只見線の話
昨年末の旅で完乗を逃した只見線(旧会津線)の60年前の様子が、鉄道P誌に掲載されてるので紹介します。 2月実施予定1泊2日旅で、野岩鉄道・会津鉄道・只見線未乗区間訪問を計画してるので、寒い時期の豪雪地域旅モチベーションアップも狙ってます。

会津線に『戦前のままの』と枕詞が付されてるのは、60年前の会津線が近代化の波から取り残されたローカル線だった事を物語ってます。

上野から会津若松への所要時間は現在より2時間長かったと解ります。 また当時進行中のDC化によるスピードアップと旅客列車無煙化適用対象外になってました。

【会津線建設の歴史と将来構想】
会津線は会津若松から南にY字形に伸びた盲腸線で、只見駅終着の会津只見線と会津滝ノ原駅(現在の会津高原尾瀬口駅)終着の会津滝ノ原線で構成されてました。 建設計画では、只見-大白川間建設で小出と結び、会津滝ノ原-鬼怒川温泉間建設で今市と結ぶ路線の一部として、昭和初期から徐々に延伸開業した歴史があります。

【会津川口-只見間開業】・・・過去記事より転載
この記事執筆時点の最新開業区間が会津川口-只見間、ダム建設資材運搬専用線を、国鉄が買収し、路盤強化した上で延伸開業してます。

現在100年前の建設計画が完成し、会津只見線はJR只見線として全通し、会津滝ノ原線は、会津鉄道・野岩鉄道として全通してます。

会津線始発駅会津若松駅構内の姿は、エレベーター・点字ブロック設置を除けば、12月6日訪問時に、ほとんど変わってませんでした。

【全列車がC11牽引】
貨客全ての列車が蒸機牽引、客車はオハ61系です。 C11牽引定数の関係で旅客列車後部に通過貨車連結がありましたが、貨客分離は行われており、客車は蒸気暖房で、ストーブ列車運転は行われてません。(混合列車の定義は論じません)

会津只見線・滝之原線は13両の会津若松機関区所属のC11が担当してました。 客車2-3両牽引路線には入線可能でもC58は充当されなかった様です。

【会津只見線の記述】
現在の只見線表定速度は29km/hで全国1・2を争う鈍足ですが、蒸機時代60年前は更に鈍足の表定速度22km/hでした。 期待された只見線沿線観光開発は『秘境ローカル線ブーム』もあり、60年を経てようやく花開こうとしてます。

当時の終着駅只見駅は、現在は列車交換施設のない駅になってます。 先日12月6日只見駅停電運転見合わせは、信号機やポイント遠隔操作不能が原因と思ってましたが、単純棒線駅なら閉塞・信号機切替・ポイント切替不要で、列車運行に支障がなく、???です。

引き返したw稚児川口駅の先に、只見川を渡る雄大なカーブガーダー橋があったとは知りませんでした。 旅の楽しみが一つ増えました。

【会津滝ノ原線の記述】
会津滝ノ原は尾瀬ヶ原北側アクセス口として知られており、6-8月シーズンには週末に優等列車が運転されてました。 当時会津若松経由の尾瀬裏口利用者は首都圏から少なかったと思いますが、アクセスが大幅に改善した現在は尾瀬観光ルートも変化したでしょう。

会津滝ノ原線沿線も雪が深い地域の様です。 冬季閉鎖されない並行国道がある増すので、会津若松に辿り着けない事はないと思います。

【会津鉄道会津田島行】・・・会津若松駅
昨年末乗車した只見線列車に先発した会津田島行車両にはJR表示がなく、会津鉄道マークとロゴが表示されてました。 会津鉄道は西若松-会津高原尾瀬口間の第三セクター鉄道ですが、今市方面から会津田島まで電化されてます。

会津線沿線住民から当時出ていた国鉄への要望事項は、『スピードアップ』『運転本数増加と最終列車時間繰り下げ』『無煙化』『磐越西線接続改善』『災害不通減少』であり、現在も無煙化以外は継続課題であり、筆者も災害不通の被害者になりました。
ではまた。