Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

建設中の露太本線⓰

昨日12月23日の最高気温はマイナス2度、今シーズン初の真冬日でした。 さて本シリーズも終盤に差し掛かりました、中山平です。


7-2.中山平駅
中山平駅構成ストラクチャを個別に見ていきます。 まず現在レイアウト設置中の中山平駅舎は実は2代目で先代が存在します。

【先代中山平駅舎】
これが先代中山平駅舎、建コレ駅前セットをそのまま組みました。 他の部分を建設し中山平建設着手時にこの駅舎は踏切渡って島式ホーム駅に使えても、対向式ホーム駅には使えない事に気付きました。 改札口前が対向ホーム踏切階段でないと全くらしくありません。

【先代中山平駅舎 夜景】
照明入りストラクチャとしてはお寺に次ぐ時期の製作で、屋根隙間の漏光は建コレ部品精度の問題ですが、壁からも漏光しており、遮光技法未適用が解ります。 駅務室と待合室の違いにご注目ください。

【中山平駅舎照明ユニット】
初期に使用してた砲弾型白色LRDと電球色LEDを船型ケースに入れ、内側に貼ったアルミ箔テープにオレンジマーカーを塗って反射・散乱させた自作照明ユニットを使用してます。

【合体した中山平駅舎ベース】
改造も検討しましたが無理で2代目駅舎作り直しを決定、駅舎ベースホーム部分とKATOローカルホーム縁石部を切り落とし、改札口前が階段踏切になる様に合体しました。 ローカルホームには駅舎差し掛け屋根柱を建てる穴を空けてあります。

【2代目中山平駅舎】
駅舎ベースがKATOローカルホームと同一面になったので高くなってます、つまりローカルホーム高さ分だけ両側の踏切まで下ってます。

【2代目中山平駅舎 夜景】
駅舎内照明は先代から外した流用です。 駅舎入口灯がダミーでは変ですし、と言って駅舎内照明LEDから光ファイバー導光できず、新しい照明法を開発し、その適用第1号になりました。 電話ボックスも同じ方法で照明しましたが明る過ぎて取付時に減光しました。

【光ファイバー照明ユニット】
➊ユニバーサル基板小片に標準チップLEDを実装します。
➋真鍮板台座と真鍮パイプを半田付けし光ファイバーを通します。
➌完全なビーム光なので、先端に丸味を付けサンドペーパーで荒らして光を散乱させ、最後に絶縁処理して完成、用途によりパイプ長を決めます。

【2代目駅舎確認中】
改造によりイメージ通りの駅舎とホームの位置関係を実現できました。 合体改造は対向ホームでも行っており、ローカルホームをコの字型に切り抜いて待合室を嵌め込んでます。

【2代目駅舎確認中 夜景】・・・露出オーバーです
駅舎差し掛け屋根に1608チップLED2灯を追加して1番線ホームを照明しました。 小さな駅舎に電話ボックス入れると6灯の照明です。

【対向ホーム照明】
となると対向ホーム照明が待合室だけでは夜景が淋しく、KATOホーム照明電柱を改造して設置しました、柱を真鍮パイプに置き換え先端部穴開け加工の光ファイバー照明です。

【対向ホーム照明】
ところが先端は光るのに照明の足元を全く照らしません。 光ファイバーの光直進性が原因で、2mm径ほどの小さな照明傘を銀色塗装して反射させ許容レベルに収まりました。

【貨物ホーム】
貨物ホームは本線に割り込む形にこだわり、建コレを選びました。 KATO製品ならホーム加工不要ですが、建屋背板が目隠しするのでパスし、ホームの低い建コレになりました。 その替わりコの字部とホーム高さ合わせのローカルホーム加工が必要になりました。

【貨物ホーム 夜景】
貨物上屋にも照明組み込みました、作業用ではなく夜間足元を照らすだけです。 40W裸電球がポツンと灯ってる風情が狙いです。 


さて中山平駅と街並みは他の場所と異なり照明給電を基台裏から行えません。 レイアウトルーム出入口頭上なので配線引っ掛けて切断したら修復不能の可能性が高いからです。

【中山平照明配線スペース】
ユニトラックを2mmコルクマット上に敷設し、道床を2mmコルクマットで埋めてます。 中山平エリアはコルクマット2枚4mmなしで基台上に照明電極をビス止めし、両端から12V給電して基台裏配線をなくしてます。

【中山平照明配線溝】
駅舎側ホームを設置した状態です、ホームはユニトラックと同じ2mmコルクマット1枚上です。 未舗装のホーム踏面は、実験の結果砂を撒くと逆に実感を損なうと判断し、フラットアース塗装で表現してます。

【駅舎側ホーム】
小物配置やレールとホーム塗装済なので、バラスト撒布まだですが完成形に近くなってます。 改札口前階段踏切には使用しない時にガチャンと閉める鉄板の蓋がしてあります。

対向ホーム】
対向ホームの合体継目は待合所土台として処理できました。 タブレット授け鬱は腕を畳んだ状態の固定式ですが、受け器は使用時のみホーム側に移動させるタイプで、駅舎側ホームも同じ物を設置してます。

【中山平周辺の標識類】
駅周辺標識類をまとめて製作、KATOアクセサリーはプラ製ポールですが、自作標識は0.8mm真鍮線を使い折れ難くしてます。

【中山平駅下り方】
標識類を設置すると生野駅前信号機と同じで実在感が高まってきます。

【貨物ホーム接続部】
建コレ貨物ホームは低く嵩上げ設置できないのでスロープ接続とし、1番線ホーム縁石部を削って直角に貨物ホーム側に張り出し、更に貨物ホーム側縁石を削ってスロープにしてます。 組合せ使用するのに結構手間が掛かりました。 地上配線の様子が解ります。


ではまた。

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