Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

PWM電源後方HLチラツキ対策

制御盤パネル組込部品には、高機能電源基板実装部品に加え、ディレクションスイッチが含まれます。 と言う事は後方HLチラツキ問題を先に片付けなくてはなりません。


★余談:異常少雪
今シーズンは記録的な少雪です、気温も高目で氷点下二桁があったかどうか、こんな冬は35年暮らして始めてです。 諏訪湖の御神渡りも期待できそうにありません。

【今シーズン初それなりの降雪】・・・1/22
1/2に2-3cmの初雪で1/22が2回目、それも5cmほど、当地は2-3cmでも雪かきします。 何でこれっぱかしの雪で雪かきするの?と豪雪地帯出身者が驚きます。 新潟では10cm未満は踏み潰すだけ、雪かき目的が通行路確保だからです。

【アイスバーン道路】・・・1/23
雪かきしても陽の当らない場所はカリカリのアイスバーン、しなければスケートリンクの様な氷の層になります。 気温が低い当地の雪かき目的は危険防止なのです。

【敷地北側】・・・1/23
例年この時期はここに屋根から落ちた雪が70cm~1m積み上ってますが今年はこの通り、スノーダンプも出番なし、でも雪かき重労働が少ないのは助かります。


1.SBM1045VSSの効果確認
では本題、確認するには部品がなくては話になりません。

かくして今年最初の秋月部品調達になりました。

いずれ湖南総合運転所様へ納入する電源使用部品を一緒に手配しました。

後方HLチラツキ対策用のSBM1045VSSは容量10A、解っていてもデカイです。

現在のディレクションスイッチ裏には、1N4007に予備実験用SD103Aを並列に半田付けしてあります。 基板実装でも回路図的に同じですが、逆起電力保護ダイオードをここに付けたのは高周波ノイズ対策は発生源に最も近い場所の原則に従ったからです

SBM1045VSSに付け替えました、基板実装には気が引けますがここならOKです。

【対策前1N4007】
当初最大ピーク-5.4Vもあった逆起電力ヒゲが後方HLチラツキ原因になってました。

【予備実験SD103A】
予備実験のSD103Aは、逆起電力ピークが-5.4Vから-3.8Vに改善し、低速走行及び定速走行チラツキが解消し、速度変化時のみフワッと点灯する状態に改善しました。

【対策後SBM1045VSS】
SBM1045VSSは更に逆起電力ピークが-3.8Vから-2.9Vに改善し、実用上問題ないレベルになったのでHyper-G最終仕様に決定しました。 でも本音は低損失でLレベル-1V未満、ピーク-2V以下への劇的な改善を期待してたので、少々ガッカリです。


また、1秒で3V⇒8Vの様な急激な速度変化させるとまだフワッと点灯が確認され、電圧変化時のコアレスモーター逆起電力が非常に大きい事が解りました。


2.蒸機常点灯性能再評価
では最終仕様でKATO蒸機常点灯性能がどうなるか再評価しました。

【0.7V最大常点灯の長野式集煙装置付D51】
常点灯域が0.5V~0.7Vと狭く、0.8Vで微速前進始めるのは変わりません。 新型D51はこの程度なのでこんな物かと思えますが、客車列車牽引時の輝度不足が心配です。

【Hyper-G本体と高機能電源常点灯制御特性】
もう一つ心配が・・・、評価用Hyper-G本体常点灯制御特性は上図直線で何とか調整可能でしたが、高機能電源は立ち上がりが早い特性に変更しており、0.5V~0.7V調整が難しくなりそうです。 こちらを立てればあちらが立たず、中々一筋縄では行きません。


これで制御盤パネル部品組込可能になりましたが、後方HLチラツキに関連する追加実験を行いましたので次回まとめます。


ではまた。

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