Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

県道沿いの民家C⑩完成風景

完成した民家Cを従来線風景の中で確認しました。

民家C付近の風景設計図です、本線と県道標高差40mm、民家C基礎は県道より少し高いのでレール面より約35mm低くなります。 製作中の民家D基礎張り出しを直線(赤部)に変更しました。 裏庭門外が崖下は具合が悪く、地形整合も取り易くなります。

条件が近い場所として山のお寺(左奥)横の本線築堤下水田を選び撮影しました。 実際は本線と角度が付き間隔も空きますが雰囲気の確認です、周囲の石垣・落石止め・ワラ小屋・自然風景の中に、民家Cの屋根・壁・塀がすんなり溶け込んでくれました。

夕景で足元の水田が見えなくなると、ワラ小屋を従えた民家がここに建っている様に見えます。 細かな部分で不満が残る花壇も、この距離感だと十分それらしく見えます。

撮影場所には他の民家や街灯がないので夜景は面白味がありません。 2階間仕切り板を外し天井にLEDを設置すれば簡単に照明できますが、全部屋点灯は不自然なので、部屋毎の点灯消灯、明るさ、色味を表現しようとすると多灯分散配置しかありません。

裏側は設置時に近い角度を付けて撮影しました。 明緑色だったトタン屋根を思い切ってくすませたので、周囲の風景に馴染みました。 列車乗客目線に2階ホーロー看板が来るのが設計時のイメージでしたが、少し見上げる高さ関係になりました。

民家Bとは畑・バス停を挟んでわずかな角度で県道沿いに並びます。 撮影画角の都合で少し間隔を詰めて並べました。 同メーカー同シリーズなので当然ですが、集落隣家としてバランスは良好です。 奥にお寺山門と本堂が見える位置で撮影しました。

照明点灯した夕景です、2軒の陰が奥の風景に変化を与えています。 農家の倉やお寺の山門は残照に照らされていますが、本堂は尾根陰の闇に沈んでしまいました。

夕陽ライトを消すと夜景です。 明るさ比較では民家Bが少し明るい様です、最終的には集落全体バランスで調整します。 DCヘッドライトが闇を照らし、街灯に照らされ山門も見えます、闇の中からほのかな本堂障子の灯りが浮かび上がりました。

裏側は鎮守様への踏切脇水田で確認しました。 くすんだ色基調の露太本線風景の中で、赤いスノーダンプと黄色い花は少ない原色ですが、DCボディーカラーと共にアクセントとしてと相性は良い様です。

明るさ確認なら夜景で十分なのですが、夕景が好きなので撮ってみました。 偶然2階雨どいに夕陽が反射する絵になりました、今回は上手く塗れたと一安心です。

街灯やDC室内灯との比較で、厨房・2階廊下の照明バランスは問題なく、漏光も認められません。 県道沿いの民家Cはこれで完成とします。


ではまた。

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