Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

除雪用具を作る

厳寒期に適した小工作として従来線配置と延伸線ストック用の除雪用具を製作します。 諏訪は豪雪地帯ではありませんが、年10回前後の降雪がある我家の除雪用具です。

①硬質プラスチックほうき、昔の竹ぼうきの使い勝手です。 玄関たたき・階段や、アプローチ砂利上に積った雪を除く場合に使います。
②雪かきスコップAタイプ、雪を掬って移動する万能選手、①③と併用します。 先端金具が損耗しており、そろそろ買い替え時です。 
③雪かきスコップBタイプ、一番出番が多くどの家も持っています、道路の雪を押しやると一度で綺麗に除雪できます。 わらぶき農家へ置いた試作品のタイプです。
④通称スノーダンプ、30cm以上の大雪時にブロックで切り出し除雪する体力勝負の除雪用具です。 一旦積み上げた雪を道路下の谷へ捨てる場合にも重宝しています。

今回一番作り易い③と④を製作します。 0.5tプラ板端面1mmライン上に4mm間隔でマーキングし、0.6mmドリルで一旦位置決めしてからおよそ45度の穴を空けます。

試作品のフラワーアレンジメント用針金に替えて0.5mm真鍮線を使い、瞬着量を減らして外観改善する為、一旦新聞紙に溜りを作り爪楊枝先で掬って接着しました。 固着時間が長いこの時期だから可能な加工法です。 上の2個がスノーダンプ用です。

雪かきスコップ柄をマホガニーで塗装してから切り出します。 見た目重視で糊しろを小さくしました、接着前にヤスリで整形します。

4mm幅0.3tプラ板を熱加工します。 上は雪かきスコップ用、3.2mmドリル刃を加熱して巻き付けますが、温度が高いと溶け、低いと元へ戻ってしまうので加減が難しいです。 下のスノーダンプ用は熱容量が大きいヤスリ側面で曲げたので一発で決まりました。

スノーダンプ用を「た625さん」に教えていただき調達した黒い瞬着を開封初使用し、0.3tプラ板に接着しました。 適度に粘度があり硬化スプレーで固着時間を変えられるので使い勝手が良さそうです。

実は加工前に気付いたのですが、もう1mm幅広に作らないと、加工後に取っ手と寸法が合いません。 黒い瞬着接着力を試めす練習台として削ってみました。 ペラペラの0.3tプラ板コーナーにRを付けてもバラバラにならず形を作れるすぐれ物です。 

幅広に作り直して削り取っ手を付けましたが満足できる形になりません、糊しろで取っ手を付ける方法自体に無理がある様です。 背板を0.5tに厚くし整形後に穴を空け取っ手を付けるか、実物同様取っ手金具を沿わす方法でないと製作は難しそうです。


完成した雪かきスコップ5本です、3本はガンダムマーカーイエローで塗りました、この方が目立ちます。 雪が相手で綺麗な物が多いのでウェザリングは行いませんでした。 スノーダンプ試作品は、黒い瞬着を白塗装してから赤く塗ってみました、何とかそれらしく見えます、記念撮影くらいは耐えられそうです。 延伸線用は別法で再製作します。

前回試作品余りの赤色と今回製作黄色各1本を県営住宅に設置しました。 雪国の雰囲気演出小物として似合っていると思います。

機関区事務所に仮置きしてみました。 接触限界標乙号が立ち融雪溝がある北国駅構内に除雪用具がないとしまりません、正式配置は追って考えます。


ではまた。

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