植樹と風景改修-5
後回しになった、スイッチバック信号所両渡り線奥土手の風景改修作業です。
改修予定地です、通常目線ではOKですが、カメラ目線は非情、問題を発見しました。
高い位置から見ると、両渡り線向こう側レイアウトマットにめくれが発生しています。 ここの補修も同時に行います。 ポイントスイッチをカバーして作業開始です。
何で埋めるか、バラスト、バラスト+草素材の混合ペーストも考えましたが、一番安全な方法、フォーリッジ滓(緑色)をボンド水溶液でペースト状にして塗り込みました。
余剰分は土手の草として野立看板前に盛り、一昼夜乾燥させます。
乾燥後にクリーナーで余分な滓を除去し、植樹作業を始めます。 ところが標準木では樹高が低くてバランスが取れず、樹高70-75mmの針葉樹タイプを2本追加生産しました。
その1本と標準木1本、すき間にフォーリッジクラスターを配置した完成形です。
スイッチバック奥土手の植生が乏しいのは、広葉樹もどきを植樹した区間だけではなく、その両側も同じです。 信号所建屋側の改修前はこんな状態、スカスカでした。
建屋裏に追加生産した針葉樹タイプの残り1本、左の土手に標準木2本と小型標準木1本、及びフォーリッジクラスターを植樹して、背景と稜線の見え方を調整しました。
反対側も樹木間にすき間が空いて、バランスが良くありませんでした。
フォーリッジ滓で斜面に草を生やし、フォーリッジクラスターと標準木1本で、風景の連続性が良くなる様に改修しました。
改修前の信号所特急通過風景です、標識類の改修・増設前ですが植生は同じです。
改修により、見え過ぎた背景が適度に隠れ・・・と予想していたのですが、この角度だと隠れ過ぎかもしれません。 しかし、山の中の信号所の雰囲気はかなり向上しました。
出発信号機が変わり、D51牽引旅客列車が、発着線から急勾配に向かう情景です。
広葉樹もどきの製作から、大小17本の樹木を製作植樹した風景改修は一旦終りです。
ではまた。