Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

給水塔 照明製作前工程

給水塔は照明製作しないと先へ進めない状態です。 当社の柱設置街灯は全て蛍光灯式想定で製作してます。 中山平/倉元駅舎入口灯や下写真の病院門灯などの白熱電球想定照明は全て光ファイバー導光方式で、傘の付いた白熱電球街灯製作は今回が初めてです。

視力低下し工作力低下した現状でどうやって作るか頭が痛い問題です。 LED照明付き拡大作業台使用は大前提ですが、それでも足りず近接撮影写真拡大確認しながらの工作です。 顕微鏡写真の様な画像が連続しますが、製作ステップ通りですのでご了解ください。


◆白熱電球街灯の製作
まずはポリウレタン線をショートさせない傘作りから、上手くできなければ蛍光灯式に変更するしかありません。 時代設定的にOKですが片田舎の駅には白球電球が似合います。

今度は加熱整形0.3tプラ板に穴を空けずに3mm穴空けポンチで打ち抜きました、3個から2基分の予定でしたが2個穴空け失敗、1基先行製作です。

当社使用小径ドリルは0.5mmから1.4mmの10本組、写真は第2世代です。 0.5mmは長期間使用してるピンバイスのチャッキングが悪く使い慣れた0.6mmで傘の穴空けをしました。

傘径が3mmなのでこの様に穴を空けLED±リード線を通す算段です。

【リード付LEDウオームホワイト】・・・秋月製品ページより
現在販売中のリード付LEDは電極に短いリード線を半田付けしてからポリウレタン線を半田付けする構造に変更され今回の用途に使えません。

【給水塔照明に使えないリード付LED】
大量在庫してるポリウレタン線直接半田付け旧品を選別して使います。 例えばコレはポリウレタン線被覆なし部が長くNGです、片側電極半田量が多いのもマイナスポイントです。 眼とウデが良く自分でチップLED半田付けできれば問題になりません。

【給水塔照明用選別リード付LED-A】
ポリウレタン線被覆なし部が短い物を選別して使います、両電極半田量もほぼ同じです。

【給水塔照明用選別リード付LED-B】
もう1本にはコレを選びました、ポリウレタン線被覆なし部が少し長いですが、半田量が均一でリード線塗装で絶縁取れそうだからです。

選別LED-Bに傘を通しました。 写真上側のリード線被覆なし部が長く半田が乗ってるのでショートしたら点灯しません。

LEDリード線を面相筆でニュートラルグレイ塗装しました、気休めかもしれませんがね。

便利ツールとして使用してる黒い瞬着の出番です。 1年以上使用しなかった2本目は硬化して使えず3本目購入、固着時間が4-5時間と長く、硬化スプレー噴霧ですぐ固着、固着後削り加工が容易な特長を備えてます。 写真右が主剤、左が硬化スプレーです。

ほんの1滴紙の上に出して爪楊枝の先でリード線貫通部と2本のリード線まとめる部分に塗ります。 適度な粘度があり盛り上げも可能です。 塗った後硬化スプレー1吹きで瞬間固着します。 写真右がLED側、リード線穴から黒い終着が漏れ出てますが許容内です。

100kΩ/12Vで点灯試験します。 0.1mAなので点灯確認できる程度の輝度、点灯しました。 照明は一旦ここでお休み、柱加工へ移ります。

【『給水塔 何を作ってる?』より転載】
2ヶ所の照明柱の一方は電柱、他方は電柱から配線された行き止りの照明ポールです。

➊柱には外径1.2mmの真鍮パイプを使います、実寸18cmでスケール通りの太さです。
➋内径は0.8mm、つまり肉厚0.2mmのパイプです。
➌43mmと35mmの2本切断し、端面ヤスリと0.8mmドリルで内面のバリ取り仕上げです。
➍1端から7mm位置を小丸ヤスリで少し平らにし、0.7mmドリルで貫通させました。

➊柱2本にポリウレタン線±2本を通す穴が空きました。
➋どのメーカー製品か不明ですが、粗忽者筆者が折った径1.2mmの電柱です、建て替えて先端だけこの用途用に保存してました。
➌0.8mmドリルで穴を空けます、残り肉厚0.2mmなので中心にです。
➍0.8mm真鍮線先をサンドペーパーで磨いて挿入瞬着固定します。

0.8mm真鍮線埋め込み電柱先を短いパイプに挿入瞬着固定すると、高さ半分強の位置に街灯を付けた径1.2mm電柱が出来上がります。 電球取付、塗装、土台取付、電気配線の工程ですが、もう1個必要な電球を傘打ち抜きから作らないと先へ進めません。 Hyper-G Evoメイン基板2枚同時製作は大正解、ヤレヤレ、また金槌でガンです。


ではまた。

4月結果分析とアクション

先月2022年4月は拙ブログにとって特異な月でした。 開設後6年4ヶ月になりますが、1年ほど前から月間アクセス減少傾向にありました。 28日間の2月が2万/月割れの危機でしたが何とかクリア、それが小の月とは言え4月18,500弱と完全に2万/月を下回ったのです。

最近7ヶ月の月間アクセスは以上の通りで、1年レンジで見ても2.5万/月前後で推移してました、2万/月を割ったのは恐らく4年振りであり、何が起きたのか気になりました。 拙ブログアクセス減をネタにするのは少々気が引けますが、お付き合いいただければ幸いです。


ブログアクセスは現在/過去更新総和の情報価値を表す指標と考えており、責任は100%管理人に存し、ブログ運営会社やましてや読者に苦情を言う性質の物ではありません。 しかしこれまでにない現象に遭遇すると、分析好きの筆者は『何故?』と確かめたくなります。

これまでは節目の累計アクセス到達に着目し、例えば10万アクセスに何日/何更新の見方をしてきました。 複雑形状物体が切り方により全く別の顔(切口)を見せる様に、視点を変えると見え方も変わるのは良くある事なので、月次アクセスで実績を見直してみました。


☆開設から満2年まで
2万/月割ったのは4年振りは感覚的な物で、いつ2万/月に到達し、いつから2万以上/月を継続してたかも定かではありません、月次アクセス軸で履歴を見直すと興味深い結果でした。

➊解説-半年
レイアウト製作決意は2012年春、設計/ストラクチャ先行製作を経て1年後建設着手、ブログ開設はその2年半後、筆者65歳の時です。 仕事時代の仲間、遊び仲間、定年退職後の地域の仲間は居ても鉄道模型の仲間はゼロ、建設着手前後からレイアウト製作ブログは見てましたが、国鉄時代ローカル線風景にしか興味のない筆者の居場所はなさそうでした。


おっかなびっくりのスタートでしたが記事公開にアクセスの形で反応が返って来る、ポイントが入りランキングが上昇するダイレクト感にハマりました。 最初の1ヶ月で20更新3,500アクセス、どうやったらアクセスが増えるのか?、認知度上げるには手数と考えました。

2ヶ月目から6ヶ月目までで91更新ですから18更新/月の速射砲でした。 ブログ開設前から建設記配信してた仲間の応援、レイアウト製作偏重ポイント配分、風変わりコンセプト認知度も高かったのか、開設6ヶ月目に1万/月の大台に到達しランキング1位に躍り出ました。


➋半年-1年半
半年後からの1年で121K、1万/月ペースの水平飛行です。 ブログネタ探しに苦労した時期で、『鉄の履歴書』や『静態保存蒸機探訪』シリーズ、延伸線ストラクチャ製作で食い繋ぎました、今日に至る『半世紀前の鉄道雑誌』もこの時期苦し紛れに始めたシリーズです。


➌1年半-2年
開設1年半までにブロ友がボチボチでき、それを広げるにはアクセス/ランキング維持が必要と思ってました。 慢性的なネタ不足に苦しんで打った博打が大きな転機になりました。

【1年8ヶ月目更新】
実質的に拙ブログ初の電気関連記事です、数回電気関連記事公開しても反応ゼロだったので、迂闊にも筆者得意電気分野に読者ニーズがあるとそれまで気付いてなかったのです。 実際は難しくて解らないからの無反応で、易しい解説には高い読者ニーズがありました。

【1年8ヶ月目更新】
矢継ぎ早に公開の電気関連記事に、公開5年近くでなお週間アクセスランキングBEST10に留まり続けるこの記事も含まれます。 電気関連記事シリーズ公開でアクセスは急上昇、1年11ヶ月目に1.5万/月を超えました。


☆開設2年から4年まで
電気関連記事でネタ不足地獄を脱した拙ブログ快進撃時期が続きます。

➊2年-2年半
1年11ヶ月目の1.5万/月は通過点に過ぎず、その4ヶ月後2018年3月に2万/月を超え2022年3月まで継続しました。 4月の2万/月割れは実に4年2ヶ月振りで筆者直感は当ってました。


➋2年半-4年
アクセスはその後も増加し、2年11ヶ月目2018年11月に3万/月を超えました1,000/日は驚きでした。 その後も3ヶ月に1回程度3万/月を記録しましたが定着せず2.5万前後/月で推移、4年目後半の電気関連記事はレイアウト制御で難解だった様で少しペースダウンしてます。

その頃視力低下が進んで他に熱中できる趣味を持たないとの危機感から俳句を始め、その時間捻出の為に累計80万アクセスに到達した2019年11月から原則中2日更新へ移行しました。 当然IN/OUTは2/3に減りましたが、PV/ブログアクセスは変化なしの意外な結果でした。


☆開設4年から現在まで
中2日移行後のアクセス減対策として、muragonオーナー村内氏から頂戴した助言コメントに従い、公開記事のテーマ毎リンク集『露太本線ブログINDEX』をリリースしました。

➊4年-5年半
中2日に更新頻度を落としたにも係らずその後1年半で551K、平均3万/月を超えるハイペースでアクセスが伸び、100万を軽く突破しました。 拙ブログ絶頂期の1年半でした。


➋5年半-現在
開設5年半2021年7月頃からアクセス減が形として現れたのに気付いてました、その象徴的出来事が4月の2万/月割れです。

従来の見方10万単位の所要日数/更新数でも1400K以降のアクセス減が明らかです。 2万/月以上に何の意味があるかと問われれば返答に窮しますが、少しでも元に戻したく、原因分析し挽回策を講じたいと思います。

考えられる要因は以上の通りです。 中2日移行後1年強で9件のリンク集をリリースし高値安定アクセスに効果がありました、今年2月の『ブログ記事メンテ』で改訂しましたが賞味期限切れアクセス減があるかもしれません。 影響はわずか主因ではないと考えてます。


中2日移行後の5年目と6年目では年間更新数が10%強違います、いくら過去記事アクセスが多くてもこれはダイレクトに効くので大きな要因です。 また、目標達成の中だるみで低下気味の筆者モチベーションが記事に顕れアクセス減に繋がってる事も十分考えられます。

2月にギリギリ2万/月クリアした時、最近アクセス増ツールとしてリリースされたハッシュタグ機能使ってないと気付き付けまくりましたが、これが要因とは考えられません。 結局は良く解らないのですが当面は以下3点を試行(悪あがき?)する事にしました。


➊月間約12更新の5年目レベルに引き上げる。
更新頻度低下でアクセス減が分析で解ったので少し増やし元に戻します。
➋参加サブカテゴリー追加
『レイアウト製作』90%、『鉄道模型』10%を『レイアウト製作』70%、『鉄道模型Nゲージ』20%、『鉄道模型』10%に変更します。 いつかはレイアウト製作と考える潜在顧客が居るサブカテに新着記事掲載し掘り起こす期待です、ランキングよりアクセス重視です。
➌記事ボリュームにこだわらない。
拙ブログ記事は文字数/画像数共にボリュームが重いので、負荷を増やさず更新数増やすには、1記事ボリュームにこだわらない事にします。 つまり手数で勝負で、今月から実施してます、結果はどうなる事やらです。


ではまた。

Hyper-G Evo➏メイン基板製作 その3

Hyper-G Evoメイン基板が完成に近付いてきました。 昨日、Hyper-G高性能/高機能電源『露太本線ブログINDEX』にHyper-G Evoメイン基板製作法を追加掲載しました。 本記事も追加掲載します。

電源製作意思のない読者は全く興味を持てない内容で、それが不人気の理由と承知してますが、製作意思をお持ちの読者及び将来思い立つ方には重要情報になるのでまとめます。


3-6.基板左端下側の部品実装
高機能電源は速度計用9V電源、高性能電源は速度調整回路の部品実装をするエリアです。

オペアンプIC5番ピンの33kΩには苦い経験があります。 Hyper-G製作サポート(現在は行ってません)依頼を受けたFさんの事例です。 なお左下9V電源部は高性能電源では速度制御VR実装位置になります。

筆者製作基板の矩形波と三角波は以上の特性でしたが、Fさん製作基板は電源側33kΩの実測値32.7kΩ、GND側33kΩの実測値32.2kΩでした、部品許容差±5%以内のわずかな差です。

ところがこの0.5kΩ差で三角波平均値が1V低下し、三角波Lレベルが矩形波Lレベルより低くなってしまいました。

矩形波LレベルはオペアンプIC飽和電圧で決まっており、これを下回った三角波が歪み始めてました、ここを使う常点灯に悪影響を与えるので製作情報を選別使用に変更しました。 ある確率で発生する設計上の問題をFさんに教えていただいた訳で大変感謝してます。

メイン基板2枚製作用に同抵抗値2ペア必要です。 何本計測すれば揃うかと5本取り出して計測した処、非常に差が少なく➊と➍が32.5kΩ。➋と➎が32.7kΩで簡単に揃いました。

➊同抵抗値ペア33kΩ2本と上下連絡GNDジャンパー線を挿しました。
➋抵抗足曲げ半田付けしてGNDラインの容量強化です。

次の9V三端子レギュレータは過去に入出力逆実装のミスを犯してるので再確認します、型番印刷面から見て左側が入力、右側が出力です。

➊三端子レギュレータを正しい向きに、電源ラインジャンパー線2本を挿しました。
➋上下連絡電源ラインと下側電源/GNDラインを容量強化しました。
➌GNDジャンパー線と9V電極、100μFアルミ電解コンデンサを挿します、コンデンサ⊕側のジャンパーを省略し、裏面で接続します。
➍三端子レギュレータGNDラインとアルミ電解コンデンサ⊖側は足曲げし容量強化です。


3-7.パイロットランプ回路の部品実装
Hyper-G Evo メインボード部品実装は基板左端上を残すだけです。

パイロットランプ回路は機能的にラッチ回路近くにあるべきですが、大変込み合っており元位置から移動不能で、ジャンパー線を使います。

➊緑LED電極、33kΩ、2.7kΩ、電源ジャンパー線を挿します。
➋電源ラインは足曲げ半田付け容量強化です。
➌赤LED電極、33kΩ、足加工2.7kΩ、GNDジャンパー線を挿します。
➍半田付け余分カット、パターン半田濡らしで容量強化はありません。

トランジスタ2SC1815を挿し半田付けします、基板反対側の3個とは逆向きです。 足加工2.7kΩ電極に被覆線のジャンパー線を半田付けします。

ジャンパー線は基板反対側の電源入力足加工電極に半田付けします。 ショットキーダイオード足を使い位置決めしました。

Hyper-G Evoメイン基板2枚が完成しました、半田ブリッジショートはないと思いますが、全ヶ所確実な半田付けは自信ありません。 自分で書いたテスター非通電試験から動作確認するのが次のステップです。


◆祭りの後、跡かな?
前回、前々回に紹介した当地の伝統行事御柱祭が無事終了しました。

【5/7御柱里曳き祭曳行露】
5月7日ホームセンターに買物に出掛けると、3日前と4日前に各4本を曳行した街道に痕跡がハッキリと残ってました。 各柱最後尾には掃除係が配置され、曳行後の木屑等を掃き清めますが、10トン近い重量物を引き摺ると道路にこれだけの傷が付くのが避けられません。


ではまた。