Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

ラスベガス2008年夏 前編

地区御柱祭が無事終了しました、本日10月10日は跡片付け、例年なら直会(なおらい)で祭参加者が酒を酌み交わし、親睦と絆を深める処ですがそれもできません。 皆さんの奉仕で成り立つ祭りなので直会が付き物なのですが淋しい限りです、という訳で繋ぎネタです。


本社役員がスポンサーになってくれたので大手を振ってラスベガスへ行ける様になりました。 『市場を肌で感じるプロジェクト』と名付け、毎回本社部門推薦参加者と共に7泊8日の視察旅行に出掛けました。 一番思い出に残る2008年6月Infocommを紹介します。

【参加者説明会資料より】・・・筆者著作物につき転載禁止
参加者は広報部、品質保証本部、生産技術本部など様々、8日間一緒に旅するメンバーの初顔合わせを兼ねて説明会を開催しました。 まず目的を明確にしました、要約すれば見聞を拡げ自分を磨く事です。

【参加者説明会資料より】・・・筆者著作物につき転載禁止
コンセプトは『百聞は一見に如かず』『何でも挑戦』『アメリカだぜイエイ!』です。 困ったら助けるがまずは自分でやってみる、添乗員付きパックツアーとは違うのメッセージです。 コ・ドライバーを募り国際免許証を取得してもらいました、筆者疲労軽減ではなくそれも何事も経験だからです、街中でない砂漠の1本道なら大丈夫です。


最後のオフプランは希望続出、「ラスベガスのショウを見たい」「グランドキャニオンツアーに参加したい」「メジャーリーグの試合を見たい」、(筆者も経験なく是非見たかった)「本物のユニバーサルスタジオへ行きたい」です。 フライト/ホテル/レンタカーは筆者、他の必要予約は参加者に方法と注意点を示して割り振り、国内で予約を取りました。

【LA-ラスベガス陸路】
成田17時過ぎ発ANA LA便の現地到着時刻は同日10時半(サマータイム)頃です。 到着ロビー集合後に各自ATMキャッシング、これも経験です。 ハーツピックアップバスで移動、ゴールドメンバーでしたので、車内でドライバーに名前告げて置くと降車場前サインボードに名前と駐車場ナンバー、手続不要で荷物積込み即出発可能な便利なシステムでした。


LAからラスベガスへは91号線で東進してから15号線で北西に転じ、ザッと東京から大阪の距離です。 半分弱のバーストゥにアウトレットがあり、遅目の昼食・給油・買物ポイントでした。 米国フリーウェイ制限速度は70マイルですが80-90マイルで流れてます。 

【フリーウェイから眺められるマイルトレイン】
LAの平野部が尽きて15号線に乗り換え山越えにかかる辺りから大陸横断鉄道と並走する様になります。 大型DL重連、三重連のマイルトレインに出逢いました。 別の機会に貨車何両か数えた事があり108両でした、本当に全長1マイルを超える長大貨物列車です。

【砂漠の中の直線道路向こうの丘の頂上まで何Km?】
バーストゥで昼食休憩、緊張気味のコ・ドライバーに2時間弱交替です。 毎回異なる同行者とここ通る度にクイズ出してます、『正面に見える丘の上まで何kmだと思う?』です。 $1/1人、オーバーはドボン、内輪で最も近い人が勝ちの遊びです。 正解は33kmです。


再び筆者運転で17時過ぎラスベガス着、ホテルチェックインも各自で、パックツアーは添乗員が全てやるので経験してません。 『困ったら手を挙げて合図して』と送り出すと、早速最初の1人が手を挙げました。

【予約が入ってない!】・・・米国では良くある話
筆者が変わると予約が入ってないと言う、予約確認書を見せ『フロントマネージャー呼んでもらえませんか』と頼みました。 米国は全てがアバウト、驚く事ではありません、替ったマネージャーに『コンピュータがミスした様だね』と善後策を依頼しました。


端末操作し『5部屋は難しい、系列のパリス2部屋でどうか?』とマネージャー、『ミニバン1台移動なのでそれは困る』と筆者、『解った何とかする』でチェックイン完了です。 何やってんだと怒ったり責めたりしない、先方もご迷惑おかけし申し訳ありません何て言わない、他責にして目の前の問題をビジネスライクに解決するのが米国流なのです。

【ベネチアンホテル内部広場にて】
その日の晩飯は高級ホテルベネチアンの運河まである巨大な室内広場のイタリアンを予約してあり、こちらの予約は生きてました。 米本土初訪問のS君が『アメリカのホテルって広いんですね』と言う、『ンッ』と思い部屋番号聞くと3601、36階の1号室でした。


S君によればベッドルーム2つにリビング、トイレも2つある部屋だそうです。 他のメンバーは普通のツインルーム、フロントマネージャーは4部屋何とかしたが最後の1部屋の都合が付かず、彼の裁量でS君にスウィートルームを通常レートで割り当てたのです。

【会場の様子】
ラスベガス到着翌日は夕方までInfocomm 2008視察、晩飯は筆者が見ただけで食欲減退するステーキハウス、参加者は一度は行きたいハズだからです。 肉の熟成室が入口にありテーブル上ランプ照明だけの中級どころ、それでも$70前後と出張中最高額ディナーでした。


筆者は肉が嫌いではありませんが、ダラス出張時Tボーンステーキ910gのトラウマの様で、通常サイズ1ポンド/455gの塊見ただけでご馳走様になり、頑張って半分食べ、ドギーバッグ(愛犬に食べさせる名目の持ち帰りバッグ)を頼むのが常になってました。

【シーザーズパレスショッピングモールにて】
晩飯後腹ごなしにストリップ大通り沿いのトレジャーアイランド海賊船ショウ、ミラージュ火山噴火ショウ、ベラージオ噴水ショウの無料アトラクションを見て回りました。

【フーバーダムの人造湖ミード湖】
翌日は午前中フーバーダム見学に行きました、車で1時間弱です、グランドキャニオン下流のコロラド川を堰き止めた巨大ダムで、建設には服役囚人が使役されました。 午後会場にメンバー送り届けUターン、残り少ないチャンスにブラックジャックを満喫しました。

【ロブスター中華風】
晩飯は米国で一番安くて旨い行きつけの中華です。 このロブスターは時価で調理前にこれでどうだと見せ値段効くと$30、OK出して他に数品頼んで皆でシェア、贅沢して1人$35で済むのが中華の良い処です。


その後予約したベラージオ劇場のシルク・ド・ソレイユ”O”、水を使ったサーカスを全員で見ました、$100でした。 ラスベガスでは長期間同じ公演が続きます、シルク・ド・ソレイユの”ミスティア”は30年以上です。 

参加者の希望があり筆者も見たかったメジャーリーグ観戦ですが、Infocomm会期とドジャースホームゲームナイター(週末はデイゲーム)日程からピンポイントでこの日しかありませんでした。 グランドキャニオン半日ツアー参加のメンバー帰着は12時半過ぎ、すぐ出発してフリーウェイを飛ばし、給油休憩1回だけでLAホテル到着は17時半でした。


ナイター試合開始は18時半、チェックイン後即タクシーでドジャースタジアムに向かいました。 ダウンタウンの初めての場所に車で行くの避けたのです、疲れてたしね。 そして滅多に見られない試合を見ました。


ではまた。

×

非ログインユーザーとして返信する