Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

植樹と風景改修-5

後回しになった、スイッチバック信号所両渡り線奥土手の風景改修作業です。

改修予定地です、通常目線ではOKですが、カメラ目線は非情、問題を発見しました。

高い位置から見ると、両渡り線向こう側レイアウトマットにめくれが発生しています。 ここの補修も同時に行います。 ポイントスイッチをカバーして作業開始です。

何で埋めるか、バラスト、バラスト+草素材の混合ペーストも考えましたが、一番安全な方法、フォーリッジ滓(緑色)をボンド水溶液でペースト状にして塗り込みました。

余剰分は土手の草として野立看板前に盛り、一昼夜乾燥させます。

乾燥後にクリーナーで余分な滓を除去し、植樹作業を始めます。 ところが標準木では樹高が低くてバランスが取れず、樹高70-75mmの針葉樹タイプを2本追加生産しました。

その1本と標準木1本、すき間にフォーリッジクラスターを配置した完成形です。

スイッチバック奥土手の植生が乏しいのは、広葉樹もどきを植樹した区間だけではなく、その両側も同じです。 信号所建屋側の改修前はこんな状態、スカスカでした。

建屋裏に追加生産した針葉樹タイプの残り1本、左の土手に標準木2本と小型標準木1本、及びフォーリッジクラスターを植樹して、背景と稜線の見え方を調整しました。

反対側も樹木間にすき間が空いて、バランスが良くありませんでした。

フォーリッジ滓で斜面に草を生やし、フォーリッジクラスターと標準木1本で、風景の連続性が良くなる様に改修しました。

改修前の信号所特急通過風景です、標識類の改修・増設前ですが植生は同じです。

改修により、見え過ぎた背景が適度に隠れ・・・と予想していたのですが、この角度だと隠れ過ぎかもしれません。 しかし、山の中の信号所の雰囲気はかなり向上しました。

出発信号機が変わり、D51牽引旅客列車が、発着線から急勾配に向かう情景です。

広葉樹もどきの製作から、大小17本の樹木を製作植樹した風景改修は一旦終りです。


ではまた。

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