前回どこまでだっけと思い返しながらのユニット製作です。 県道洞門上に生えてるススキ状植物植生整合の話で終わってました、まずは植物製作プチ工作からです。
①材料はワラボッチと同じKATOフィールドグラス、ワラボッチ在庫少々ありますが延伸線で数百個製作が必要になります。
②ワラボッチの半分20本ほどの中央に瞬着1滴垂らし捩じり上げます。
③瞬着浸透で棒状に固着した中央をニッパーカットし、先のカーブしたコスメ用ハサミ(鼻毛切り)で固着してない地上部分を10-15mmに整形します。
④単調作業を繰り返し30本製作しました、植えるのは後工程です。
【似合うね~ハチロク】
北基台北西ユニット東端に小さな沢があり、本線はトラフガーダー橋で沢を越えます。
トラフガーダー橋手前まで敷設予定でしたが、後回しにすると厄介な事になりそうなので、ここまで一括敷設に変更です。 TOMIXトラフガーダー橋を加工して使用します。
①TOMIXトラフガーダー橋です、必要数1個ですが2個セット販売です。
②ファイントラック基準寸法70mm長、H型主桁4本のトラフガーダー橋を再現してます、トラフガーダー橋最大支間は9mで有り得ないのですがこれは仕方ないですね。
③裏側矢印部レールに突起があり位置決めをしてます、支間50-55mmに改造する必要がありレール引き抜きのポイントになります。
④横から見ると中央付近に突起が2ヶ所出てます、何なのでしょう?
【取扱説明書表ページより編集】
取扱説明書に答えがありました、最初の用法説明は地上直置きです。 お座敷運転時エンドレス内外の配線通過用法で、突起役割の一つは支持足でした。 ポイント切替線やフィーダー線通すのに確かに便利です、複線エンドレス用に2個セット、これも納得です。
【取扱説明書裏ページより】
2番目は本来の橋梁用法、右上の築堤接続はOKですが橋脚使用は橋脚低くないと変です。 主桁2本で支間の長いデッキガーダー使える場所のトラフガーダーはまずなく、下の道路や線路とのクリアランス確保を目的にした鉄橋形式だからです。
左下にはワイドレール/スラブレール用フィーダー線取付用法があり中央突起は固定フックでもあります。 様々な用法対応可能な便利な製品(良い処は誉めます)ですが、白抜きのレイアウト使用時質問には答えないと逃げを打つ顧客に対する姿勢はいただけません。
3年ほど前にいずれ必要になると調達したハイパーカットソー初出動になりました、税込み4千円近い高価な工具です。 レール切断は糸鋸でも可能ですが加工精度向上できます。
①レール位置決め突起がある側の橋梁端を切断します、レールはポロポロ落ちます。
②両主桁接続5スパンの1スパンを切断します。
③裏返すと切断スパンにレール突起があり、レールを引き抜ける状態になります。
④レールを引き抜いた表面、切断1スパン短縮してPecoレールを通して使います。
余裕見て切断した面をヤスリで仕上げ1スパン短縮接着しました、拡大写真では誉められた出来栄えではありませんね。
1スパン短縮品は支間59mmで目標50-55mmを超え、現場確認では長過ぎてNGでした。 2スパンでは短いのでセット残り1個を1.8スパン短縮して支間49mmにしました、目標に1mm足りませんが何とかなります、次に素っ気ない外観が気になりました。
【TMS 1963年7月号トラフガーダー記事より】
トラフガーダー橋と言うと稲妻型補強を入れたこのタイプを連想し、飾り気のないTOMIX製品形状は、設置時に良く見えるだけに気になり、補強鉄骨追加を検討しました。
【同上】
同記事にはTOMIXがプロトタイプにした様な実例写真がありました。 あるべき物がないと何とかしたくなりますが、機能的な不足がないと解り、下手な追加工は中止しました。
①橋梁には橋脚が必要で、KATO高架線路用橋脚余剰品から作ります。
②6対4の比率で縦割りし6の部分を使います。
③元色は明る過ぎ、プラ打ちっぱなしの表面質感も嫌なので、小さな擁壁と同じ少し明るいグレーを吹きます、TS-66呉海軍工廠色という日本海軍艦艇模型用塗料です。
④塗装完了、少し暗くなり質感も改善しました。
地面と合わせてないので大雑把な様子見ですが、枕木高加えてほぼ寸法合ってます。 本来は地面に橋脚が立ち橋梁が乗りますが、ここはスタイロフォーム地面先行製作なので、橋梁に橋脚がぶら下がる形になります。
正面から見るとトラフガーダー橋でなくてはならない地形になってます、デッキガーダー橋では桁下が低く増水時に流されてしまいます。
切り貼り加工隠し目的で、元キットとほぼ同色で塗装しました。
吹き曝しの鉄橋らしくウェザリングし、色味が良く解る太陽光の下で撮影しました。
掲載写真整理してたらアリャリャ、橋脚高さ表示残ってました、削って再塗装しました。
ではまた。