Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

ワフ29500室内灯点灯化工作

ワフ29500室内灯点灯化をダイオードブリッジを使わずに実現します、工作が簡単でより低電圧点灯が可能な方法で、低速運転貨物列車に向いているからです。 PWM方式電源でも効果がありますが、通常方式電源の当社ではより大きな効果を得られます。

図の様にLEDを2個使用し進行方向により一方が点灯、一方が消灯する回路構成です、3Vの逆電圧は部品定格内でLEDが破損する事はありません。 抵抗は電気的には1本で動作しますが、構造部品として2本使用します。

作業台厚紙に両面テープ・0.5tプラ片スペーサ・両面テープを貼り重ね、3014チップLED2個をアノード、カソードの向きを逆に並べます。

3kΩ抵抗2本のリードを曲げて電極上にセット、半田付け⇒補強加工⇒取付の工程設計でしたが、初回は半田付け不良、2/3回目は加工中電極剥離してLED6個昇天させました。 この用法に3014チップLEDは補強加工しても電極強度が低く使用不能と解りました。

そこで3528チップLED2個を逆向けにし、3kΩ抵抗リード線を半田付けしました。

電極補強加工として黒い瞬着でモールドしました。 3014チップLED採用時は0.5tプラ板を重ねて接着し強度アップしましたが、3528は厚いのでプラ板なしにしました。

色差しを兼ねて点灯試験しました、電圧7V、速度計表示75km/h、LED電流0.67mAの条件です、小さな暖急車室内には十分な明るさです。

室内灯を設置したい場所付近、下回り中心から少しズレた位置にステーが立ってます。 構造確認するとこのステーが上回り突起に当り車体保持しています。

上回り支持ステー除去は避けるべきなので横を室内灯設置位置に決め、LED電極に負荷を与えない様注意してピンセットで抵抗リード線を整形しました。

LEDが上回り支持ステー横で高さが揃う様に、リード線を上回りに干渉しない通電板内側に半田付けします。

レールに乗せて点灯試験、KATO室内灯クリアは点灯確認電圧2.0Vでしたが、ダイオードブリッジ電圧ロスがないこの方式はノッチON電圧1.2Vで点灯確認できました。 写真の約1.8Vですでに車内を照らしています。

上回りをかぶせ、カプラーを付けて点灯化工作完了、ノッチ1最高速7V、75km/hの条件でヨ5000とツーショットで比較しました。 明るさ色味共にほぼ同じなのでこれでOKとします。 心配したLED厚さもこの低目線から発光面が見えないので問題なしです。

後ろ姿を比較しました。 ワフ29500は室内灯点灯を後方確認できます、ステーが光って柱か煙突に見えます、ヨ5000は部材に遮光され確認できません。 ヨ5000テールライト導光効率の方が高くて明るく、一方天井付近に室内灯漏光があるのを発見しました。


★新しい室内灯の可能性
今回ワフ29500に採用したLED室内灯がノッチON1.2Vで点灯確認でき実用になった事で、新しい室内灯の可能性が見えてきました。

【『KATOキハ52の車両加工⑤』より転載】
KATOキハ52採用の補助灯LED方式は点灯確認電圧2.0V、LED室内灯クリア装着車明るさ均質化に有効な方法です、日程未定ですがキハ181系に採用予定です。 ただし明るさを補助灯へ分配するだけで輝度変化なし、輝度調整にはチップ抵抗変更が必要です。

模型照明の電気講座⑤車両室内灯 後編 - Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記で結論付けた様にテープLED室内灯は最も簡単・確実・安価な方法で、必要に応じ直列抵抗で明るさ調整も可能です。 しかしPWM電源使用が前提条件なので当社は採用できません。

そこでワフ29500方式を拡張してこんな方法どうだろうと考えてます。 テープLED室内灯と比較したメリットデメリットは以下の通りです。


《メリット》
①LED配置自由度が高い。(間隔自由、灯数自由)
②明るさ設計自由度が広い。(抵抗値次第)
③電源方式を選ばず低電圧から点灯し、常点灯域が広い。
《デメリット》
①製作に手間がかかる。
②電力効率が悪い。(同じ明るさを得るのに3倍の消費電力)
③LED固体差が明るさ影響する。(キハ52の異品種実績から許容範囲と推定)


コストは部品選定で逆転もある同等レベル、テープLEDを使えない当社新方式として、近々試験する予定です。


ではまた。