Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

諏訪大社御柱祭 開幕直前レポート

一昨日3/30に「木造り」が行われました。 8本の柱それぞれに千人近い氏子が集まり、メド(V字型の角)を製作し、御柱に曳行用綱及びメドを取り付ける穴の加工をする作業です。 平日ですが、御柱となると何を置いても駆けつけるのがこの地の風習です。
3/31(平日です)、山出し祭を翌々日に控えた八ヶ岳山麓綱置場の様子を紹介します。

木造りが終り、メドを外して養生してある御柱です、この形が一般的です。 現場は人家が絶えた広大な八ヶ岳農場の中を走る道路脇で、8本の御柱が約300m間隔で縦1列に並んでいます。 観光客の女の子が御柱に跨って記念撮影していました。 木造り終了から山出し祭開催まで2日半、60時間を交替で御柱を守るメド衆達の姿が奥に見えています。

この御柱はメドを取り付けたまま養生してありました。 初日朝の作業手間を省いた様にも見えますが、それぞれの地区に伝承されたやり方があり、何とも言えません。

綱置場脇の垂れ幕です、『奥山の大木 里に下りて 神となる』、御柱祭の性格を表すフレーズです。 寅年と申年の7年(目)毎に、氏子が氏神諏訪大社の神域を示す柱を建て替える、千年以上続くと言われる文化です。

この御柱は前日の木造りで作業が終らず、緊急招集があった様です。 300人程の担当者が集まり、木造り作業を続けていました。 左側にとぐろを巻いているのが曳行用綱で、綱置場と呼ばれる由縁です。 右上に蓼科山(標高2531m)が見えています。

こちらは午前中に木造り追加作業を終え、試し乗りをしていました。 実際にメド衆を乗せて練って(左右へゆする)メドの勘合やクサビの具合を確かめていた様です。

観光客用ノボリ旗が約2.5kmの道路脇に並んでいます。 ゴールデンウィークへ向け多くの観光客がこの地を訪れます。


ではまた。

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