KATO SL冬の湿原号
KATO11月発売予定品にSL冬の湿原号がありました。 北海道が厳冬期を迎える時期の発売は頷ける気がしますが、最近のKATOの一粒で何度も美味しい商法の一つです。
【KATO公式HPより】
一時は人気だったSLイベント列車も、蒸機維持管理が難しくなり、筆者が知るだけでも「SL銀河」「SL北琵琶湖」「SL人吉」が廃止になりました。 蒸機単機牽引ならまだしも、補機&バックアップDE10のエセSL列車が飽きられた面もあると思います。
【KATO公式HPより】
発売されるのはC11含む編成セットと、14系500番台5両セットの2種です。 リニューアル発売されたC11は出来は良かったですが当社はパス、発売直後売り切れでしたが、売れ行きが良くなかったのでしょうか、C11拡販策として企画されたのだと推定できます。
【KATO公式HPより】
C11は171ナンバープレートとヘッドマーク付けた差別化で¥14,300、リニューアル発売時より高い価格設定の様です。 国鉄車輛でも12系以降の客車には馴染みが薄く興味がないので調べると12系の分散電源方式改造が14系、北海道仕様が500番台と解りました。
【KATO公式HPより】
しかしトレーラー5両でこの価格は何?、室内作り込んでるのは解るけど、M車入り6-7連の編成セットと同等の価格です。 C11含めて¥36,300はかなり高価です。
【KATO公式HPより】
SL冬の湿原号運転区間は釧路-塘路間だと思います。 同区間で夏場に運行されるイベントトロッコ列車「ノロッコ号」に2011年に乗車しました、牽引はDE10でした。 編成例でもC11単機牽引とDE10補機、更にDE10代走の3種が併記されてます。
【KATO公式HPより】
冬の湿原号の目玉は釧路湿原に飛来する丹頂鶴です。 このセット発売に合わせ北海道の動物シリーズとしてタンチョウが用意されてます。 シリーズなので、この先蝦夷鹿、ヒグマ、北キツネ等発売されるのでしょう。 でもこのセットはどう使うのでしょうか。
無雪の湿原号は有り得ず、広大な雪の平原に点在してこその丹頂鶴です。 雪景色は作れても単線脇に平原が広がるレイアウトは見た事ありません。 450x1200mmサイズ基台手前に直線からR2000カーブ(実寸R300急カーブ)のレールを1本敷き、列車を載せた奥に釧路川と平原を作って雪を降らせ、タンチョウを配したディスプレイしか思い付きません。
【KATO公式HPより】
昔は雪は小麦粉使うのが普通で、降雪は簡単、除雪が大ごとでしたが、現在はこんな素材も販売されてます。 工夫し手間を掛けず、何でもお金で解決する世の中になりました。
【KATO公式HPより】
走らせる舞台は冬の釧路湿原釧網本線、それが無理ならディスプレイモデル、せめて雰囲気を盛り上げるにはとこんなのも用意されてます。 でも全部で一体幾ら掛かるのでしょう。 買っても走らせる場所に困るセットです、KATOはそれを解ってるのか疑問です。
ではまた。







