Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

基礎工事ー2 床張り①

床材12mmコンパネを3枚購入し、2枚を450幅x2、1枚を600幅と300幅に裁断してもらいました、職人さん御用達店なので、カット代込み4千円弱でした。 最後の1枚600幅には理由があります、奥行き2000mmに600+450x3で効率良く床張りするためです。


これまで穴はピンバイスとハンドドリル、ネジは時計ドライバーセットと先端チップ交換大型ドライバーに頼ってきましたが、コンパネ床張りに際し電動工具を導入しました。 天井工事や面倒な給電用ギボシ端子基台穴空け省力化が目的です。 これまでは工具置場も省スペースで物を増やせない環境でしたが、延伸線建設で多少余裕ができます。

①左上:購入したトルク管理可能なインパクトドライバー、お値段8千円。
②右上:中身です、重量1.0kg、バッテリータイプは重いので、コード付きを選択。
③左下:5m延長コードと付属ビット及び小型ネジ用交換ビット。
④右下:床張り用3.5x32mm木ネジ、100本と少々。
〆て税込1万円、同等トルク強力バッテリータイプの1/3でした。

床材搬入は昇降階段を収納し、階下から延伸線ブロックへ斜めにコンパネを押し上げた後、昇降階段を下して押し入れます。 450幅は問題なく搬入できましたが、600幅は開口部と延伸線入口部(上下33cm、左右51~77cm)双方共に余裕がなくギリギリ通過でした。 610mmだったら入口蓋外し必要、650mmだったら搬入不能でした。


最初は北側に450x1800mmを東西に張ります。 従来線床とすき間ゼロで位置決めし、電動工具の威力発揮と思ったら大々誤算、ネジ頭が潰れるだけで入りません。 友人大工さんへお助けコール、ネジ山をナメル(専門用語?)のはビットサイズ不適合かトルクのかけ過ぎ、下穴空けなくても行けるハズ、とアドバイスをもらいました。

その後試行しても上手くゆかず、道具は遣い手次第と思い知らされました。 これ以上の迷惑をかけられないので、下穴を空ける方法に切り替え1.5mmから順次試しました。2.0mm、2.5mmと穴径を大きくするほどネジは入りますが完全締め付けできません。 何本も木ネジをオシャカにしては、プライヤーで抜き取りました。 ネジ頭が硬貨の様にギザギザになっているのは、プライヤーで回した跡です。

最終的に、3.0mm下穴と6.5mmザグリで完全締め付けと、ネジ頭が床面に出ない条件出しができました。 大型ドライバーと人力では80%しか入らず、締め付け力が十分高い事が確認できました。 何事もやってみなければ解らないものです。

ハンドドリルで下穴を空け、刃を替えてザグってから、インパクトドライバー低速回転で木ネジ締め付けを繰り返し、450x1800mmを14ヶ所で床桁に取り付けました。

これで延伸線床の1/4弱が完成しました、上に乗ってもビクともしない十分な強度があります。 まだ基礎工事2回ですが、プロセス紹介しながら建設は筆者の場合、倍ではなく4-5倍の手間ヒマがかかります。 しかし記録を残す意味は大きいとも感じています。


ではまた。

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