わらぶき農家の製作⑥照明組込み&開設一周年
本日で拙ブログ開設満一周年を迎えました、改めて皆様のご愛読に感謝申し上げます。 連日氷点下の冷え込みですが、暖房のない屋根裏部屋作業が苦になりません。
わらぶき農家製作が続いています、今回は照明組込みです。
照明や回路製作に使用するユニバーサル基板を数種常備しています。 左上一番小型の常備品からわらぶき農家用を切り出し、下穴を空けてから6.5mmドリル、リーマーで様子を見ながら穴径を広げたのが右下照明基板です。
屋根ステーとリーマーテーパーがピタリと合い、支持足なしで安定して収まりました。 低目線で光源直視にならない目安で高さを決めました。 高いと屋根干渉及び軒先からの漏光原因になるからです。 LEDは土間・茶の間・奥の3ヶ所に取り付けます、奥座敷は間仕切り板が厚いので、隣室の灯りで障子がほのかに照らさせる風情を狙います。
所定位置に3225チップLEDを半田付けし、5mA設定で確認しました。 すると懸念していた厨房両コーナー、内壁設置ができなかった黒色塗装プラ部分からわずかに漏れていました、実にしぶとい光漏れです。 最終仕様は1~2mA、設置時には裏面、しかも生垣で隠れる場所なので、従来線では無条件OKレベルですが、気になる部分を放置せず対策を取りました、これもブログの効用だと思います。
内壁と同じ薄手ボール紙でプラ部分を覆うカバーを製作し、マホガニー塗装して取り付け完全に遮光できました。 左側風呂横は低目線で入口から見えますが、厨房家具に見えると思います。 写真撮影後、左下便所窓を塞ぎ使ってない状態に変更しました。
本当は見せたくないのですが、完成した照明基板です、 筆者は元電子回路設計技術者、試作基板半田付けが日常業務の時代もありましたが、やっと社内検定初級に合格した程度の腕前です、事前半田上げし信頼性重視で作業しています。 LED電極表面をクリアオレンジで色差し後、1.8mA(LEDx3+820Ωx2)に設定しました。 右上0.3t真鍮板ステーはリード線瞬着固着で半田付け部保護が目的、給電は当社標準のギボシ端子です。
建物セット状態です。 仮組した際、屋根煙出しから角度により基板が見え、かつ光量が多かったので、両面テープでコピー用紙を貼りマホガニー塗装しました。 強度安定性の問題はありませんが、念の為両面テープで固定しました。
裏側からです、配線引き出しはリード線影の影響が出ない位置を選び、真鍮板ステーを付けるならと床上3mm補強プラ角棒と胴当りにしてあります。
LED点灯状態で昼景と夜景セットで確認します。 茶の間障子に丸い灯りが現れました、間仕切り材のヘコミです。 奥座敷障子が目視でほんのり明るくなっていますが、写真にするとほとんど解りません、もう少し明るくしたいところです。
厨房格子窓の見え方はこんな感じで想定内です、露出オーバー気味で撮影しました。
裏側です、煙出しがほんのり明るくなっています。 光漏れ無しの照明ができましたが、正面は修正が必要と判断しました。
ではまた。