Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

給水給炭施設について

子供の頃、機関車と言えば蒸気機関車の事でした、SLの呼称は第一次ブーム後です。 無煙化は遠い昔の44年前、でも復活蒸機イベント列車の人気は高く、レイアウトの世界ではターンテーブルに扇形庫を備えた機関区を製作される方が少なくありません。

その代表として『がおう☆』さん湖南総合運転所中央駅を例示させていただきました。 筆者理解は、左下と終端機廻し線がある中央駅1番線(非電化支線発着線)反対側図外の3線機関庫が湖南第一機関区、蒸機/DLの溜り場で除雪車両も似合います。 そして左上が湖南第二機関区ELの基地、昭和40年代大規模駅のモデル化です。


図に記入されてませんが、機関区付属施設としてターンテーブル出庫線に給水塔給炭台、その周辺に詰所群が建ち並び機関区の雰囲気を盛り上げると想像してます。

当社生野駅にも峠越え補機基地の小規模な機関区があります、守屋機関区管轄の機関支区です。 ターンテーブルはなく、機関庫と給水給炭施設、機廻し線だけです。 峠越えは前補機、帰りは逆推進後補機か単機回送という例は実際に多くあったからです。

【TMS1963年4月号より】・・・2017.05.16更新
関西本線・草津線分岐駅の柘植機関支区はターンテーブルがありましたが機関庫がなく、小規模機関区では設備も様々でした。

【同上】
ただし小規模でも水と石炭なしで走れない蒸機には給水給炭施設が必須でした。

【トミーテック給水塔・給炭台A】
建設時、給水口付きトミーテック製品も魅力的だったのですが・・・。

【KATO給水塔・給炭台】
最終的に配置自由度があり、付属品が多いKATO製品を選びました。

【生野駅機廻し線】
シールチューンとウェザリングだけで設置してます。 ところで50-100km走行毎に必要な給炭は給炭台で行われましたが、20-30km毎に必要な給水は給炭と同時だけでは不十分でした。 例えば生野到着本務機にも停車中に給水が必要なのです。

【トミーテック給水塔・給炭台B】
KATO製品はレンガ基台内で表現省略されてますが、給水塔単体で一番デキが良いトミーテックBタイプにはタンク下部に給水パイプが付いてます、給水パイプは駅構内地中に配管され、機関車停止位置付近の給水栓(正式名知りません)から停車中蒸機へ給水可能になってました。 線路間地表に給水栓がありホースを伸ばして給水する駅もありました。

【生野機関支区給水給炭施設】
KATO給水塔は給水口がないので給炭台後部に給水栓を自作設置してます。 プラ部品ランナーの柱とアーム、段付棒の支持装置、ラダーと極小ビスのバルブ、熱収縮チューブの給水ホース、トラ縞シール貼りのお手軽工作ですが、それらしく見えます。

【1番線給水栓】
1番線ホーム先端に本務機用給水栓があります。 話が脱線しますがマニアには知識豊富な部分にこだわり、そうでない部分はアバウトで気にならない面白い習性があります。


筆者の場合、線路配置や水田など風景にこだわり、車両仕様などはらしく見えれば良いという具合です。 多分これは筆者が鉄道旅からレイアウト製作の道に入り、車両・模型・鉄道写真から入ってないからだと思います。 入口や方向性は異なれど、レイアウト製作の大事業に取り組む仲間と交流できるブログは、貴重な場だと感じてます。

【3番線給水栓】
峠越えを終えた上り本線ホーム先端にも給水栓があります。 地方急行停車駅に見られた嵩上げホームも、見馴れた『鉄道旅の風景』だったのでこだわりました。


★半世紀の誤解
昨年設計製作(仮完成)した倉元駅木造機関庫関連更新を見て???となった読者が居たと思います、今回記事考証で中ヌケ40年、半世紀前からの誤解が判明しました。

『機関車駐在所』と書いてます、正しくは『機関車駐泊所』です。 北海道で見た4110とE10を取り違えるくらいなので怪しい物ですが、古い鉄道雑誌に載った奥羽本線雄勝越え院内機関車駐●所を『駐在所』と覚え込んでました。 その後▲▲駐泊所と聞いても、双方の呼称があったと信じ、今回『駐泊所』しかなかったと知りました。

その調査過程でこんな製品があるのを知りました。 HOナローでスケールは異なりますが、筆者が目指す『倉元機関車駐泊所』の雰囲気にそっくりで欲しくなります。


この最小規模の機関車基地に必要なのは給水施設と詰所だけです。 機関庫や給炭施設は必須ではありません、次回倉元駅の給水施設について構想をまとめます。


★反響に驚いてます
『不自然なブログ』更新から1週間経ちました。 最近の拙ブログは更新1週間で最大値300-350、400超えはホームラン、2週目は平均220-230で、『熱心な読者』に『まとめ読み』『拾い読み』を加えると500人以上の読者、大変感謝しております。

【2019.03.25夜 拙ブログ週間アクセスランキング】
1週間目を迎えて過去最高の場外ホームラン、続編も快調にアクセスが伸びています。 通常600前後の週間INが840に上昇したのは読者賛意の表われ、でも拙ブログもINが多く不自然になっちゃいました(爆)


ではまた。

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