Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

重連貨物 鉄橋をゆく

『生野駅貨物待避線』でD51ツーショット撮影をしたので、久し振りに重連貨物列車を運転しました。 峠越えに挑む峡谷鉄橋付近のシーンを紹介します。

ループ線を登り鉄橋に差しかかる情景です。 保線小屋が列車を隠さず、峡谷奥背景の山を見せるには、小高い丘の上から見下ろすこのアングルしかありませんでした。 静止画なので音は望むべきもありませんが、せめて煙を吐いてくれたら良いのにと思います。

夕景になると照り返しと影、光の強弱により、地形・建物・車両の凹凸が強調されたり、逆に闇に沈んでディテールが曖昧になったりします。 このエリアは風景製作に熱中し、完成時の撮影アングルや撮影ポイントへの配慮が欠けていたと反省しています。

鉄橋を渡り切る前の一瞬を、線路と同じ高さから狙ってみました。 背景の山に替わり、峡谷内部を見通せるようになりますが、重連蒸機を主役にするのは難しいようです。

夕景は鉄橋自体が反射で表情を変えます、蒸機の存在感も高まるようです。 鉄橋反対側からは撮影不能なので、どの様に重連貨物列車を見せるかは難しいテーマです。

鉄橋手前のループ線で重連蒸機をクローズアップしてみました。 迫力は出ますが昼間のの蒸機は「黒い塊」になり易く、照明を工夫してもこの程度が限界です。 もっとも、記憶の中でも蒸機は「黒ずんだ塊」であり、音・煙・匂い・振動がセットになって「らしさ」が出てくるのだと思います。

照明の工夫ついでに夕景も撮影しました。 ディテールが浮かび上がります。

もう一つ、赤味を帯びない照明を、更に低い位置から照射するとこんな映像になります。

日の出直前の朝の風景に見えないでしょうか?


ではまた。

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