーダー』、1978年(昭和53年)に登場し爆発的なブーム、社会現象を引き起こしました。

【同ゲームのイカ型キャラ】・・・ウィキペディアより
筆者が結婚して田園都市線鷺沼で新生活を始めた年で、駅前喫茶店に『ゲーム機導入』の幟旗が立ってました。 1ゲーム100円だったと思いますが数ゲームトライで完敗でした。

【任天堂ファミコン】・・・ウィキペディアより
家庭のTVでゲームのコンセプトでメガヒットしたのがファミコン、筆者が諏訪転居した1983年発売です。 放課後の文化をひっくり返し、トランプやゲーム盤のニッチ市場メーカーだった任天堂(現在のTOMIX程度だった)を収益率の高い巨大企業に成長させました。


RPGの祖と言える1986年の『ドラゴンクエスト』発売は衝撃的でした。 子供だけでなく若手社員が『ドラクエ止められなくて徹夜』と欠伸を噛み殺してました。 シリーズ新作発売日の長い行列風景がニュースで流れ、世代を問わず楽しむ物が社会認知になりました。 

【PCエンジンコアグラフィックス】・・・1989年製
我家のゲーム機導入は一番下の子が5歳になった1989年クリスマス、メジャーの任天堂を選ばなかったのは、『幹線よりローカル線が好き』の嗜好ではなく、NECとハドソンがタッグを組んだこのゲーム機ハードの製造委託を在籍会社が受け、馴染みがあったからです。

【同ゲームソフト『ボンバーマン』】
同時にゲームソフトも幾つか、定番のマリオハドソン版等ですが、一番人気がボンバーマン、多分右が初版で左が発展版だと思います。

【同ゲーム機5分割タップ】
購入直後正月に家族5人同時プレイのサバイバルゲームを行い、恒例行事になりました。 子供達のゲーム機順化は恐ろしく早く、5点先取マッチ結果表が残ってますが、初年度は兎も角、筆者0点で子供達の誰かが優勝、『パパはチョロい相手』と思われてた様です。

【同ゲームソフト『桃太郎電鉄』】
所有ゲームソフトの一つ桃太郎電鉄です。 全国縦断鉄道双六で、2004年-2010年東京単身赴任時に暇潰し用に携行し、片付けてたら引っ越し荷物から上記ゲーム機本体と一緒に出てきました。 電源入れると完動、30年以上経ってもさすがメイド・イン・ジャパンです。

【『桃太郎電鉄』初期設定画面】
ボンバーマンの様なコントローラ高速操作を必要としない双六なので、就寝前にPC2人相手で良く楽しみ、ほぼ確実(絶対だったら面白くない)に勝利する戦略がありました。 それを思い出しながら久し振りにプレイしたら70爺が嵌り、時間ヤリクリに困ってます(汗)

【『桃太郎電鉄』初期設定画面】
倒産しないぞの名前で、10年はドラマ不足、20年は長過ぎて寝不足、3時間少々の15年でプレイしてました。 電鉄会社総資産を増やす戦いで、15年で優勝すると50億-150億です。

【『桃太郎電鉄』スタート画面】
双六マス目には月次決算黒字の青、赤字の赤、カード入手の黄と、土地土地の物件購入できる駅があり、取得すると毎年収益が出る仕組みです。

【『桃太郎電鉄』小倉の物件表】
例えば小倉の物件表、他駅にある田畑農業物件なしですが、収益率の高い外食産業や製造業に交じり、当時の経済状況を反映し炭鉱があり収益はマイナスです。 他にも斜陽の造船所や鉱山があり、赤字我慢で持ち続けるとごく稀に爆発的収益を生むギャンブル物件です。

【『桃太郎電鉄』マルサの女出動!】
稼いだ金で物件購入し金が金を生むサイクル狙いですが、誰かがマルサカード取得し使うと税務査察、マルサの女が入ったビルプレーヤーは全資産25%の追徴課税、不足分は所有物件半額売却で支払うしかありません。 と言って多額の現金所持してると突然スリの銀二が現れ半分スリ取られます。 あちらを立てればこちらが立たず、実に上手くできてます。 

【『桃太郎電鉄』瀬戸大橋付近の貧乏神と天邪鬼】
双六なので目的地にゴールして優勝賞金ゲットが基本、赤字マスを嫌った遠回りや所持金増加にこだわると誰かが優勝した時に一番遠くに居たプレーヤーに貧乏神が取り付きます。 所有物件を半額で売り飛ばしたり高額物件購入等、破産に追い込む様々な悪さをします。


貧乏神を背負わずに一番乗りするかが基本戦略ですが、その解説が目的ではありません。 双六盤はデフォルメされてますが、当時の国鉄の状況を良く表しており面白いのです、例えば上図宇高連絡船は廃止され、岡山から四国入口は高松でなく赤字マス坂出です。

【『桃太郎電鉄』琵琶湖周辺路線図】
湖西線が開通しており、★マークはカード売買所です、サイコロ数が増えるカードには2個の急行から特急/新幹線/5個のリニアがあり、リニア建設計画が公表されてたと解ります。 国鉄路線の他に早く進めるが赤字マス目が多く冬場に越えるのが難しいフェリー航路が千葉-釧路/佐世保と敦賀-小樽間にあり、画面上に敦賀フェリーターミナルが隠れてます。

【『桃太郎電鉄』道北路線図】
最北端目的地稚内には天北線が残ってます、ゲーム的にもループになってないと目的地到達が至難の業になってしまいますが・・・。

【『桃太郎電鉄』青森周辺路線図】
ゲーム発売とほぼ同時の青函トンネルが開通してます。 2-3年発売早ければ青森・函館に連絡船ターミナルがあり、陸奥湾内に青か黄1マス、津軽海峡に赤2マス置いて渡道を難しくしてたでしょうね。 野辺地からの盲腸路線大間線終点はカード売買所になってます。

【『桃太郎電鉄』仙台周辺路線図】
目的地仙台左横駅が山形、左下駅が福島です、右手には実際路線と異なりますが三陸方面の路線があります。 仙台-東京間は常磐線経由12マス、東北本線経由14マスと実物通りの差が付いてます。 仙山線/陸羽西線/北上線は省略、盛岡-秋田間の田沢湖線はあります。

【『桃太郎電鉄』四国西部路線図】
四国目的地は高知だけ、高松/徳島/松山/宇和島に物件購入駅がありますが、予讃本線と予土線はゲームでまず通る人がありません。 宇和島物件には闘牛場があり郷土色豊か、製作者には遊びながら地理を学べるの意図もあった様で、岡山のゆべし餅はコレで知りました。

【『桃太郎電鉄』鹿児島周辺路線図】
最南端目的地鹿児島には鹿児島本線・日豊本線が通じ、指宿枕崎線終点がカード売買所になってます。 ビデオゲームとしては骨董品の初期作品ですが十分楽しめ、最新RPGに嵌る人の気持ちが解ります。 しかし、ビデオゲーム発展と共に人付合いが苦手な人が増え、仮想世界と現実を混同した犯罪が増えたのも事実、楽しければ良いじゃないかでは済まされないと思いますが如何でしょうか?


ではまた

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