Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

北基台西部の地形製作準備

北基台西部の一番奥北側に雪崩覆いユニットを固定完了したので、奥から手前への原則で地形製作の準備に移行します。

県道洞門ユニット加工後の雪崩の通り道、雪崩覆いから洞門まで185mmです。 この間の斜度を平均3%で6mm弱、地形製作自由度を確保した5%で10mm弱の標高差が必要です。

現在設計値より1mm高い下駄を履いた県道洞門ユニットの雪崩通り道部の標高は基台上94.6mmです。 設計値通りなら93.6mm、従って雪崩覆い側は最低99.5mm、可能ならば103.5mm必要になります。

固定した雪崩覆いユニットの犬走り面の標高は86mmで洞門側より低くなってます。 従って雪崩覆い手前が最低13.5mm、可能なら17.5mm高くなくてはなりません。 どんな地形になるでしょうか、要確認です。

雪崩覆いの洞門側を犬走りから15mm高く作図しました。 雪崩覆い通過列車の足元が少し隠れますが問題のないレベルです。 平均斜度5度だと更に2.5mm高く17.5mm必要で、車輪が見えなくなってしまいます。


またドライブイン擁壁設計時に25‰本線下降分を計算せず、ドライブイン敷地標高は3mm低い▲59mmになる見通しです。 すると洞門出口からドライブイン駐車場入口までの県道は3mm余計に下る急坂になってしまいます。 以上2条件から県道洞門ユニットの標高を2mm下げ▲56mmに変更します。 倉元駅三叉路側は別の方策で何とかします。

この変更で県道洞門ユニット下駄高は14mmから12mmになりました。 延伸線建設に伴い従来線東基台天板からレールメンテ用穴として切除したコンパネに2mmコルクマット貼れば良いと計測したら12mmでした。

上に乗って大丈夫のリクエストしましたが、屋根裏工事を依頼した大工さんが、まさか床用12mmコンパネを天板に使ったとは知らず10mmだと思ってました。 そのまま使えるのは好都合、2ピースを切り出しました。

県道洞門ユニット下駄を12mmにして最終高へ、ドライブイン擁壁も最終高に合わせ接合部を様子見、問題ない様です。

県道ルートを確認しました。 擁壁➍を1スパン短くし、県道洞門ユニットと干渉する背景板と台座を削って角度補正してなお、トンネル出口からすぐカーブで県道は基台手前ギリギリを通り、どうにも気に入りません。 改善には擁壁➍の更なる短縮が一番有効です。


結果的には擁壁長さと高さ(15mm⇒14mmスパンだったらドンピシャ)設計ミスなのですが、引き返す道のりが長過ぎるので、この時点のベストを尽くすしかありません。 擁壁➍の1スパン短縮は県道ルート改善と共に、ドライブイン敷地面積適正化の一石二鳥です。

➊黄線で更に1スパン短縮して擁壁➍を洞門接続部の袖擁壁化します。
➋短縮すると裏側自立足がなくなり強度・形状維持に問題が出ます。
➌新しい自立足を作り、裏側から瞬着固定しました。
➍ハイパーカットソーと大型カッターで1スパン切除しました。

擁壁➍を1スパン短縮し、県道洞門ユニットとの接合部確認しようとしたら、ドライブイン敷地が干渉したので敷地干渉部を切除しました。 切除の際に擁壁➍の縦横桟2本が弾け飛びましたので後で修復します。 接合部の状態は良い様です

県道ルートを確認すると、擁壁➍1スパン短縮で同じ曲率カーブで曲げると、基台端までの余裕が10mmから30mmへ20mm拡大しました。

県道洞門ユニットとドライブイン敷地を最終位置にセットした北基台西端です。 県道洞門と雪崩覆いの角度差がかなり圧縮しました。

県道洞門ユニットの高さも位置も決まったのですが、固定して後で問題発生するとどうにもなりません。 ここは考え処、地形製作する台形エリアのベースは擁壁と同じ4mm合板を使いますが、素材のスタイロフォーム有効活用の為の嵩上げ高さを先に検討します。

➊高さ出しには規格材利用が簡単確実、百均で30mmキューブ材2袋調達しました。 以前は12個入りがが8個入りに減少、ここにも値上げです。
➋各2個ボンドで貼り合わせ60mmの足4本を作りました。 上に4mm合板載せて・・・何て計算してるより現物確認の方が早くて確実です。
➌台形エリアに60mm足を4個仮置きします。
➍4mm合板端材を乗せて現場確認です。

三角形のスタイロフォーム片を県道洞門ユニット沿いに置くと厚さの半分約20mmが見えてます。 最低5mm肉が残ればOKなので10-14mm嵩上げが大きくても大丈夫です。

雪崩覆いユニット側は犬走りから上へ約15mm出てます。 一番低い場所が+11-13mmなので、ギリギリ1段でOKですが、削る事はできても高くするには別ピースが必要になるので、もう少し高い方が安全です。

ドライブインを守る擁壁側は擁壁より7mm前後高くなっており、これもギリギリOKです。 西端の高さは検証してませんが、嵩上げ足は10-14mm高くするのが最も効率的な様です。 その分削る量は増えますが材料利用効率優先です。 今回はここまでです。


ではまた。

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