Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

四国探訪記➒龍河洞から新改へ

四国の旅は10日日程の9日目、最終日は信州へ帰宅するだけなので実質的に最終日です。


★9日目:11月30日(水)晴れ時々曇り
伊野から土佐山田へ移動し、土佐山田起点で龍河洞と新改スイッチバックを往復し高松泊の行程です。 高松に寄るのは23日に逢えなかったTさん、世話役のCさんとの会食です。

と言う事でこの日は中村⇒高松の乗車券と土佐山田⇒宇多津の特急券を使います、宇多津⇒高松は快速南風リレー号が接続します。

伊野9:13始発高知行に乗車予定でした、余裕を見てタクシーを8:40に予約し、伊野8:54始発高知行に間に合い乗車しました。 狭い運転間隔は伊野が高知のベッドタウンだからです。 前日見たスロープ踏切渡ります、写真画角の外になりますが警報機が設置されてます。

高知までの特急通過駅にも伊野と同じ変形嵩上げホームがありました。 ン十年振りの高知駅は超近代的高架駅に変ってました。 駅の表裏アクセスが良く、エスカレーター/エレベーターに一度乗るだけでホーム、確かに機能的・合理的ですが遠地への旅情はゼロです。

伊野8:54始発列車は土佐くろしお鉄道に接続しますが、土佐山田方面は9:13始発と同じ高知発土佐山田行区間列車です。 土佐山田もホーム2本3線の国鉄標準仕様駅、跨線橋があり2/3番線上屋があります、でもエレベーター未設置で重い鞄持ち上げるのが大変でした。


土佐山田は有人駅で駅中コンビニがありますがコインロッカーありません。 利用タクシー営業所に荷物預かってもらい、カメラ・三脚・サブザックの軽装で龍河洞へ行きました。

この時間バスがなく20分/¥2,500でした。 日本三大鍾乳洞秋芳洞・龍泉洞の訪問経験があり龍河洞で制覇です。 車とフライト+レンタカーで2度高知訪問してますが、行程決定権者は嫁さんで行けてませんでした。

【洞内通路】
行楽シーズンを過ぎた平日なので他に訪問者の姿はなく入洞しました。 洞内は狭く頭をぶつけない様注意して進む必要がありました。 出口は100m近く高く、至る処に鉄製階段が設置されてます。

海底で生成された石灰岩が隆起浸食されてできた洞窟ですから奇岩が次々現れます。 ココも一人占め?と思ってたら1/3ほど進んだ地点で後から団体さん、時間に余裕あるしゆっくり見たいので、小広い場所で小休止して観光バス2台分約60人をやり過ごしました。

【地中の滝】
追い抜いて行った観光客には高齢者が多く、農協主催ツアーかもしれません。 筆者は非営農農協組合員で、冬支度が終わった一休みのこの時期に毎年ツアー案内が届くからです。

入洞が10:50頃、ゆっくり見て出口から長い坂道降りて正午前に入口へ戻りました。 秋芳洞等に比べると、広大な空間がなく、また地底湖と呼べる物がないのが特徴でした。 土佐山田行バスは13:00発、ここで昼食ですが営業してる店は1軒しかありませんでした。

それが手打蕎麦のお店『石州』さんです。 信州から来て蕎麦はチョッとねでしたが、他に選択肢ありません。 店名から出雲蕎麦の流れかと思ったら新潟で修業し暖簾分けとの事、北海道十勝産新蕎麦粉を使った手打蕎麦は信州でも十分通用する味で満足でした。

とさでんバスで土佐山田へ戻り隣駅新改へ往復する為に別途乗車券を購入しました。 荷物はタクシー営業所へ預けたままです。

土佐山田は昼間上下の特急『南風』の列車交換駅です、この時も1番線に高知行、2番線に岡山行『南風』が停車交換中でした。 乗車する上り琴平行は3番線発車、2両編成と思いきや後方は下り窪川行、3線駅構内に同時に4列車停車の珍しい光景でした。

土佐山田までが高知の都市圏で平野のドン詰り、土佐山田を出ると山へ分け入り上り勾配でトンネルの連続になります。 新改手前の場内信号機は定石通り右本線が停止、左発着線が注意進行表示をしてました。

本線通過型スイッチバックの両渡線は線路配置マニアがウットリする美しさです、左奥がホームのある発着線、右手前が引上線です。

新改駅着13:53、これが高知方面からの始発列車です。 写真手前運転席側から降車したのは筆者だけ、乗車客もなしです。 中継信号機が引上線出発進行表示してますが、写真撮影時は運転士が前方へへ移動中でした。

新改スイッチバックを知ったのは秘境駅として有名になるより前だったと思います、いつかはこの目で見たいという念願がようやく叶いました。 平成の大合併で香美市になる前は土佐山田町だったと思います。 新市名も子供の命名もキラキラネームばかりですね。

引上線に進入した乗車列車は、再び運転士が移動し、ポイントと信号機が切り替わり琴平へ向け出発しました。 土佐山田へ引き返す下り列車まで1時間40分、誰も居ない山の中の小駅で一人で過ごす事になります。


ではまた。

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