Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

春ですね~

来月句会の兼題は「耕」または「田打」、「春耕」「耕人」「田を鋤く」「田起し」も子季語として使えますが、農業経験なしの傍観者で実体験がなく少々困りました。

材料はないか、着想を得られないかと天候に恵まれた3月18日、長距離散歩コースに出かけましたが、水田は冬越し姿のまま、まだ準備作業さえ始まってません。

見渡す限りの水田に農作業姿はありません。 それもそのハズ、例年田起しは連休前後、いくら暖冬でも1ヶ月以上早まる事はないでしょう。 農業担い手不足が進み、年々冬支度省略の刈りっぱなし水田が増えてます、ここもそうです。

用水路水量は真冬より多いものの農繁期の半分以下、上流堰で取水した大半を川に戻し絞ったままです、この時期水路掃除してるかもしれません。

粉砕稲わらを鋤き込んだどこの畑も冬越し姿のまま、早く植えるジャガイモも来月に入ってからでしょう、まだホームセンターチラシに種イモ出てません。

記録的少雪で雪かき楽で大助かりでしたが、蓼科山(左)と北横岳(右)はまだ雪景色、俳句ネタ探しは時期尚早と諦めました。

この時期農家の方が遊んで暮らしてる訳ではありません。 前出水路掃除等共有施設の維持管理作業の他、野菜苗を栽培してます、これが畑に定植されれば次は稲の苗かもしれません。 積み上げた毛布が寒い時期からの作業を物語ってます。

原村は高原野菜で裕福な村で、ライオンズクラブ設立時の入会基準が資産3億円以上だったとか。 大型農機だけで軽く1億円超えそうな大規模農家の駐車場、全部駐機と思ったら2台出てました。 眼に付きませんでしたが、どこかで作業してた様です。

原村は牧畜も盛んで中小牧場があります、これは小の部類で畜舎1棟だけです。 北海道に比べたら丸でNスケールの様な小さなサイロが二つ、生き物相手は年中休みなし、旅行にも行けない大変な仕事です。

前写真に写ってるご主人がトラクターを引き出した処だったので『この時期にどんな作業されるのですか?』と伺ったら、『トラクターが売れたので届けに行く』が答でした。 農機売買は農繁期を控えた時期が盛んなのでしょう。

この付近から南東に富士見パノラマスキー場が見えます。 自然雪パウダースノーが売りの白馬方面は外国人比率が高く少雪とコロナウィルスで大打撃です。 日帰り客が多い人工雪のここも最後の掻き入れ時この連休はガラガラだと思います。

東京では3月14日に桜開花しこの連休にほぼ満開だとか、例年桜トンネルになる場所に寄ってみましたが蕾さえ膨らまず色付きもなし、早くても4月中旬でしょうね。

【2019.04.29更新より転載】
調べると桜が早かった昨年でも4月末でした、標高1,000m近いので無理もありません。

帰り道、散歩で仲良しになった90代半ばカラオケ大好き現役農夫Mさんのトラックがハウス前に停まってました。 ここしばらく散歩サボったので顔見てません。

ハウス覗くと3棟目までセロリの植付け終わってます、 昨年の記録見ると4月上旬ですから半月早いです。

Mさん4棟目奥の方でセロリ植付け準備作業中、声を掛けるのも悪いので、そのまま引き上げました。 この方から弱音を聞いた事がなく、ご長男は設計事務所経営で筆者と同年、40代のお孫さんが後継ぎ、百歳過ぎても現役続けられそうです。

振り返ると八ヶ岳主系列の峰々に霞が掛かってました。 先月句会から拙作。
『浅春や真白き峰々(ねね)は翼張り』

帰宅すると先日ほころび始めた小梅が、この日の温かさで3-4分咲きになってました。

隣の本梅はまだですが蕾が膨らみ色付き始めてます。

温かければ何でも成長が早いとは限らず、フキノトウは1ヶ月遅れで顔を出しました。 ある程度寒くないと、あるいは寒暖差がないと出るタイミングを失うのでしょうか。

2歳半になったハナちゃんは晴天日指定席で日向ぼっこ、この子と同居してから夫婦宿泊旅行一度もしてませんし、外出機会も減りました。 それだけに先日コロナ禍で中止した高松への旅行、惜しい事をしました。


3月句会はメール句会、「高齢者」「大人数」「飲食を伴う」全てのキーワードに合致する高齢者クラブのイベントも中止しました、早く収まって欲しいものです。


ではまた。

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