Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

テープLED室内灯④先行組立確認

完成した「露太本線仕様テープLED室内灯モジュール」を先行組立確認します。 ブリッジダイオードの様にまとめて作って後でアチャーとならない為です。


7.先行組立確認
7-1.オハ35近代化更新車へ組込み

オハフ33近代化更新車屋根裏にモジュールを両面テープで貼りました。 6灯LED位置が約7mm右に寄ると室内と均等になりますが、集電シュー位置が難しくなります。 先行確認でNGになれば集電シュー構造を変更しなくてはなりません。

車体下端から集電シューまでの計測結果は13.5mmでした。

通電バネが乗る床板厚さは0.8mmです。

通電バネ高さ6.7mm、0.8+6.7=7.5(mm)で集電シューまで6mm不足と解りました。 バネ撓みと信頼性を含め6.8~7.2mm通電バネを延長する方法を取ります、幅を持たせたのは当社工作精度により、「気持7mm」の意味です。

室内灯換装で外したブリッジダイオードなし、逆方向4組8灯式自作室内灯です。
半田付けを外して分解、LEDは保管します、廃物利用するのはΦ0.8mm真鍮線です。
KATO通電バネを切断し7.0~7.5mm延長位置にテープ仮固定します、寸法ミスは修正しましたが掲載写真撮り直しを忘れました。
小さな部品で熱の回りが早く難しい作業でしたが何とか完成、バネ先角度調整で基準寸法に収め車体に組んで一発点灯、突っ張って下回りが浮く事もありませんでした。


7-2.点灯輝度試験
オハ35系近代化更新車新旧と、明るさ基準になるキハ52の3両で比較しました。

常点灯想定の1.0Vで旧オハ35の点灯確認・実用外より明るいのは当然ですが、キハ52と同等か少し暗い狙い目に対し、キハ52よりワンランク明るい結果になりました。 気になってたLED位置による車内輝度均質化はまずまずで色味もOKでした。

キハ20改造テープLED試験車は330Ωで良かったのに何故?と思いながら走行時想定6.0Vを確認すると、ここもキハ52よりワンランク明るくピッカピカ、大都市近郊私鉄車両にしても明る過ぎ、車両右側の水田を照らしてます。


キハ20は最初1kΩで暗く330Ωにしてバランス取れたのに、オハ35は330Ωで明る過ぎ1kΩに戻す、そんなバカなと思った時ハッと思い当る事がありました。

室内パーツの色がKATOオハ35/キハ52の白色に対しTOMIXキハ20は青色で反射率が低く同じ照明条件で明るさがワンランク下がっていたのです。 いやーっ、先行組立確認して良かった~、全車330Ωにしてから気付いたら正に『アチャー』でした。

天井に貼り付けたモジュールを外し、色味調整マスキングテープを剥がして330Ωチップ抵抗を1kΩリード抵抗に交換、再度マスキングテープを貼りました。 狙い目キハ52同等か少し暗めには1.2kΩか1.3kΩが欲しいのですが、ない袖は振れません。

車体を組む前にそうだ!と思い付きテープ二重貼りにしました、2-3割下がります。

再試験1.0Vでキハ52と同等の明るさになり常点灯輝度OKです。

走行時想定6.0Vではキハ52と同等かわずかに暗めの狙い値になりました。 本当はもう少し暗い方が良いのです、何故ならDCと蒸機はギア比が1.4倍異なり、同速度電圧は旧客の方が高いからです。 まっ、のんびりゴトゴト鈍行列車なのでヨシとしましょう。

最後にダメ押しで近距離から常点灯確認しました。 2灯式キハ52は近くから見ると両端LED部が明るく輝度ムラが解ります、6灯式オハフ33は均質です。 テープがオフセットしてる右端窓が少し暗いのが気になりました。

テープLEDオフセット影響もありますが、オハフ33はテールライト点灯式で室内パーツ右側1/3がダークグレーで反射率が低い影響の方が大きいかもしれません。

となると確認するしかありません、もう1両の近代化更新車はオハ35なので組み替えると暗かった右端窓が明るく均質になり、室内パーツ色影響が大きい事が解りました。 オハ35はこれが最終仕様、新旧オハフ33は室内パーツを白色塗装する必要があります。


★三現主義
皆さんの職場でも「現場」「現物」「現実」重視の三現主義、使われてるでしょうか? 何事もやって確認しなければ解らない、趣味の世界も同じと痛感しました。


ではまた。

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