Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

KATO 2021/5月新製品情報に想う事

記事タイトル見て何を今頃と思われるかもしれませんが、毎月発表される数ヶ月先の新製品情報チェックして購入予定組むのは筆者には遠い世界の話、年数回チェックするだけなので周回遅れになってます(汗)

【急行『ろふと』号】
興味があるのは国鉄時代ローカル線だけ、その上車両収集癖ないので平均数百両在籍してる皆さんの鉄道から見ればごく小規模、意味もないので数え直してませんが70両弱です。 KATO 5月新製品には目ぼしい物がないとどこかで読んだので『どーれ』と覗きました。

【KATO HPより】
珍しい事もある物です、形式名も外観も全く馴染みのないJR車両ばかりが通例ですが、5月は丸で昭和の車両祭り、筆者が知ってる形式が並んでます。 これでは物心付いた頃にはJR世代が『目ぼしい物がない』と言うのも解ります。 EF58や151系こだまは60年前ですし、EF64も一番新しい381系さえ国鉄車輛、登場から間もなく50年です。


限られた投資で利益最大化を図るのが企業の使命、例え単月にしてもこの偏りは何故でしょうね。 蒸機別にした国鉄車輛に懐かしさを感じ興味持つのは50代半ば以上と思われ、想定顧客の1/3、その層の購買力が高いとしても5割は超えないハズ、この企画は不思議です。

【2016.08.20更新】
新製品発売に関する雑感は5年前にも書いてます。 『小型化による長編成化』『レイアウト増加』『趣味許容支出額増加』を背景に『実質4倍の趣味支出』で『40倍の車両保有』が新製品氾濫の背景と分析してます。


以降も毎月各社から新製品ラッシュ、一方JR各社が毎月新型車デビューさせてる訳もなく、寝台急行▲▲セットや、◆◆◆系◇◇色とか、EF▼▼XX機関区仕様とか2番煎じ3番煎じが多い昨今の状況を見ると、模型化する車両の種が尽きつつあるのではないでしょうか?。

【KATO HPより】
KATO 5月発売唯一のJR車両も2番煎じ組、月次新製品が1ページに収まらない状態が何年も続けばネタに困るのは当然、コロナ影響が少ない高齢者懐を狙う戦略でしょうか? キハ58パノラミックウィンドは1両あっても良いかと危うくKATO戦略に乗るところでした(笑)


自分が好きな車両をどこかが製品化しないかと待ち望んだのが昔、今は◆◆欲しいけどA社にする?B社にする?です。 出せば買ってくれる需要下支えのコレクターも新味がなければ食欲も湧かないと言う物、モデル化する車両不足は今後益々深刻になると思います。

【KATO HPより】
ところでKATOさん、N国際規格英国型1/148を守ってますね。

【KATO USA HPより】
米国では現地法人KATO USAを通じNとHO米国モデル販売してます。 Nは1/160軌間9mm、HOは1/87軌間16.5mmです。 そこでチョイと気になり『KATO』『Europe』と『KATO』『UK』でググって見ました。

【KATO英国販売代理店(推定)HPより】
やはり世界連結売上高わずか55億の中小企業KATOには自前欧州現地法人は無理で、英国で販売代理店契約してるとみられるGaugeMaster社(模型店)がヒットしました。 上は大陸モデルで1/160、下は英国モデルで1/148、双方共に国際規格の正統なNゲージです、目が肥え規格に厳しい海外でインチキモデル販売できませんからね。

【KATO HPより】・・・このEF81は1/87?
一方HO国際規格は1/87スケールを意味します。 16.5mm軌間を走る日本型1/80 16番のHO詐称は何故ですか? 製品品質良くてもレール同じだからHOではゲージやスケール語る資格なし、猛省を促します。 日本は規格管理団体もメーカーに物申すユーザー団体もないからこの様な出鱈目が罷り通ってます、国内ユーザー甘いからと舐めてるのでしょうね。

【英国Hatton社HPより】
余談ですが『KATO』『UK』検索でPecoレール調達先Hatton社が引っ掛かり、覗くとスーパーおおぞらとカプラー1個紛失北斗星中古品が載ってました。 注目すべきは左上スケール欄、OO(ダブルオー)、O、Nの3種でHOはありません、鉄道発祥英国の軌間16.5mmはHOでなくOO1/76なのです。 16番1/80は英国と米国の間を取った日本独自規格です。


ではまた。

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