Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

KATOキハ52の車両加工①調査

大寒波襲来、昨日11日はシーズン初の真冬日でした。 さて、1月3日投稿『KATOキハ58リニューアル予約しました』でキハ58車両加工と共に、キハ20系をTOMIXからKATOに置き換えた経緯に触れました、今回はKATOキハ52の車両加工です。

左がTOMIXキハ20、右がKATOキハ52、上回りディテールはほぼ同等です。 大きく違うのは下回り、TOMIXには運転席ラダー・エアホース・スノーブローがありますがKATOは何もなし、キハ58と同じく非常に淋しい口元です。

反対面はTOMIXにスノーブローがなく共に貫通幌が付いてます、何故片側なのでしょう?、両側に付けると急曲線で干渉し脱線原因になるからでしょうか?。 キハ58車両加工時にキハ52も計画しましたが、必要部品が入手できずそのままになりました。

必要部品その1はTOMIXキハ20系用エアホース、TOMIXキハ20写真で解る様に、黒色は実感・存在感共にNGなのでグレーの再販を待って入手しました。

必要部品その2はグリーマックス貫通幌グレー、この様な小物部品が一旦在庫切れになると入手が非常に困難になってしまいます。

必要部品その3はグリーマックスダミーカプラーグレーです。 部品が揃いながら放置してましたが、キハ58車両加工を紹介したので重かった腰を上げる事にしました。

最初に貫通幌は何故片側?、両側付けてカーブで干渉しない?という疑問の確認です。 オリジナルの貫通幌装着面同士を連結しました。 当社標準KATOカプラーN仕様です、直線では十分な間隔があります。

ご存知の通りキハ52はキハ58と同様エンジン2基搭載の為に全長が21.3mもあります。 最初に比較したエンジン1基全長20mのキハ20と比較するとその差は歴然としてます。 全長が長ければその分カーブ通過が苦しくなるので加工前に確認が必要です。

当社最急R315カーブ連続区間は全てトンネル内、線路上空15-30cmの暗い場所ばかりです、唯一撮影可能なループ線トンネル内勾配区間で調査しました。 結果はご覧の通りで余裕タップリです、では貫通幌片側装着理由は何なのでしょうね、解りません。

エアホースを仮置きして位置関係を確認します、キハ20系は運転席・運転助手席扉位置がほぼ対称なので台車マウントカプラー溝にスノーブロー取付可能な様です。

この確認には苦い原体験があります、キハ58編成1号車はOKでしたが5号車脱線が頻発、原因はスノーブローと運転席ラダーの干渉でした。 キハ58はラダー位置オフセットが大きく、5号車は運転席ラダー切除で対策するしかありませんでした。

TOMIXキハ20はカプラーとスノーブローがボディマウントなので走行干渉なしです。

筆者所有TOMIX車両はキハ20系だけなので台車構造調査するとコイルバネ通電でした、KATOと比較し現在連結不能なTOMIXキハユニ26を編成に加える方策検討が目的です。

KATOの台車構造です、TOMIX台車はセンターピン径が大きくKATO車体集電面積が狭いのでKATO車体への装着不能です。 逆にKATO台車はセンターピン径を広げ集電部加工すればTOMIX車体に装着できそうです。 これが可能ならTOMIXキハユニ26とキハ20のKATO混成に道が拓けます、エアコン付きで走行性能が悪いキハ52は廃車します。

エアホース拡大写真です。 筆者はTOMIXの精密成形技術を高く評価してます、非常に良くできてます、電気設計は出鱈目とダメ出ししました(爆) KATO車体に取り付けるには床面側2つの突起とラダー上両側の立ち上がりが邪魔になりそうです。

裏から見ると突起はカプラーポケット取付穴のダボと解りました。

TOMIXキハ20車体を外すと、ラダー上両側の立ち上がりが車体に嵌り込む構造になっている事が解りました。

KATO先頭部の床板室内側はフラットですが、ヘッドライト、テールライトモジュールが上にあり、ダボは逃げ穴を空けるより削り取った方が安全です。

エアホースを車体に合わせてみました。 幅はOKですがラダー上両側の立ち上がりが窓ガラスと干渉して正しい位置にセットできません、これは削り取るしかなさそうです。 TOMIX部品をKATOに使うには大変な手間が必要と解りました、キハ58車両加工はこんな苦労しませんでした、グリーンマックス部品だったと思います。


ではまた。

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