Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

信州花便りー3 桜と蒸機の思い出後編

4/11(月)に撮影した表題の後篇です。 気温が高かった週末に比べ、この日は11度、翌12日朝は氷点下まで冷え込み、咲いたばかりの白木蓮はすべて茶色に変色しました。

諏訪湖から上川を4km遡った地点です、先週開催された御柱祭山出し祭川越し会場の下流に当ります。 広い河川敷がマレットゴルフ場になっており、連日賑わっています。

スイセンと桜が同時に見頃を迎える、標高800m近いこの地ならではです。

両岸堤防道路はそれぞれ一方通行で、通称『通勤バイパス』と呼ばれています。 道路に覆いかぶさる桜並木を通勤路にする人達は、「蕾が膨らんだ」「蕾が色付いた」「2-3輪ほころんだ」「もうすぐ満開」と、春の訪れを実感する事ができます。

桜は陽光の元、青空をバックにするのが一番映えます。

堤防下の生活道路には、この時期だけ夜桜見物用の照明が取り付けられています。

諏訪湖畔満開、上川土手満開直前でしたが、50-60m標高が高い茅野市の桜名所「運動公園通り」はこの状態、5-6分咲きでしょうか、今度の週末が見頃になりそうです。

JR茅野駅前広場に静態展示されているC12 67です、昭和7年製、昭和48年廃車とありました。 テンダー化したC56なら小海線でお馴染みでしたが、現役C12を見た記憶がありません。 10年程前、中央東線上諏訪をC12が走行していました、甲高い汽笛と軽快なドラフト音を聞きました、ネットで調べましたが、何のイベントだったのか解りません。 説明文を読むと、戦前市内の鉄鉱石鉱山がら茅野駅まで専用軌道を敷設してC12が戦時資源輸送を行ったそうで、その様な歴史を初めて知り、静態展示の理由も解りました。 

サボが付いており、上諏訪機関区所属だった事が解ります。 「入3」は入替3号機の意でしょうか?、松本電化以降廃車まで8年も入替機として稼働した?、謎です。 昨年発売されたKATO製C12を入手してあります。 馴染みは薄くとも露太本線入替機、区間列車牽引機として似合いますし、また時代設定を10-15年遡って、混合列車を牽かせるのも面白い等と考えています。 スノーブロウ取り付けとバック運転用カプラー交換をして試運転しましたが、そのまま箱へ逆戻りしています、出番はまだ先になりそうです。


ではまた。

信州花便りー2 桜と蒸機の思い出前編

工作が思う様に進まないので、花に鉄分を加えたお話で時間稼ぎさせていただきます。

先週のローカルニュースで松本城の桜は週末が見頃と報じていたので、諏訪は次の週末だと思っていました。 4/9(土)は5月中旬並みの気候、20度に達し諏訪湖畔の桜が一気に開花しました、例年より一週間から10日早い開花です。

諏訪湖には堤防があります、盆地の水がすべて集まり出口は天竜川だけなので、筆者が暮らした30年間で3回大きな水害が発生しています。 堤防上はジョギングロードになっており、毎年秋に諏訪湖マラソンが開催されています。

この日(4/11)は風が強く岸辺に白波が立っていました。 ところで皆さん、諏訪湖の水深ご存知ですか?、山に囲まれた田沢湖や十和田湖を連想しがちですが、何とたった7mしかありません。 武田信玄の時代には広大でしたが、山から運ばれた土砂で浅く小さくなり、やがて湿原になる自然の営みを、諏訪市が観光資源を守る為に浚渫しています。 遊覧船が沈んでも大丈夫、白鳥丸の頭は水の上という笑い話があるほどです。

湖畔公園にD51 824が静態展示されています、昭和24-39年上諏訪機関区所属、松本電化に伴い長野機関区へ転籍、昭和45年8月廃車とありました。 電化前の中央本線・篠ノ井線で活躍した蒸機です。 筆者があちこち出かけ始めた昭和40年代前半、時刻表片手に蒸機牽引と見当をつけ、見慣れたD51、C58だとガッカリしたものです。 お目当ては8620、9600、C57あたり、廃車直前のE10、C54を見に北海道へ出かけた事もあります。

皆さんのブログを拝見すると、現役時代の蒸機を知らない方が多く、歳を感じます。 無煙化達成時筆者は25歳、10年の時間的余裕がありました。 一回り若い方は、幼時の記憶はあっても、親が一人旅を許す頃は全廃後、無理もありません。 当時ガッカリしたD51ですが、風景再現に一番似合うのも事実です、露太本線には2両在籍しています。

蒸機の静態展示はどうにも好きになれません。 機械油で鈍く光っていた動輪やロッドは死化粧され、煤や埃にまみれながらも力感や躍動感が伝わってきた罐は静かに佇むのみ、スチームの息吹は元より、臭いや熱気は望むべくもありません、存在感がありません。 「無残」という言葉を思い浮かべてしまいます。

年寄りのくり言と思い出話にお付き合い頂き、ありがとうございました。


ではまた。

消防屯所の再製作ー2 照明モジュールの製作

消防屯所に組み込む照明モジュールの製作です。

1.2tユニバーサル基板を屯所の幅目一杯、屋根のリブに当らない形に切り出します。

床側にコの字型の配線を逃がす切り欠きを設けてあります。

仮組みして様子を見ます、問題なく収まりました。 ベース床には2.5x8mmの配線引き出し用角穴を空けました。 ユニバーサル基板は背面の遮光を兼ねています。

最終的な火の見櫓と消防屯所の照明回路です。 赤色灯の光ファイバー照明と屯所内照明のバランスから5mA程度を狙い値にしました。 火の見櫓は明る過ぎるので、電流を絞ることにして、100本100円で袋買いした抵抗から820Ωと10KΩを使って設計しました。

上図点線内の部品をユニバーサル基板に実装し、3端子4結線で構成します。

ユニバーサル基板の上部に3225チップLED電球色を半田付けし、アノード側に820Ωと10KΩを、カソード側に820Ωをそれぞれ縦配置で半田付けします。 抵抗の下側は配線引き出し用に複数ランドに半田盛りします。 接続確認後に抵抗器を塗装すれば、窓越しに屯所内消防装備品に見えるのではないかという魂胆です。

この回路を使って火の見櫓照明の様子を見ます。 大胆に低輝度化しましたが、望楼壁の透けがなくなり、暗くて見えない事もなく、まあこんな物というレベルになりました。

次は消防屯所の点灯試験です。 仮組みした屯所に消防車を入れ、明るさ、色味、遮光、窓から見える内部の状態をチェックします。 この状態で屯所内の消防車と照明回路抵抗器が見えています、壁の色は少し明る過ぎたかもしれません。

レイアウトルーム照明を消し、各項目をチェックします。

①明るさ:充分、他の対策で輝度を落せば何とかなるレベル。

②色味:もう少し赤味を増やしたい、輝度低下策と合わせ技で対策する。

③遮光:足元OK、屋根は軽い対策でOK、前面屋根すき間の漏光は厄介な問題。

④窓越し内部景観:目視で消防車が良く見え、照明基板は以外に目立たない。

最大の問題は前面光量制御、扉すき間からチラッと見えるのはOKですが、鉄の扉自体が闇の中で光っては話になりません。 頭の痛い問題が見つかりました。

ここで仮組みをバラし、部品ウェザリングを行います。 屋根裏をフラットブラックで塗装し、屋根と屯所をウオッシングした後、フラットアースでウェザリングしました。 屯所内壁はウェザリングマスターで暗目に汚すだけで留めています。


ではまた。