Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

DCCに想うこと

現在連載中のPWM電源製作講座は、DCCを採用されている方には全く興味がないテーマだと思います。 筆者がアナログでやろうとしてる事をDCCはデジタルで実現可能だからです。 購読ブログの感触からDCC普及率は10-15%と推定しています。

鉄道模型再開=レイアウト建設予備調査開始時の2012年にDCCを知りました。 驚きは全くなく、先端技術⇒産業技術⇒民生技術の流れから至極当然と感じました。


仕様と規格を調査すると1970年代末に試行錯誤が始まり、その後統一規格が成立した事、国内ではKATOが扱っていると知り、建設の前提条件として検討しました。


★メリット評価1:同一路線複数列車運転

DCCの最大メリットは同一路線複数列車運転が容易に可能な事と理解しました。 運転会などで長大エンドレスに2列車以上運転をアナログでやると非常に大変なのです。

露太本線は単線エンドレスに複数列車運転、2人運転の機会が多ければメリットになりますが実際は滅多になく、のんびり列車交換や待避ならアナログ方式で対応できます。

またグラス片手に走行する列車を眺めるのが好きならメリットになりますが、当社の場合DCCはむしろ運転の楽しみを奪ってしまうと感じました。


★メリット評価2:サウンド制御

調査時に汽笛や走行音付きの蒸機動画を見て、技術的には驚かなくとも鉄道模型もついにここまで来たかと感動しました。 しかし16番しか搭載できないと知りガッカリ、N搭載可能だったら、このメリットを得る目的でDCCを採用したかもしれません。


【追記訂正】7/3『Pianoriseさん』から指摘がありN用サウンドデコーダが調査3年前2009年にリリースされ入手可能だったと知りました、筆者調査不足でした。


★メリット評価3:ライトとポイント制御
ライト制御は言わばオマケ機能でメリットは感じませんでした。

分岐数20、ダミー使用を含め連動やスプリング化で減らしてもポイントスイッチ11個、当社のメリットは切替操作軽減よりスイッチ配置スペース節約でした。 しかしポイント改造してまで採用する意味は見出せませんでした。 ポイントを含めDCC化されてる方の比率はどうなのでしょうか?、意外と高くない様な気もします。


★気付かなかったメリット:電気技術フリー
DCCを検討した当時の筆者頭の中には『鉄道模型を趣味にする人は一通りの電気知識を習得してる、そうでないと走らす事ができない』というカビの生えた常識がこびり付いていました。 そうではないと100%理解したのはつい最近、昨年春です。

DCCはポイントを非選択モードで繋ぎ、全線給電すればショート防止ギャップ、電気ブロック区分の運転ギャップ設置や、その他の煩わしい電気配線から開放されるメリットがあります。 リバースやターンテーブルにも対応してます。 DCC採用者の中には電気技術フリーを主目的、あるいは第二の目的にされた方も多いのではと思います。


★今後をどう見る?
過去30年間、デジタル技術は利用価値のみを享受する事を可能にし続け、消費者はその環境に慣れ親しんできました、その流れは変わりません、従ってDCCは今後普及すると思います。 レールは既に、車両もDCCフレンドリー製品が更に増加するでしょう。 価格がハードルの要素はありますが決定的要因ではないと思います。

むしろDCC化する為にユーザーが手を加える部分が多い事が普及の妨げになっていると感じます。 ゴールは買って繋げてすぐ遊べる、勿論小学生でも。 普及率との兼ね合いですが、DCCがアドオンモジュールからオールインワン完成品になる時が流れが変わる潮目と見ています。 『面倒なしで楽しめる』これ以上の顧客価値はありません。


露太本線ほぼ廃線間違いなしの30年後にはDCCが当り前、『今時アナログで走らせてんの?』なんて会話が交わされてるかもしれません。 そうなると筆者開発電源は『ヘーッ、昔はこんな面倒なモン作ってたんだ』と骨董品になってるのでしょうね(笑)


ではまた。

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