Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

鉄の履歴書-22 自室にレイアウト基台設置

高校2年冬休み全バイト代を注ぎ込んで自室鴨居上にレイアウト基台を設置しました。 定石通り1x4材を井桁に組み、ベニヤ板を張った1200x2650サイズレイアウト主要部基台です。 450幅周回基台を増設し、4畳半ドーナツ型敷地が完成形、1000x1750人間様用スペースに、踏み台の上に立って運転する苦しい設計でした。


今から思えば材料節約で井桁枠が600x900と大きく、基台支持は棚設置金具4ヶ所で強度不足、ストラクチャ配置や石膏風景製作したら多分歪んでしまう貧弱な構造でした。

【里の秋】
それでも憧れのレイアウト製作へ前進したと喜んでいました。 早速基台上にプラ枕木レールを敷き試運転すると、走行音が井桁枠に共鳴して轟き渡り、ローカル線ムードを吹き飛ばしてしまう事が解りました。 当時はスタイロフォームの様な便利な素材出現前で、解決策は高価なコルク道床しかなく、線路敷設の見通しが立たず途方に暮れました。

部品箱にレイアウト用に入手した3種4個のポイントマシンが残っていました、動作確認だけで使う事はありませんでした。 Nトラ45000と並べるとサイズが解ります。


この基台は線路敷設も風景製作も行われる事なく、数年後の大学生時代、鉄道模型レイアウトへの夢破れ、興味が車に移ってしまった筆者の手で解体処分されました。 それ以降40年間、レイアウトは少年時代の夢の地位から動くことはありませんでした。


ではまた。

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