Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

信号扱所の製作⑥梃子ユニット完成

梃子ユニット製作3回目、完成に漕ぎ着けたいと思います、安易なポイント梃子位置選択で整合性に困りました。 引上げ線場内信号機が進行で上り停車列車到着待ち状態なら、下り方本線ポイント反位で引上げ線に開通してなくてはなりません。

実際配置に則し左端①②番を上り出発線用とし、中央4本を両渡り線ポイントに割り当てると、信号⑦反位とポイント⑥反位が整合します。 ⑦⑧が構内分岐と駐在所用も操作性が良さそうです。 しかし出発線構内ポイント②反位の整合が取れません。

無理やり整合させるならポイント梃子①を駐在所②を構内分岐とし、引上げ線から1番線進入の準備をした想定が可能ですが、①②と⑦⑧の実際配置と逆転してしまいます。

ウダウダ悩むより直せ!とばかり接着塗装した②梃子をこじるとボロリと外れました。 梃子曲がりはありませんが、外した跡は当然黒色塗装が乗ってません。 面相筆でタッチアップし梃子棒を定位に接着固定、先を考えぬ工作でとんだ回り道をしました。

梃子札は全て3文字で上の様に決めました、シールを作成します。

シールはいつものパワーポイント版下・写真撮影・フォトプリント法で作ります。


①1階壁はステッカーだけのつもりが腰板含め壁全体に、結局塗装は無駄でした。 休憩室には平凡パンチグラビア、男の職場でセクハラなんて騒がれない時代です。
②休憩室壁には勤務シフト表、早番、遅番、宿直の3交替です。
③信号機梃子札は上り下りで色分け、内外壁に貼る看板も一緒に作ります。
④もっと楽な方法があるかもしれませんが、デジタル画像処理に疎く、小さな文字を高解像度で出力する方法を他に知りません。

L版写真プリントでシールが完成しました。 画面中央下が予備を含めた梃子札です。 縦一列に並べ、一度に8枚分切る事で幅を揃える作戦です。

裏に両面テープを貼りガイド頼りに幅1mm梃子札を切ります。 少し広いけどセンターが出てる下を使います。 って、写真撮影しないとどう切れてるか全く解りません。

①1枚貼ってみました、何とか許容できるサイズです。
②パイプに両面テープだけは強度不足なので、折ったカッター刃でボンドを極微量掬い、裏のパイプと札隙間に盛ります。
③信号機梃子8本の梃子札を貼りました、もう少し濃い色でも良かった様です。
④ほぼ一日仕事で梃子札をようやく貼り終えました、多少の曲がりは許容、信号掛が手作りで付けたのだからの言い訳です。 このサイズの工作はホントシンドイです。

梃子の握り棒を作ります。
①材料は0.5mm真鍮線、耐水ペーパーでしごいてから22.5mmにカッターで切ります。
②余裕を入れて18本切り、耐水ペーパーで切断面を滑らかにします。
③塗装する為スタイロフォーム片にブスブス、要塗装なのは先端2.5mmだけです。
④♯1500ホワイトサーフェーサーで塗装、溶剤でスタイロフォームが少し溶けました。

0.6mm穴に塗装した0.5mm真鍮線を挿入すると塗料が削れます。 一旦引き出して塗料カスを除去し、ボンドを微量塗って再挿入固定しました。 梃子札貼りに比べればこちらはスイスイ、窓越しに見える風景演出に製作した梃子ユニットで大苦線しました。

多少バラツキはありますが、十分それらしく見える物ができました。

1階壁パーツを貼って完成です、1階窓から機械室扉が見えるハズです。

裏面休憩室の壁に勤務表とグラビアを貼りました。

接写するとこんな具合、高解像度でも職員の名前が読めるかどうかです。


ではまた。

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