Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

真岡キューロク館 D51 146 その他

真岡鉄道で「SLもおか」として本線運用中のC12 66は福島、C11 325は新潟の静態保存機を復元しており、49671は東京、D51 146は静岡からと、全国各地から寄せ集めた感があります。 キューロク館の展示車両も古ければ何でも良い?と思える物でした。

静岡から譲渡された静態保存D51 146号機です。 保存状態は良好ですが近くに寄る事が全くできません、柵越しに眺めるだけの展示品、キューロク館装飾品の扱いです。

筆者としては構内柵向こう側に見える保線用レール運搬トロッコに興味が湧きました。 生野機関支区側線留置GM保線区車両と同タイプ同色です。 真岡鉄道には軌道モーターカーが在籍しており、現役で働いている様です。

管理可能な施設内保存なら、味気ない近代的上屋でなく、木造機関庫・給水塔・給炭台を設置し、点検用具等も置いて蒸機の日常を解説すれば意義深い展示になると思います。 しかし費用対効果が優先する民間企業にそこまで要求するのは無理かもしれません。

キューロク館内49671と同一線路上に展示されたスハ43系です、筆者が学割均一周遊券で利用した夜行急行でお世話になった形式です。 乗り心地が良く通路側に頭もたせが付いた座席が特徴で10系客車と混成が多かったと思います。 スハフ44はスハフ42の北海道仕様で、来歴は退役した青函連絡船羊蹄丸船内で展示されていた車両です。

キハ20首都圏色が展示されていましたが、国鉄からJRを経て真岡鉄道発足時の主力車両ではありません、これも寄せ集められたクチかもしれません。

DE10 1014は「SLもおか」回送用DE10 1525部品取り用保有車の展示です。 かつて、ローカル線からC58やC11を駆逐したDE10が、時代が変わり表舞台に立った蒸機の介添え役を務める姿から『因果は巡る』という言葉を連想しました。

面白い展示車両がありました。 蒲原鉄道の木造有蓋貨車です、社紋もそのままです。 どの様な経緯で新潟から真岡に流れ着いたのでしょう。

お隣は一畑電鉄の無蓋貨車、これも出雲から流れて真岡が終の棲家になった様です。


ではまた。

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