Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

建設中の東急田園都市線

今年4月、東急田園都市線溝ノ口-長津田間が開業50周年を迎え、様々な記念イベントが行われています。 拙ブログ読者の中には沿線にお住まいの方、または土地勘がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。


昭和40年高校へ進学し、地理部に入部した話を前回書きました。 この年の地理部研究テーマは建設中の田園都市線沿線調査でした、現在首都圏有数の混雑区間ですが、51年前は実にのんびりした郊外風景でした。 筆者が撮影した開業10ヶ月前の写真が残っていましたので、当時のエピソードを交えて紹介します。

沿線調査は溝ノ口から路線バスと徒歩で行いました。 現場監督さんに許可を得て、現場へ入り写真撮影しました。 トンネル手前が梶ヶ谷駅、反対側が溝ノ口方面です。 郊外ターミナル溝ノ口市街から、1kmほど南下した多摩川河岸段丘を潜り抜ける場所です。 ご覧の様にトンネル上部は樹木が伐採されただけで、宅地造成はこれからの状態です。


現在の様子をストリートビューで眺めると、トンネル上部は平坦に削られ、周囲にマンションや住宅が建ち並ぶ台地の中を、トンネルから切通し状に線路が伸びていました。
《Gの利用規約を読むのが面倒なので、SV画像添付は見送ります》

手前が梶ヶ谷、奥が宮崎台、浅い谷を高架橋で渡る部分です、見渡す限り田畑や雑木林が広がり、高層建築物は何一つありません。 高架下の車が通過中片側1車線道路が、当時の国道246号線です、現在の「宮崎団地前」「長坂下」両交差点間に相当します。


SVで場所は特定できますが、面影は全く見い出せません。 前方高架下は商店になり、開業時の4両から10両編成化で、宮崎台駅ホームが高架橋すぐ先まで延長されています。

特徴あるトラス橋で現在地特定が容易な宮前平駅付近です、奥の丘陵は鷺沼方面です。 現在の東名川崎IC-246号線アクセス道路、トラス橋下の道は調査時には砂利道でした、開業時に舗装され、その2年後に東名高速が厚木ICまで開通して大変貌を遂げました。 撮影地点の未舗装坂道は付け変えられ、現在のどこなのかSVでは全く解りません。


この坂を下った右手、駅から徒歩2分の場所にあったわらぶき農家で話を聞きました。 東急が昭和29年頃、この周辺を大規模に買収したそうです、坪500円とのことでした。 土地買収は沿線全域で行われたはずで、正に錬金術だと感じました。 調査資料5万分の1地図で、沿線で町らしい町は元石川町(たまプラーザ周辺)しかありませんでした。


《注》調査時の横浜市港北区元石川町は、緑区、青葉区と区名が変わり、開業後の爆発的人口増加により、美しが丘、あざみ野などが分離独立し、面積が随分狭くなりました。 なお、掲載写真の著作権は筆者に帰属しております。 


ではまた。

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