Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

露太本線の晩秋田園夕景

今日から11月、やせ我慢を止めてストーブ解禁です(笑) 最低気温が2-3℃まで下り、テラスに出してた観葉植物は夜間室内避難が必要になりました。 さて、今回はこの季節にちなみ、レイアウト晩秋田園夕景を新撮写真で紹介します。
更新して朝食後一服しにテラスへ出たら、天水バケツに薄氷が張ってました、寒い!

【仕舞い畑に積まれた稲わらとわら塚
ワラボッチで乾燥させた稲わらを、収穫が終り整地した畑へ運び、荷下ろしして一部裁断した情景です。 陽が傾き今日の仕事はここまで、用具を小屋に片付け帰り仕度です。

【稲わら粉砕機】
10/26更新記事写真で使われてた稲わら粉砕機はこのタイプで、価格20-30万円です。 いつ頃から使われ始めたか知りませんが、想定時代になかったのは確実です。

【稲わら裁断用具】
当時使われたのはこのタイプです、知人が所有しており毎年末その年に収穫した稲わらで正月松飾りを手作りする際に使用経験があります。 写真は現在製品でカラフルですが、もっと無骨で機能一点張りのいかにも「農具」という感じの用具です。

【ワラボッチ片付け途中の水田】
想定時代に乾いた稲わらを裁断する作業は、粉砕機ほど細かくしないにしても非常に手間のかかる重労働だったと思います。

【ワラボッチ搬出中】
こちらでは今日最後の積み込み作業を始めるところです。

【裁断した稲わらが帯状に積まれ、すき込みを待つ水田】
農業機械化先駆けは昭和20年代に登場した発動機、30年代に耕運機が普及し想定時代は軽トラが農村風景になりました。 耕運機や小型トラクターですき込み作業してた一方、牛馬ですき込みや田起こしする風景も旅先で見られ、新旧渾然一体の時代でした。

【稲わらすき込みを省いた水田】
高度経済成長前期に多かった出稼ぎが次第に減って兼業農家が増え、この水田は手間ヒマ掛けず、乾いた稲わらを裁断しないまま撒き散らし冬を越す様です。

【減反割り当て水田】
昭和45年開始の減反はそれまでの食糧増産から180度の大転換でした。 日当りや地味、耕作効率の悪い水田が休耕田になり、転作奨励金が支給されました。 これは蕎麦の転作をイメージして作ったのですが、あまりそれらしく見えませんね。

【もろこし畑】
茎の太いモロコシは夏の収穫後抜いてそのまま放置、枯れて朽ち果てるにまかせます。 春先に野小屋の稲わらと一緒にすき込み土作りします。

【冬野菜の畑】
水利があり畦を築いて保水できる土地は水田(収益性が高いから)、それができない土地が畑でした、ここは傾斜地でないので水利ですね。 晩秋は白菜や大根が育つ季節です、玉ねぎやニンニクはこの季節に植え、冬を越して翌年初夏に収穫します。

【峡谷鉄橋を渡る】
レイアウト風景ですから最後の1枚くらい車両を登場させましょう。 谷奥に向かい傾斜する天井板にカメラを押し付け、普段見る事ができないアングルで撮影しました。 深い谷に架かる長い鉄橋は、スイッチバックと共に是非実現したい風景でした。


★夕景撮影照明

【自作夕陽ライト】
今回の写真撮影には自作夕陽ライトを使ってます。 白色/電球色/オレンジ色差しのLED混合光源です。 明るさ/照射角度と方向で光と影の演出ができます。

【『夕景のススメ-2』より転載】
4個直列接続で抵抗120Ω1/4W、最大出力14.5Vで20mAです。 50-70%輝度で十分な照明効果が得られます。 これが6セル、全部でLED72個、最大7Wの照明です。


★季節は巡る

【10/30撮影】
ここのところの朝晩の冷え込みで、庭のカエデの先端が色づき始めました。 今年の冬は暖冬傾向だとか、ならばありがたいです、ホント歳取ると寒さが堪えます。


ではまた。

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