Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

北基台西部の風景端末完成

延伸線製作再開した春先から屋根裏作業が苦にならない気候が続いてきましたが、5月17日諏訪の最高気温は30度、暑くなりました。 と言って夏場休んでは再起動に時間が掛かり、完成が見込めません。 前回地形下地を製作した北基台西部風景端末の製作です。

いきなり収斂する波形の様な200x200mm板紙の登場です。 左側は削り出したスタイロフォーム断面形状になってます。

そのスタイロフォームを板紙とすり合わせて一部を削り接着しました。

敷地増設に台枠に貼った床マットに板紙を貼り重ねます、つまりこの板紙は地形断面なのです。 一番手前にこんな物あったら風景台無しになる?、大丈夫、心配ご無用です。

従来線南基台段々水田から小川へ下ってゆく農道を眺めたアングルです。 背景に東基台の台枠が写り込み、水田脇通路敷地増設で貼った床マットが見えて見苦しくなってます。

この対策としてダークグリーン塗装した処非常に効果がありました、自然に一番ありふれた色だからの様です。 夕景と昼景、アングルも若干異なりますが差が解ると思います。

板紙のダークグリーン塗装は後回しにして地表面の粘土細工です。 ラップに包み空気遮断して置いたら半月してもまだ使えました。 スタイロフォームに盛って左端の急傾斜部を仕上げました。 この場所の地表面は全て紙粘土、ボンド水に浸した新聞紙は使いません。

続いて洞門下、トンネルは最短に掘り、斜面を削って洞門を作った自然な地形になりました。 ベースの穴に紙粘土を喰い付かせてます。

洞門出口側には河原が食い込んでくる地形なので、河原の大石用自然石を粘土上に位置決めしました。 粘土に石の台座を作り、乾いたら瞬着で接着する布石です。 自然石の中石、ジオラマ素材の小石・砂・植物で河原の風景を作ります。

紙粘土地表面に地肌色フラットアースを塗ります、河原大石部分は隠れるので塗りません。 レイアウト製作に最も多用した色で、目立たず自然な地面や畑の土色に重宝してます。

ここで紙粘土で台座を作った大石を瞬着固定します、外れるとどれがどれだか解らなくなるからです。 自然石は塗装せず地肌をそのまま活かすのが鉄則で、色と形を選んでます。

フラットアース塗装が乾いたら、他部分と同じく4種混合砂を濃厚ボンド水で溶いてペースト状にして地表に塗ります。 沢部分を厚く塗りコーヒー滓の焦げ茶色を目立たせます。 河原部分は塗らず、洞門下斜面は出口に向かってグラデーション状に薄くしてます。

次工程洞門前草撒き乾燥待ち時間の作業で順番が逆ですが、地形のフチから背景板が約7mm飛び出し、見せたくない近景ガードレールが見えてます。 狭い幅を鋸で切るのは難しくどうした物か・・・、背景板と基台枠角度が55度なので5mm三角棒を貼って隠しました。 三角棒は板紙と一緒にダークグリーン塗装します。 現場では予期せぬ事が起こります。

これも乾燥待ち時間に始めた作業で、河原の大石の隙間にボンド塊を落し、中石と小石をピンセットで配置しました。 でも上手くいきません、ボンドが付いた小石がピンセットに付いてしまい、結局先に撒いてボンド水で固着するバラストと同じ方法にしました。

洞門前は草付き斜面にしました。 カントリーグラス、フォーリッジ滓、明緑色と枯草色ターフを細かく切った4種植物素材を良く混ぜてボンド水に浸して地面表面に被せました。 河原石の固着時に小石と植物素材を追加してます。 それらしい風景になりました。

板紙と隙間埋めのプラ三角棒をダークグリーン塗装しました。 沢に小石を配し植物を追加、目立ち過ぎる枯草色ターフのトーンを落とし、一部紅葉させてます。 ススキの色も少しトーンを落として風景に馴染ませました。 気になった部分はトコトンこだわります。

北基台は今回製作した東側も地表面標高は基台面上14-20mmです、基台を北東端川底基準で製作してるからです。 ダークグリーン塗装した板紙は北基台この先の台枠に貼る板紙と整合する寸法にしてあります。

長さ2m北基台の西端約1/8が完成しました、擁壁沿いは擁壁固定後に手を加える余地が残ってます。 次はドライブイン擁壁ユニットです。


ではまた。

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