カーブ鉄橋の改造設計
カーブ鉄橋をTOMIX製140mmスパンデッキガーダー橋3連で実現する着想は、TOMIXの実感無視設計でダメになり、期待した自分が馬鹿だったと考えるしかありません。
KATO製デッキガーダー橋89mmスパン改造品の桁高再改造に挑戦しないのは安易過ぎると決めた物の気が重いのは事実、ここは難しければ撤退のスタンスで進めます。
【過去記事より転載】
B案は桁高差が解る程度に作図しましたが、スパンが28%違えば桁高差を更に大きくしないと橋梁設計の整合性も見た目の実在感も改善しそうになく、まずは当たりを付けます。
89mmスパン改造品の天面です。 付属線路を外しフラットになっており、Pecoフラキレールに1mm角カント材接着して敷設する基準面です。
同じく裏面、デッキガーダー橋構造材は天面側で裏面にはありません。 右側が短縮切断面で橋脚接続部構造材を移植してあります。
桁高を低くする制約条件は橋脚接続部構造材で、構造材を切り込まず桁高を低くできる限界は4.0mm、加工前桁高は13.5mmと解りました。
124mmスパンと89mmスパン接続部です。 89mmスパン桁高を例えば赤点線ラインの様に低くし、橋脚に赤部段差を追加する訳ですが、図桁下材処理が大きな問題になります。
桁下材はリベットを打った帯板と縦アングル材、底材の3体構成です。 まず黄点線ラインで切断し、次に桁高短縮分だけ赤点線ラインで切断し、そこに桁下材を取り付ける加工が必要です、頭が痛くなってきました。 では桁高短縮量をどう決まれば良いのでしょうか。
橋梁工学を技術書読んで勉強するのは面倒、見た目と感覚重視です。 デッキガーダー橋スパンと桁高が正比例すると仮定して作図すると、スパン半分で桁高半分では強度不足に見え、バランスが良くありません。
根拠のない思い付きで、スパン半分で桁高1/√2ならどうかと作図すると具合が中々よろしい、強度バランスが取れてる様に見え違和感もないので、これ採用に決めました。
で、計算結果は2..0mmで、予想より少ない値でした。 目安に過ぎないし、改造効果明確にする為、2.0mm以上、2.2mm未満短縮の改造に決定しました。 難しそうだけど、後はやるっきゃない!です、はてさて。
ではまた。









