Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

四国探訪記➐撮り鉄と滑床

下手糞な撮り鉄と行きたかった場所への四国旅行が続きます。 旅行記完結させないと先へ進めないので3連投になりました。


★7日目:11月28日(月)晴れ時々曇り
この日は目覚ましセットで6時起床、始発列車の撮影です。

【上り始発列車】
宿から前日下見した吉野生撮影ポイント駐車場所まで車で5分です。 6時半頃に到着、コンクリート壁の斜め部分を上り、張り出した地下通路天井上にカメラをセットしました。 6:53に上り始発列車がやってきました、勢い込んで撮影の結果がコレでガッカリです。

【吉野生駅停車中下り始発列車】
吉野生で上り列車と交換する下り列車は先着しており、10分以上の時間調整停車です、だったら江川崎を10分遅れで発車すれば良いのですが、何故このダイヤなのか不明です。

【下り始発列車】
7:07に下り始発列車吉野生発、予土線でトロッコ列車を除き始めで最後の2両編成です。 宇和島へ通う高校生の通学列車なのでしょう。 撮影後一旦宿に戻り荷造りして7:45に滑床へ向け出発しました。  宿前交差点で新旧381号線から別れ車で30分弱の距離です。


途中から道幅が狭くなりますが中村-土佐大正間ほど悪路ではありません。 最後の1km地点で工事担当者に止められ9時以降は毎時00分-10分しか通行できないと告げられました。

滑床は50年前、妹の高校卒業四国旅行計画を請け負った際に組み入れた訪問先で、いつかは行ってみたい場所でした、その念願が叶いました。

【1964年9月時刻表より】
50年前どんなr旅行プラン作成したか全く記憶がありません。 若い女性3人旅ですから公共交通機関利用です、調べると宇和島から滑床まで路線バスが運行されてました。 宇和島からか松丸からか不明ですが路線バス利用は間違いなく、滑床で猿に遭遇したそうです。


それよりその下に後に予土線で結ばれた窪川-江川崎間の路線バス時刻表が掲載されてます。 現在予土線1時間15分のこの区間を路線バスは3時間で結んでました、余程の難路で予土線開業は朗報だったと解ります、現在の道路なら1時間弱です。 話を戻します。

この画像の様な川筋を滑滝と言います、滑床の”滑”も同じ語源だと思います。 谷奥で先へは抜けられないので小1時間、9:10までに引き返さないと10:00まで閉じ込められます。

駐車場周辺にはキャンプ場や宿泊施設があり、琴平では名残の紅葉でしたが更に南西の滑床は見頃の紅葉を楽しめました。 ただし山全体が燃え上がる紅葉ではなく斑紅葉です。

場所的には松丸南西の山の中、江川崎から松丸方面へ流れる四万十川支流広見川の更に支流の源流に当ります。 オフシーズンで宿泊施設休館中、他の観光客ゼロでした。 紅葉綺麗ですが朝8時半ですからね。

時計を気にしながら紅葉した森の中を歩きました。 誰も居ないのが寂しいと言うよりむしろ、素晴らしい自然一人占めで贅沢な気分でした。

9:10に閉じる工事区間を9:05に通過した先の谷川に架かる橋で、左側が差し込んだ朝日に真っ赤に燃え上がってました。 思わず車を停め1枚、流れが紅葉に覆い尽くされてます。

【リベンジの1枚】
松丸へ引き返し早朝行った吉野生で松丸10:19発上り列車をリベンジ撮影、まずまずです。 この列車には25日宇和島-江川崎乗車、26日松丸-若井乗車、27日茅吹出沈下橋で撮り逃がし、そして28日撮影と4日連続係りを持ちました。 今日も黄色の20m級車運用です。

【深田駅】
リベンジ撮影後宇和島方へ近永一つ先の深田駅へ移動しました。 近永で13時前に列車交換する上下列車があり、ストリートビューで田園風景撮影候補地3ヶ所を深田駅周辺でピックアップしてたのです。


しかし3ヶ所共帯に短し襷に長しで諦めました、下手糞にもそれなりのこだわりがあり、撮りたくない写真は撮らないの屁理屈です。 この日の宿泊地は宿毛に予約してました。


★ハプニング その5
近永から宿毛には宇和島を経由しないショートカットルートがありましたが、虫の報せか未練か予土線沿いの宇和島ルート、ナビ指示高速道を無視し県道57号線を進みました。

分水嶺越えて下りになりナビ画面左に予土線が並行してます。 行き当たりバッタリで良い場所見つかる訳ないと思いながらも探してました。 ンッと感じる物がありUターン、図の右コーナー路側帯が車1台分広がり駐車可能、流れを挟み山の下段を予土線が通ってます、調べると上り通過12:25頃、下り通過13:20頃です、この時11:50待つ事にしました。

【草のトンネルを進む上り列車】
峡谷美と共に草を掻き分けて進むのも予土線の顔です、車内から撮影しましたが外からその雰囲気が出ないかと思ったのです。 植物で予土線位置は解りますがどう見えるかは線路際アクセス不能で全く不明、12:27にやってきた上り列車はこの様に写りました。

【草のトンネルを進む下り列車】
何もない道端で小1時間待ちました、上りでどう見えるか解ったし、初訪問予土線の雰囲気に合うので全く苦になりませんでした、13;18下り列車通過、個人的には大満足です。


★ハプニング その6
予土線沿いルート選択で思わぬ拾い物をし、宇和島市内経由で宿毛を目指しました。 15時過ぎ到着予定が16時になりましたがお釣りがきます。

ナビ指示に従ってた宇和島市内右手公園にC12が見えました、当初25日行動計画で内子再訪し、宇和島2時間弱の乗り継ぎ時間で見に行く予定でしたが、計画変更でパスした静態保存蒸機です。 目に止った以上スルーできません、Uターンして公園脇に駐車しました。

静態保存蒸機の中では最も厚化粧タイプです、ロッド・リム・ランボード縁色差しに加え、梃子・パイピング・キャブ内操作部は黄色に塗られ、やり過ぎ感があります。

機関士席からの眺めです、入換機がデフなしで視界広さ優先したのが解ります。 本線本務機はデフによる視界狭窄のマイナスより、デフ整流による排煙視界妨害除去のプラスが大きかったと頭では理解できますが、これは体験してないので実感が湧きません。

機関車配置表で調べるとC12 259は宇和島機関区在籍C12 6両の1両であり、居るべき場所に保存されてると言えるでしょう。

【2006.12.01撮影 だるま夕陽】
この日の宿には16年前同時期に泊ってます、幸運にだるま夕陽を見られました、当時は国民宿舎、現在は経営が変わり『椰子の湯』で、お値段倍ですが旅行支援割適用です。 宇和島-宿毛間の半分は無料高速、16時過ぎ到着予想を大幅短縮し、15時半頃到着しました。

チェックインして部屋から海を眺めると水平線が雲に覆われだるま夕陽は期待できません、到着が遅れたら直行予定だった場所へ急ぎました。

ストリートビューで探した土佐くろしお鉄道東宿毛駅近くの撮影ポイントです。 川の土手際の狭い農道で市が、農道土手側に駐車スペースがある事は解ってました。

16:05通過の下り列車はまたまた失敗作、夕陽当ってるのに何でこうなるか解りません。

下り宿毛到着で発車した上り列車が16:14通過しました、こちらはまずまずでした。 また撮り鉄するなら写真撮影の基礎から学ばなくてはなりませんが、ズボラなのでやらないでしょうね、多分。

前夜は素泊り、今夜は足摺岬に続く海の幸尽くしです。 『蒸し物』の松茸土瓶蒸しにオッ、本場信州でも滅多に口にできません。 でも香りゼロ、味も薄い、中国産松茸の透ける様な小片が3-4枚入ってるだけの、松茸に失礼な代物でした、仕方ないかもです。


ではまた。

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