Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

鉄の履歴書-12 修学旅行お土産は旧客

昭和39年、中学3年の秋、首都圏公立中学の定番、京都・奈良へ修学旅行に行きました、品川から修学旅行専用列車「ひので号」です、往路昼行、復路夜行の4泊5日でした。 狭目のオフセット通路左右に、6人と4人のボックスシートを配した155系は、跳ね上げ式テーブルでトランプしたり弁当食べたりと、とても楽しい車両でした。


平安神宮・清水寺・二条城・大仏殿・薬師寺が印象に残りましたが、何と言っても楽しかったのは友達とワイワイガヤガヤ、今も昔も変わりません。 帰着が10月2日、旅行中に東海道新幹線が開業し、10月10日に東京オリンピックが開会式を迎えました。

【秋深いある日の昼下がり】

修学旅行の土産用小遣いは一人1,500円と決められていました、現在の1万円程だと思います。 出発前から決めていた買い物がありました、わずかな自由時間に住所を頼りに(ネットもナビもない時代です)京都マツモト模型に行き、16番スハ32ペーパー車体を1,300円で買いました。 残りで八ツ橋と安い清水焼茶碗しか買えませんでした。


鉄道模型から離れて以降、何度かの転居の際に鉄道模型関係をほとんど処分しましたが、スハ32は思い出の品として保管していました。 スナップを1枚と思い考証調査をしたところ、マツモト模型が現在も営業しているだけでなく、スハ32ペーパー車体を販売中と知り、実に驚きました。 次回紹介します。


ではまた。

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