Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

チョイ紅葉樹の試作②

昨日は風は冷たくとも快晴、私と嫁さんの車2台を冬タイヤへ交換、約1時間半の作業でした。 例年12月初旬から4月初旬まで、4ヶ月間を冬タイヤで過ごします。


さて、葉を付けてボンド水溶液で固着・色付けする工程にはスタンドが必要です。 パレットとコンパネ端材の従来スタンドは小さく、枝が広がる広葉樹量産に使えません。

①何か手頃な物はないかと見つけたのがコレ、素麺の箱です。
②素麺は製麺してから箱詰めまで2年以上熟成するとは知りませんでした。
③蓋を短くして落し込み、余剰KATO車両ケースx2を瞬着固定しました。
④理論上は6本で1.1mm、車両ケースに1.3mm、1.5mm穴を空けても全く入る様子がなく、ようやく2.0mmで自立し収まりました。 次回から量産は6本単位になります。

葉の材料はフォーリッジクラスター明緑色、丸ではなく長手方向10-15mmのジャガイモ状に千切ります、これで1本分少々、大量に必要です。

最初に2番目の枝分かれ、8本が4本になる部分それぞれに1ピース瞬着で接着します。 従来線に設置したKATO広葉樹キット製作時の手法です、枝先だけに葉を付けるのに比べ樹相を貧弱にしない効果がある様です。

16本の枝それぞれに葉の塊を接着し、18ピースで広葉樹形が整いました。 瞬着とゴム系接着剤双方試しましたが、枝が細く一気に刺せないこのタイプは、タレ・糸引き・匂いの弱点はありますが、硬化時間が長いゴム系接着剤の方が適している様です。

5本葉装着完了です、特に意識しなくても、それぞれ異なる樹形になりました。 ここから着色固着工程に入ります。

フラットアース・クリアイエロー1対2にボンド水溶液をたっぷり加えます。 葉の固着とベース色を整える作業です。

中性洗剤水溶液を吹き、軸を持ち太筆で葉の上下面から全体に浸み渡らせます。 右下が作業前、他が作業後ですが思った以上に差がありません。 色付き過ぎを恐れクリアイエローを使ったのが失敗、イエローで良かった様です、やってみないと解らない部分です。

ベース色を修正する為、イエローを中性洗剤水溶液で薄め、葉先から浸み込ませます、スタンドから抜き裏面からも浸み込ませます、次回から省略できる工程です。

最後に残ったイエローにレッドを足し、中性洗剤水溶液を加えてオレンジ色を作り、葉上面枝先から浸み込ませました。

試作完成状態です。

葉の色が変わり秋の装いになりましたが、「チョイ紅葉」はもう少し色付いた方が良さそうです。 引き続き2ndロット6本を製作し、着色法を検討します。


ではまた。

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