Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

著作権に想う事③&湖南電源最終章⑤

まずはようやく出口が見えた湖南電源の進捗状況からです。 ロータリースイッチ配線を修正し各ノッチ最高出力電圧と出力波形確認をしました。

常点灯調整により最高出力電圧が変化するので1.2V調整で試験しました。 ノッチ1最高出力電圧は設計値6Vより若干低い5.87VでOKです。

ノッチ2最高出力電圧は設計値7Vより若干低い6.88VでOK、ノッチ3最高出力電圧は設計値8Vより若干低い7.92VでこれもOKです、徐々に出力波形デューティ比が高くなります。 

ノッチ4最高出力電圧は設計値9V通りの9.02V、ノッチ5最高出力電圧は設計値11Vより若干低い10.85VでOK、デューティ比90%を超えてます。 常点灯1.5-1.6Vでデューティ比100%、出力電圧11V強の設計です。

動作確認が終わりましたので破損した速度計を交換します。 作業中の基板パターン面ショート破損防止絶縁テープは役に立ちませんでした。

新しい速度計に交換し、9V電源と計測端子各2本の配線接続しました。

速度計校正ボリュームを回し速度計表示をノッチ5のLOCOモードで合わせました。 ノッチ1-4は電圧比で低く表示し、EC/DCとLOCOは1.4倍なので全速度域で合います。

動作確認の最後は出力ショート試験、ブレーキMAX、ノッチオフ、常点灯は蒸機を想定し0.7Vに調整しました。 メイン/サブそれぞれの出力をショートさせると安全性保証回路が動作し電源オフでパイロットランプ赤点灯状態保持、電源オフ/オンでリセットします。


★譬え話:Xさんのシチュエーション
著作権に想う最終回は著作権侵害事案法的手段に係る譬え話です。 筆者創作のお話ですが、コレが著作物に該当するか否か定かではありません。

以上の様な経過で無断転載は削除されましたが、警告を半月も無視し訴えられるとなったら削除したY氏のやり方が腹に据えかね、何とかY氏に償いをさせ、ギャフンと言わせたいと法的手段に訴える事にしました。


★刑事訴訟
Xさんは普通のサラリーマンで法律や訴訟に詳しくないので、警察に相談に行きました。 相談窓口係官はXさんの話を聞き『その様なお話でしたら弁護士に相談されたら如何でしょう』と回答、体の良い門前払いです。


Xさんがプロカメラマンで写真で生計を立ててる、または閲覧有料サイト管理人で算定可能な損害を受けたなら別ですが、捜査には人手が必要、趣味ブログ揉め事を検事が立件するハズがなく、些細な問題持ち込むなと苦情言われるだけと警察は良く解ってるからです。

【挿絵画像】
ただし社会問題化してる自殺者が出たSNS上誹謗中傷の様な事例では、一罰百戒的に立件する場合もありますが、これは特殊な例です。 従って刑事訴訟でY氏をギャフンと言わせる可能性はほぼゼロです。


★民事訴訟
警察に相手にして貰えなかったXさんは弁護士に相談する事にしました。 運良く近くで無料法律相談が開催されてれば大ラッキーですが、そうでなければ相談には費用が掛かります、2時間/3万円が相場です。

【挿絵画像】
Xさんの話を聞いた弁護士は実質損害ないなら止めたらどうかと薦めましたが、法的手段を取ると通告し怒り心頭のXさんは民事訴訟手続きを進めると決め、弁護士と代理人契約を締結し、第一ステップ裁判所仮処分申請の着手金15万円(相談料込相場)を支払いました。


★訴訟の長い道のり
刑事訴訟にしろ民事訴訟にしろ告訴には相手の特定が必須です、ブログ名やHNでは受理されません。 Y氏ブログ運営会社とプロバイダーに対しY氏個人情報開示を求める仮処分申請の裁判所提出が第一ステップです。


裁判官は仮処分申請書と事実関係、原告被害状況を確認し申請を認めるか却下するか判断します。 問題の写真が著作物でなければ即却下、歴史資料価値を認め著作物と判断しても、実質損害がなく既に削除されてるので仮処分申請が認められる可能性は低いそうです。 それではXさんの15万円損で話は終わりなので、認められた前提で先に進めます。

【挿絵画像】
ブログ運営会社/プロバイダーが裁判所仮処分に従いY氏住所氏名の個人情報を開示しました、Xさん著作物を無断転載された精神的苦痛に対する慰謝料請求民事訴訟が第二ステップです。 別件で弁護士と代理人契約を再締結し訴訟着手金25万円(相場)を支払います。


裁判所から通知ありますが、この様な民事訴訟で被告が出廷しないのは良くある事で、原告の主張が認められ判決が下ります。 例えば被告は慰謝料として10万円、弁護士費用として5万円、計15万円(相場)を原告に支払えという様な内容です。 日本には米国の様な敗訴側が勝訴側の弁護士費用を負担する制度がありません、勝訴しても差し引き大損です。

【挿絵画像】
大損してでもYさんをギャフンと言わせたかったXさんはこれで留飲下げられるでしょうか?、それがそうとは限らないのです。 Y氏が会社員で会社に知られては不味いとか、個人事業主で信用に係る場合は支払うでしょう。 普通なら告訴前に示談にするでしょうね、X氏が仮処分申請で支払った弁護士費用15万円Y氏負担で告訴取り下げの様な条件です。


一方Y氏がニートや生活困窮者の場合や、自由業や年金生活者で社会的信用から遠い場合、判決が履行されないケースが山ほどあります、失う物が少ない者は強いのです。 民事訴訟判決に従わなくても逮捕されませんし、実質扶養者へ代理支払請求する事もできません。

【挿絵画像】
Xさんに残された手段はY氏財産差し押さえの法的手段、また弁護士費用です。 実質損害が伴わない民事訴訟は、時間と金を掛けて得る物が少ないのが実態です。 と言って著作権を軽視して大丈夫と言ってる訳ではありません、法律は守るべきトラブルは避けるべき、そして他人様に迷惑を掛けるのも避けるべきです。


以上筆者失敗談を含め想う処を「読み物」としてまとめました。 必要以上にナーバスになる必要はなく、守るべき事を守れば怖くない、記事クオリティを高めるには合法的に使える物は使って大丈夫が筆者個人の結論です。 なおこれは筆者実体験とは関係ない創作のお話です、念の為。 何かの参考になれば幸いです。


ではまた。

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