Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

謹賀新年 図解鉄道模型入門から②

コロナに始まった未曽有の2020年が終わり2021年の幕開けです、皆様にとって幸多き年である事をお祈りします。 本年もよろしく!です。

さて今年の目標ですが、レイアウト建設関連は延伸線北基台西端の雪崩覆い/県道トンネルから時計回りに風景製作を進め、最低北基台完成、東基台可能な範囲での製作進捗です。


もう一つの趣味俳句は、昨年2月入会俳句結社特選を複数回取る事、40句/2000句しかも全国区クラスベテラン揃いの超難関ですが、昨年ビギナーズラックで2回特選に入りました。 こうなると面白くなるし欲も出てきます、「才能あり」何て自惚れず精進します。


さて正月特別企画は先日紹介した『図解 鉄道模型入門』続編です。

N標準お仕着せカプラーがアーノルド型になった経緯は知りませんが、精巧な現代N車両には全く似合いません。 半世紀前16番標準はベーカー型で、垂れ下がったカプラー錘兼開放アームがブレーキホースに見えるという意見もありましたが巨大で似合いませんでした。

【16番用ケーディーカプラー天賞堂オシ17】
少々小振りで絶縁不要プラ製X2Fもありましたが実感には程遠く、実感重視には高価なケーディー(Kadee)カプラーしか選択肢がなく、筆者も数セット所有してました。 現在はKATOカプラーN使用してますが形状まだしも、写真撮るとその巨大さにガッカリです。

N駆動系はモジュール販売されてますが、ほとんどの方はブラックボックスとして扱ってると思います。 当時は駆動系設計・組立・調整が100%製作者の仕事で、電気知識だけでなく機械知識も要求されました。

鉄道模型用モーター種類と使用上の注意点解説で、ここから学んだのはウェイトの重要性でした。 縦型モーター軸をハンマー叩き出しで両軸化(こんな乱暴な工作法がTMSで紹介されてました)し、1段ギア減速スプリングベルト駆動系を自作しキハ20に搭載しました。

【『鉄の履歴書』より転載】
高校時代には構内入替用凸型小型DL設計図面を引き、キャラメル型モーター改造の超小型自作モーターを製作しました。 モーター完成だけで車両は完成しませんでしたが。

集電と極性反転で進行方向が反対になるのは中学生でも理解できました。 鉄道模型の興味から電気知識を習得し、その後の進路に影響したと思われるかもしれませんがさにあらず、団塊・受験戦争時代には理系が就職に有利で食いっぱぐれないと言われてたからです。

当時でもパワーパックは作る物でなく買って使う物でした。 バイト代で購入したと思いますが小型1CHとレイアウト建設に備えた3A/2CHを所有してました。 小型品はTMSに載った脈流運転SWを付けスロー運転可能にしてました、脈流とは半波整流50HzPWMです。

中学生に一番難しかったのがギャップとフィーダー設置法でした。 ポイント構造理解してどことどこが導通するか解っても基礎知識は中学理科だけです。 解説もこの場合はこうする式で原則は書いてない、右下リバース有効長延長法もこんな事もできますよ程度です。


完全選択式はこの知識ほぼ不要なのでTOMIXで鉄道模型始めたら逃げられず、導通・切替不良に悩まれ続ける運命背負い込みます。 TOMIXはスペース効率が良くプラン自由度が高いですが、失う物が大き過ぎます。 それに『ほぼ』であって『完全』じゃないんですよ。

【公開2年半以上でBEST10入りの拙ブログ記事】
この記事アクセスはTOMIXからKATO/Pecoに乗り換える為の必要知識習得が目的と思ってました。 続編アクセス半数なので真面目な学生さんは半数、半数はTOMIX2電源レイアウトでショート事故発生して訳が解らず、手掛かり探しで辿り着いた様です。 TOMIXでも複数電源はギャップが必要になる場合があり、完全選択式は電気知識不要の魔法の杖ではありません。[この項完]


ではまた。

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