Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

様々な勾配の風景

倉元駅前から採石場ホッパーへの道路勾配で苦労してます。 従来線風景の勾配部分でその見え方を検証しました。 先にやって置かないと後ではどうにもならないからです。

【様々な勾配】
一番奥の本線は左へ3.3%の登り勾配、その手前の引上線と一番手前の中山平構内線は水平です。 引上線下の畑と左のビニールハウス群敷地と下段の畑も水平です。 右中央農家前からビニールハウスへ向かう農道は6%の登り勾配、農家前から対向ホーム裏へ10%で一気に下り、この角度から見えるホーム裏田舎道は5%から3%へ次第に傾斜を緩めてます。

【10%勾配正面の見え方】
従来線道路最大勾配が10%なので風景設計図面引っ張り出し該当箇所を探しました。 お寺に続く道は農家先から勾配を強め、少し右に振れた後左に曲がる最後の100mmが10%勾配でした、長手方向からの見え方です。 なお農家前も緩い勾配、でないと不自然です。

【段々水田の農道】
南基台を50mm低くして製作した段々水田農道は、最初が10%下り勾配で水田段差が大きくなってますが、上から見るとそれほど急坂に感じません。 左へ少し曲がった先、軽トラの場所は6%、籾蔵前は4%で小川堤防道へと続き、水田段差も次第に小さくなります。

【曲りと勾配】
鎮守様からの5%ダラダラ登りは野小屋前で一旦平坦に、畑に降りる作業道を分けて右折し8%の登り、小さな橋は5%勾配です。 橋を渡るとY字で畑へ降りる作業道を分け、線路に近付きながら10%勾配で信号所入口へ向かいます、急坂ですが現実離れはしてません。


なお、作業道は私道なので10%以下の条件を適用してません、実際に田畑に降りる作業道には急坂が多かったからです。 野小屋から畑に降りる作業道は15%強の急勾配です。

【10%勾配ラインと水平】
10%勾配をほぼ真横から眺められる場所がありました、信号所入口から左手農家に下る道です。 右手トンネル上を越えて右カーブしガードレール設置開始場所から農家少し手前まで10%下り勾配です。 水田水平ラインとガードレールラインが10%勾配角度2.6度です。 ちなみに一番農家寄りガードレールは勾配が緩くなり、わずかに角度が違います。

【中山平駅裏風景設計図】・・・hxxが標高
この部分の風景設計図です、300mmグリッドと比較で解りますが、農家前で一旦なだらかになった道は駅裏へ向け100mmで10mm下がる10%勾配です。 そこから水田への作業道は約120度カーブし100mmで13mm、平均13%の急坂です、実際に見てみましょう。

【駅裏水田への作業道】・・・屋根裏故の変な空はご容赦!
右上ガードレールが10%勾配で作業道はカーブが約12%、直線は15%強で作業道でなければNGです。 以上の様に10%は十分実感的で、10%と12%の違いは2.6度⇒3.2度の0.6度です、真横鑑賞がない倉元駅前から採石場間に12%勾配坂道を使える目途が立ちました。


ではまた。

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