Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

建設中の露太本線⓭

四国探訪記で間が空きましたがシリーズ続編、通常営業にに戻ります。


4-5.役場前通りの奥側(cont.)
スーパー万国屋設置が終わった時点で新たな問題が発生しました。

【杜撰な開発計画のツケ】
役場前通り奥西側が中途半端に余ってしまったのです。 役場前通りはこの先旧市街地に向かうので緑地にして誤魔化す事はできません。 区画整理開発地にふさわしいストラクチャ配置が必要でした。

【生野公園】
そこで公園を自作しました、この時代に造成された公園にはフィールドアスレチックブームもあり、ブランコ等遊び方が決まった遊具に変わり、新しい遊具が設置されてました。 生野公園には土管を縦横に埋め込んだすべり台を付きのコンクリート製の山を作りました。

【生野公園 夜景】
他の遊具は鉄棒だけ、ベンチ、ゴミ箱、水飲場、トイレ、看板など必要不可欠な物だけ設置して植樹しました。 公園内照明2灯、左手入り口付近は万国屋脇街灯で明るくなります。 トイレは自作するしかなく、0.5tプラ板製で照明を組みんでます。

【生野公園設置】
増設した市街地敷地には70-80mmの余裕があり、生野公園を大きくする事もできましたが、背景画切れ目に合わせたサイズにしました。 生野公園右端から背景板をラウンド形状にしコーナー部違和感軽減の目的です。

【生野公園完成形】
らしく見えればOKの工作としてはまずまずの出来栄えで、公園柵にはオシャレ過ぎて使い道がなかったガードレールを流用してます。

【生野公園完成形 夜景】
防犯目的の照明ですのでそこそこの明るさにしました。 この写真でようやくトイレに組み込んだ照明が解ります。


4-6.裏町通りの北側
増設した市街地基台には他に3棟の建物があります。 この部分は右側アクセスルートから1棟1棟製作設置しました。 その為かストラクチャ毎の完成写真が1棟しかありません。

【役場前通りと裏町通り三叉路】
役場前通り側から見て行きます、出番がほとんどない醤油屋『柴田』の倉の先が三叉路で裏町通りを分岐してます。 裏町通り反対側の角地は付属品鳥居目的購入のGMキットを使った仏具屋です。 この写真は万国屋駐車場入口にカメラを無理置きして撮影しました。

【万国屋屋上から裏町通り】
町役場でやった様に万国屋屋上から見下ろした風景です。 右側に『柴田』の倉と『松寿荘』、左側に仏具屋とKATO完成品民家が並び、裏町通りは道幅を狭めてクランクし北町通り三叉路に通じてます。 民家左奥に旅館『太田屋』の青いトタン屋根が見えてます。


写真左端に仏具屋別棟の倉が見えてます。 GM別キットの余剰品をここに設置しました。 醤油屋も仏具屋も倉作り、両店の別棟倉を入れて倉が4棟並ぶ街並にしました。

【倉が並ぶ役場前通り東側】
駅前再開発で拡幅され役場前通りと名前を変えた道の右側は新築移転町役場、新規出店スーパー、新設公園と新しい時代の象徴が並び、反対側古い町並との新旧対比になりました。 結果的に大きな変革期昭和40年代にふさわしい風景になりましたが、ストラクチャを選択するレイアウト街並製作にも、この様なシナリオを考えるのは楽しい作業だと思います。

【万国屋屋上から裏町通り 夜景】
夜の裏町通りは薄暗い通りになります、街灯が設置されてますが白熱電球の赤味を帯びた灯りが3灯だけで、この角度からは見えません。

【裏町通り 旅館『太田屋』】
単体写真が唯一残ってたのが旅館『太田屋』です、建コレ旅館の一方を和菓子屋へ、一方を本来の旅館にしました。 現代のビジネスホテルの機能を果たしてた商人宿です。 照明は1灯式ですが、光ファイバーで導光して門灯を点灯させてます。

【『太田屋』ユニット】
駐車場と一体化してから設置しました。 この旅館キットには何故か記念碑と道祖神が付属されてえおり、句碑の様な記念碑は旅館敷地の角に、道祖神は鎮守様前に流用しました。

【駐車場看板】
想定時代は自動車が急速普及し関連インフラ整備が追い付かない時代で、年間交通事故死者数が1万人を超え交通戦争と言われてました。 駐車場インフラも同じで、生野からの列車利用者の無断駐車が多かったのでしょう。 困った旅館主人はこんな看板を出してました、¥5.000は現在の3-4万円に相当し高額な罰金です、抑止効果を狙ったのでしょう。

【北町通り三叉路から裏町通り】
物流会社ビル脇の裏町通り分岐三叉路にはカメラ台の機能があり、そこから覗いた構図です。 正面をKATO製民家が塞ぐ形で、クランクした裏町通りの役場前通り三叉路と、その向かいの万国屋がわずかに見えてます。

【北町通り三叉路から裏町通り 夜景】
裏通りは曲がってる物と言う訳ではありませんが、古い町並の道は地形や地権により曲がってる事が多く、裏町通りにクランク作るのを既定路線にしてました。 曲がる量は決めてませんでしたが、決定プロセスや裏町通り全景写真がなかったので新たに撮影しました。

【裏町通り空撮全景】
三脚固定カメラを天井近くに差し込み画角確認して撮影した空撮です。 右側北町通りの三叉路はハの字鉄骨隠し物流会社ビルで自動的に決まりました。 駅前大通り親子丼屋・呉服店と背中合わせの木造アパートで役場前通り側三叉路が決まり、木造アパートと奥行がほぼ同じ2棟構成の醤油屋で風景整合した結果こうなった様です。(半分忘れかけてる)


前述の倉が並ぶ街並は、先に決まった醤油屋の裏町通り向かいにどんな建物配置すれば似合うかと考えた際のアイディアです。 良い具合に奥が空いており余剰の倉があったからできた事で計算ずくではありません。 隣接民家奥は大型樹木4-5本配置で誤魔化してます。

【裏町通り空撮全景 夜景】
筆者自身始めて見る光景です、裏町通りの薄暗さが良く解り『いいな~』と思います。 右上北町通りと左端役場前通りはほぼ同じ明るさ、右下生野駅前の明るさが際立ってます。


ではまた。

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