Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

四国探訪記❿新改スイッチバック

新改駅で1人で過ごした1時間40分です。


★9日目:11月30日(水)晴れ時々曇り(cont.)
坪尻SBでは他に2人下車(1人は取材記者)したので、高知方面から日にワンチャンスのこの列車訪問者が居るかと思いましたが1人でした。

坪尻と異なり駅前には舗装路が通じてます。 地形図から最初に裏手の山からの視界と撮影可否確認をする事に決めてました。

駅前から逆S字に下った場所から駅裏へ小径が続き登ってます、ここから見通しが利けば新改駅と両渡線を俯瞰できます。 地図上小径ですが車通行可能な急登の林道でした。 まず図赤丸地点まで登りました。

草や灌木が茂っており、その隙間から足元に駅舎屋根が見える程度で到底撮影に使えません、青丸地点まで登っても眺望が利かず、俯瞰画像撮影の目論見はダメになりました。

急ぎ林道を引き返しました、14:20頃に下り特急が通過するからです。 駅舎に通じる坂道は銀杏落葉に覆われてました。 この場所から右に入って発着線・両渡線の犬走りを歩き、土佐山田方の線路際に陣取りました、狭いスペースで警笛鳴らされそうな場所です。

グッと身を引いて(乗り出したら建築限界内)迫力の写真が撮れました。 運転士がチラッと見た様ですが警笛を鳴らされずホッとしました。

土佐山田で下りと列車交換した上り特急が14:33にやってきました、安全距離を十分保った撮影です。 四国で良く見かけるアンパンマン列車、下りと別形式に見えてしまいます。

ここまでで滞在1時間40分の40分経過、次の列車まで間があるので構内見学です。 引上線進入制限速度35km/hはポイント分岐側なので解りますが、ポイント直進本線も70km/hの速度制限です、前写真撮影点脇です。

発着線を渡り犬走りからホームに登ると、伊野駅で見た変形嵩上げホームではなく、中央部1両分+αの標準的嵩上げホームでした。

ホーム奥に進むと5両の停止標識、この駅に5両編成列車が最後に停車したのは何十年前の事だったのでしょう?、線路間には25km/hの速度制限標識とATS地上子が見えてます。

発着線終端部は草に覆われて暗く、落葉の中にレールが消えてる様に見えましたが、近付くと停止標識がありました。 暗くても停止標識は夜間のみ点灯と解り勉強になりました。

ホームを引き返し駅舎内へ、1日上下各3本です。 坪尻、予土線ダイヤも同じですが、閑散線区主要利用客は高校生です。 義務教育は地元、高校は進路によりそうは行かず、運転免許を持てないので列車通学になるからです。 7時の下り始発で登校、半日の日は筆者利用の13:53、全日の日は16:40か18:27、朝夕は送迎の車が新改駅に来るのかもしれません。

15:16頃2本目の下り特急通過、今度はトンネルから出て来る処を狙いました。 滞在時間残りが少なくなりましたが、依然誰も現れません。

土佐山田に引き返す15:33発列車が、多分前駅で下り特急通過待避し発車時間よりかなり早く新改に到着しました。 引上線進入、その後運転士前後移動で発着線へ、再度運転士前後移動してから後部ドアが開きます。

新改に券売機ないので整理券取って乗車、前方運転席脇に移動しました。 この列車は上り特急通過を待って発車するからです。 15:31上り特急が通過して行きました。

出発信号機が青に変わって発車、高知方面からの往復訪問では入線しない引上線終端部を撮影しました。 段差は1m少々、中央本線25‰区間に存在したスイッチバック高低差は3m前後でした。 本線有効長が違いますが、スイッチバック必要性に疑問が残る高低差です。

土佐山田で料金箱に入れないと始発からの運賃になる整理券、たとえ記念に持ち帰えれても、思い出の品は最終的にゴミになる運命です。

1駅土佐山田で下車、タクシー営業所でお礼を言って荷物ピックアップ、写真の跨線橋をウンショと持ち上げて2/3番線ホームへ移動しました。 乗り換え時間40分です。 乗車特急と土佐山で列車交換する下り特急が夕陽を浴びて先着しました。

【通過列車からの新改】
土佐山田16:26発岡山行特急に乗車、1時間前まで居た新改通過を車内から撮影しました。 日暮れが近付き構内灯が点灯してました。

今回の旅は感染リスク低減で蜜を避け、使える処はグリーン車利用でしたが、一番効果あったのがこの区間、3席4列グリーン車乗客は筆者1人でした。 乗車列車は宇多津で徳島発特急『うずしお』併結して岡山へ、筆者は快速リレー号で高松18:40着でした。

【最後の晩の会食『川福』さん】
出迎えてくれたCさんとは1週間振り、うどんすき会食でご一緒のTさんとは7年振りの再会でした。 定年退職後高齢者の時間経過は早いですが、原発再稼働、送配電分社自由化、コロナ禍燃料高騰の現場で苦労されたTさんは見違える様に立派になられてました。


翌12月1日(木)は曇りのち晴れ間、高松8:55の往路と逆コースで15:03無事茅野へ到着し、10日間の四国旅が終わりました。

【四万十の流れ】
2泊以上の旅は6-7年振りでした、『やはり旅は良いな~』と思うと同時に『我家が一番落ち着くし、良い土地に住んでるな~』と改めて感じました。 また今回の旅9泊中6泊が全国旅行支援割適用で宿泊費総額¥22,500の支援、グリーン車利用が相殺されました。


更に宿泊当日と翌日有効の香川・愛媛・高知各県おもてなしクーポン¥16,000を頂戴し、使わさせてもらいました。 読者の皆様、旅行記へのお付き合いありがとうございました。


ではまた。

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