県道沿いの民家A③屋根加工とウェザリング
民家Aは前回で前加工が完了し、外から見える部分の加工に移ります。
【下り勾配へ】
大屋根・出桁屋根をニュートラルグレイ塗装しました。 民家B・CがRLMグレイ+ウェザリング、民家Dがウェザリングのみでニュアンス差を狙いましたが、結果的に非常に近い仕上がりになりました。 民家Aは意図的に振る為にニュートラルグレイにしました。 裏口トタン屋根はレッドブラウンにレッドを加えて塗りました。
ウェザリング完了です。 今回はウェザリング80%仕上がり状態で雨どいを黒鉄で塗ってから最終仕上げを行いました、雨どいの光り過ぎを抑える目的です。
他の民家に比べ薄い屋根下地板はフラットアースで塗装しました。 マホガニーと各2軒になりましたが、当時の下地板はニスで仕上げてあった様に記憶しており、ニスは明るい茶色からコゲ茶まで各種あったので、細かな部分ですが差を付けてみました。
築20年想定の増築部分は、最初に電力計と取付板及び雨どいに色差しをしてから、描くウェザリングを行いました。 部品単体ではやり過ぎに見えますが、メリハリを付けながら明るい壁色トーンを落とす目的でヘビーにしました。
続いて残る壁のウェザリングを行い、出桁屋根と大屋根を付けベースに仮組しました。 正面は低い部分ほど濃くなるウェザリングをしています。 ポストに色を差し、玄関扉にはスリガラス処理を加えました。 障子仕切り板は未装着、ベースは未加工です。
増築部の側面です。 出入口扉と照明基板が見えてしまう中2階窓をスリガラス処理しました。 ベース一体型ゴミ箱をウェザリングしましたが茶系塗装の方が良さそうです。 増築部壁は組み合わせればそれなりに馴染んで汚し過ぎ感が薄まると思います。
裏側トタン屋根はもう少し赤いイメージでしたが、許容範囲なので良しとします。 便所排気塔は未装着、メーター配管類の一部に色を差しました。 そして写真撮影でベースが何故かフラットでない事に気が付きました、スロープで右側が高くなっています。
最後の側面、ベースがスロープになっており、この面に小屋等を増設する際の障害になりそうです。 他の民家と同じくフラットアース、フラットブラック、ダークグリーン薄め液重ね塗り、ダークグリーンを下を多くして汚れのグラデーション表現をしています。
同じ平屋で形状が近いお隣民家Bと屋根を比較しました。 左側民家Bの緑系に対し明らかに違います、しかし並べて違和感がない狙いどころになりました。
ではまた。