Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

河岸段丘ユニットの製作①

シナリー重視を標榜する当社延伸線最初の製作が線路のない河岸段丘になったのは、らしくて良いと気に入ってます。

【見頃を迎えたアヤメとハナちゃん】・・・5/20撮影
彼女にとって庭は遊び場であり狩場、この春6羽の幼鳥が犠牲に・・・本能ですから。

現場が狭いのでベース上に製作し完成状態で定位置設置します。 ベースは4mm/6mm定尺材調達時の4mm板余材です。 このユニット化は従来線でも採用しました。

【生野市街地北ユニット】
生野市街地は鉄骨奥で屋根も低く作業不能、南北と町役場3ユニットにストラクチャ/道路をユニット化し完成させてから定位置に設置する方法で製作しました。 この北ユニットは1区画10棟ストラクチャと駅前大通りの集合体です。

【同上夜景】
南/町役場も棟数が少ないだけで同様、個別設置したのは交差点と生野公園だけです。 空地や植樹も一体、照明配線1本化、切れたらブロック全体停電です(笑)

県道トンネル先まで500mmユニット化するとベース寸法が不足し、不要部分を切り取って延長します。
切取り部分を継ぎ足し1x4材木っ端で接続します、1x4材の18mm厚を谷筋パーツ段差にします。
河岸段丘下部形状をケガキ、県道トンネル奥側の逃げを切り欠きました、これらの切り欠き部は後で稜線として利用します。
定位置セットして県道トンネル奥が背景板と干渉しない事を確認しました。 手前に4mmスペーサ入れ奥へ8mmの下り急勾配にしても大丈夫です。

1段目谷筋パーツ取付台座1x4材をトンネル干渉を避けて接着します。 何しろ資材置場設置しても使い切れない不要1x4材があるので材料に事欠きません(笑)

谷筋パーツ製作用型紙をKATO両渡り線台紙から作りました、岩稜下部より3mm内側サイズで、岩稜パーツが嵌るスリット位置を不規則間隔にケガいてあります。
パーツ素材は当社標準0.8t板紙、商品名板目表紙です。
型紙を使って形状切り出しスリット追加します。
谷筋をこれも不規則にV字型に切り込みます、後で追加も可能です。

台座1x4材に1段目谷筋パーツをボンド接着します。
2段目台座を接着、不要材なので惜し気もなく使えます。
2段目は1段目の5mm内側、型紙を5mm小さくした谷筋パーツです。
台座にボンド接着して2段目完成です。

段丘が高く後退するに従い県道トンネルとのクリアランスが少なくなります。 設計図面から県道トンネル位置/角度を基台上に転記する事にしました。

手前Xが県道基準点奥が入口、3番目が可能ならもう少し下げたい位置マーク、下げると背景板と干渉すると解り、背景板/背景画右方向を15mm切除しました。

県道トンネル前後位置自由度確保して3段目台座を貼り、更に5mm後退させた3段目谷筋パーツを接着しました。

谷筋パーツを切り出した板紙残りで岩稜パーツを作ります、各段スリット位置と後退寸法目安をケガいてあります。
背の低い奥側岩稜パーツ2枚切り出し完了。
終端面岩稜パーツと一緒に取り付け、谷筋パーツ交点をボンド接着します。
単調作業の繰り返し、やっと半分岩稜パーツ7枚取り付けました、岩稜パーツ6枚目から谷筋パーツ4段になります。

ここから先は県道トンネルクリアランスが少なくなるので、台座も谷筋パーツも現物合わせの製作です。 ここで県道トンネル照明給電用φ10穴をベースと基台に空けました。

再び単調作業で谷筋パーツと岩稜パーツ組立完了、ビル廃墟の様です。
定位置に置き県道トンネルをセットしました、段丘がこの高さならトンネルがあって不自然でないと思います。
左端川下側に背板を付けました、右端には背板取付用1x4端材を接着しました。
残り部分にトンネル逃げを付けた背板を接着します、背板も0.8t板紙です。

正面から見るとこの状態、背板が製作風景と背景画の境界になります。 奥の小さい背板は接着面に合わせ上部をカットしました。

トンネル干渉しないベース端に端材で谷筋パーツ4段目と同じ高さの柱を立てます。
この柱を使いユニット天井になる板紙を貼ります、4段目台座には天井貼りスペースを残してあり、天井は4ヶ所接着で水平になってます。
ベース切り出し余材を使い段丘上地形の稜線パーツを取り付けます、河岸段丘上は隆起前の谷底平野なのでなだらかな地形です。
梱包用布テープを稜線パーツ間に張ったり弛ませたりして掛け渡し、地表面を作ります。 今回製作エリア背板余分をカットしました、奥から手前に高くなる地形です。

【製作中のループ線トンネル山】
これは従来線製作採用方式で、この上にプラスタークロスを被せて固め地表製作します、地形製作準備が整いました。


ではまた。

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