Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

鉄の履歴書-23 13mmゲージに浮気

レイアウト建設に行き詰っていた頃、13mmゲージ蒸機製作記を見て、正面姿の狭軌感に魅了されました。 ヨシやってみようと手持ち16番木製道床レールを改造、太い犬釘が嫌でホチキス針を切断し、枕木一本一本下穴を開けてスパイクしました。 本当は♯100真鍮でなく♯70洋銀にしたかったのですが、親の脛かじりではどうにもなりません。


狭軌感と犬釘の細さには満足しましたが、犬釘の色が実感を損なっていました。 そこで一計、固着用ボンド水溶液に目一杯塩を混ぜ浸み込ませたところ、2-3ヶ月でホチキス針が錆びてほど良い風合いになってくれました。

【峡谷の奥に聳える砂防ダム】
レールはできても走る車両がありません、最初に改造したのはキハ20、台車マウント縦型モーター駆動部の13mm化は困難でした。 モーター軸を叩き出し両軸化(雑誌記事参考の乱暴な加工法です)して車体中央に置き、一段減速した前後シャフトからスプリングベルトで4輪駆動する方式です。 減速比が小さく、飛ぶ様に走りました。

トレーラー13mm化は車輪交換だけでも可能でしたが、実感重視で台車マウントを自作しました、写真はスポーク車輪を奢ったトキ15000用です。 左の16番台車と比べると差が解ります、一方しか残っていないので自作蒸機炭水車片ボギーに使った物の様です。


で、次は上回り追加工中C58の下回り13mm化に着手しました。 台枠と動輪を狭軌化しサイドロッド装着で問題なく走行しました。 ところがメインロッド・クロスヘッドを付けるとまともに走りません、シリンダーブロックとの距離変化で、ロッド類が引っ掛かった様です。 試行錯誤しても改善せず、ついに中途で投げ出すしかありませんでした。

13mm化加工中状態で部品箱に残っていた実寸換算1250mm動輪です、9600、E10の動輪径です。 C型蒸機用と思われますが、製作計画、入手経緯共に記憶がありません。


C58の13mm化に失敗した頃、大学受験が近付き、人生レースを有利に進める為にはうかうかしていられない状況に追い込まれ、次第に鉄道模型から遠ざかりました。


ではまた。

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