カメラカー試行の話
当社レイアウト製作目的の一つは動画撮影で、10本近い効果音付き動画を公開し目的を達したのですが、カメラカー撮影が課題でした。 当時Nに使用可能な車載ピンホールカメラが市販されてましたが画質が悪く、首振り装置なしでは使い物にならない代物でした。
カメラカーでは前面展望だけでなく車窓風景重視で、生野駅から北町商店街風景やスイッチバック信号所の本線から離れながら高度差を拡大する引上線など、当社ならではの魅力的車窓風景を夢見てました。 その後画質面はパナソニックが円筒型ウェアラブルカメラを発売し、コンテナ貨車搭載画像も公開されましたが今一つ、まずはと試してみました。
【試作カメラカー】
入手したのは盗撮用カメラで、¥2,000の中国製です。 休車中KATOキハ25台車転用カメラカーに運転士/乗客目線高さにセットして試験撮影しました。 前面展望撮影試験なので、進行方向前端セットですが、車窓風景は後端セットで前に鏡を装着する計画でした。
パナソニックウェアラブルカメラに近距離撮影用パーツ付加すれば画質が良いのは解ってましたが、長過ぎて曲線通過時に進行方向写せませんし、首振り機構装着も車窓風景撮影も無理なので候補から外しました。
【試作カメラカー静止画像】
試作カメラカー静止の前面展望画像です、HD画質仕様を謳ってるだけあって、ピンホールカメラ画像としてそこそこです。 でも走行動画は曲線区間で外側しか映らず全くダメ、カメラ位置変えて車窓風景確認するか、カメラカー前後台車分離して前方台車にカメラ装着すろかと考えてる間に時間経過してしまいました。
1ヶ月半ほどして『そろそろ続きを』と思ったら、内蔵電池パックが膨張してケース破損で壊れてました。 60年前『Made in Japan』は安物模倣品の代名詞でしたが、20年間で高品質高信頼性の代名詞に成長しました。 『Made in Korea』も10年遅れで日本に続きましたが、『Made in China』がそうなる日は、彼の国の国民性から来ないと思います。
【上り急行出発夕景】
走行動画が使い物にならないので、カメラカーを他の動画カメラ置けない場所に停車させた試験撮影も行いました。 生野駅1番線ホーム端にカメラカーを停車させ、3番線発車急行列車動画から切り取った画像です。 天井灯を消した夜景モード+夕陽ライトの画像です。 晩秋夕暮れの雰囲気が出てると思いますが、いかがでしょうか。
ではまた。