カーブ鉄橋の改造 その2
前回89mmm長デッキガーダー橋1個の桁高2mm短縮改造が終了しました。 今回はもう1個の89mmm長デッキガーダー橋改造からです。
同じ工程なので途中経過省略です。 桁下材切断は慣れて上手くできましたが、桁下材補強貼付け板にタミヤセメント塗って接着する際に手元が狂ってガーダー側面を接着剤で汚してしまいました、塗装でカバーです。
手摺側の桁下材切断も問題なし、ヤスリで1.4mm削るのが面倒になり、ハイパーカットソーでもう一度切りましたが、ヤスリ仕上げの方が接合面が綺麗になる様です。 改造した89mmm長デッキガーダー橋と124mm長デッキガーダー橋各2個を追加塗装します。
最初に緑色を桁下材接合部と接着剤汚れ部中心に軽く吹き、改造してない124mm長にも同じ様に吹きます。 その上から汚れ表現のフラットアースを軽く吹きました。 追加塗装で改造跡が解らなくなりました。
手摺側も同じ追加塗装を行い、改造跡を隠すと共に、ヤスリ作業で傷付けた通路支持板も綺麗になりました。
124mm長デッキガーダー橋2個も同時塗装してるので、接続部で色味が変化する不自然さはありません。 また薄い塗装なので桁補強材リベット等ディテールに影響してません。
改造による変化は、桁下材厚味が約2mmから補強材貼付けで1.2mm厚くなってるだけで、下から見上げない限り解らず大丈夫です。 4連デッキガーダー橋梁が完成したので、次は橋脚の改造です、5本中2本を2mm嵩上げ、2本を半分2mm嵩上げの段差改造です。
嵩上げ材は力が加わらないので強度不要で、プラと馴染み易く加工容易な素材が最適です。 2mm厚手持ち素材はコルクマットしかなく断面ボロボロになるのでNG、プラ材貼り重ねは削るのが大変です。 最適と思われるスチレンボードは3mmしか在庫がなかったので、2mm厚を追加調達しました。 必要量わずかですが線路敷設補助材に使う腹です。
素材端を26mm幅に切断し、橋脚の橋梁支持突起を逃げる8x18.5mm角穴を空けました。
4連デッキガーダー橋両端、89mmスパン用橋脚が一番下の2個で全面2mm嵩上げです。 89mmスパンと124mmスパン接合部用橋脚が半分2mm嵩上げの中段、124mmスパン接合部用橋脚が一番上です。
2mmスチレンボード嵩上げ材の余分は、小型カッター刃でこの様に切り落としました。
橋脚の形状改造終了です。
5本一緒に再塗装しました。 グレー地色にフラットアースとライトグレーのウェザリング吹きで、適度なムラが経年変化表現になってくれます。
設計位置にセットし様子見です。 右端橋脚は東基台段差に接してます、赤ラインで示した県道センターラインの微修正が必要です。
時計回りに4連デッキガーダー橋接合部を見ていきます。 最初は左89mmスパンと右124mmスパン接合部、天面フラットで桁高が2mm異なり、橋脚が2mm段差になってます。 これだけ寄っても再塗装により改造跡は目立たず、接着剤汚れもマスクされました。
124mmスパン同士の接合部は橋梁橋脚共に改造なしなのでオリジナル状態です。 改造前は3ヶ所ともこの形状でした。
最後の接合部は反対側と左右対称形になってます。 こちら側も改造跡は目立たず、デッキガーダー橋改造工作は成功しました。 これでカーブ鉄橋周辺風景製作変更の必要が解消しました、ヤレヤレです。
ではまた。















